公演情報
「サンシャイン・ボーイズ」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/03/11 (金) 14:00
座席1階
数年前からカトケンワールドを拝見させていただいているファンの一人として、事務所創立40周年おめでとうございます。役者人生としては50周年ということで、今作でも背の高いイケメン俳優の息子さんと何度目かの共演。パンフレットの文章ではお孫さんもいるみたいな感じで。政治家と違って役者に世襲は似合わないかもしれないけど、事務所が末永く続くことを。息子さんには新たなカトケンワールド(息子は健一ではないからカトケンではないが)を切り開いてほしい。
さて、今回はニール・サイモンの名作とのことで、さすがに熟練、相方の佐藤B作との呼吸はぴったりだ。コメディー界の名コンビと言われながらも内実は犬猿の仲でちょっとしたことで大喧嘩になるという間柄。そのケンカのネタで笑わせるのが主体なのだが、個人的には「大笑い」というところまでいかなかった。
それはきっと、コンビの二人が結構、年を重ねているということと、加藤健一が演じたウィリーが病に臥せってしまうというリアリティー感がある物語であることがきっと影響している。病の床にある人のトークを笑っていいものなのだろうかという、気を回しすぎなのかも。でも何だか、高齢の二人のギャグを見ていて、心から笑えないというか、笑うのだがどこかブレーキがかかってしまうというか、そんな思いで2時間半の舞台を見た。
かつての演目で、レイ・クーニ―の「Out of Order~イカれてるぜ!~」があった。これは本当に大笑いをした。ニール・サイモンとは笑いの質というか、空気が違うのだろうか。
でも、周囲のお客さんは(高齢の人が圧倒的に多いが)結構声を出して笑っていらっしゃった。思い切り笑えないようなもやもや感があったのは、自分だけなのかもしれない。
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったが、レイ・クーニーなど加藤健一得意のシチュエイション・コメディとは大いに違う。元人気コメディアンで今は尾羽打ち枯らしたウィリー(加藤健一)が、かつての相棒アル(佐藤B作)と一夜限りのコンビを組むという話。ところが、この二人、名コンビといわれながら、実は犬猿の仲…。久しぶりに二人が会うと、ホテルでも、テレビスタジオのリハーサルでも、そして病気のベッドの上でも、たわいもないことで言い争いになる。その大人げなさ、意地の張り合いが笑える。なんとなく、加藤も佐藤もおり目正しいコントをやっている。品のある笑いだ。
窮地を脱しようとするあの手この手が、次々裏目に出るようなおかしさではない。
アルがいない場面では、甥のマネージャーや年配の看護師を相手に、言葉でくすぐる笑い。
コントのナース役のグラマーぶりの強調は、一時代前の眼福。テレビのADが加藤健一の息子の加藤義宗だったとは、後で気づいた。