向こう岸 公演情報 向こう岸」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★

    あ~なるほど
    チラシのイメージから想像出来ない作品。前半はだらだらしていて、眠かったです。後半は前半のギャップに困惑。題材は面白く、考えさせられます。ただ演技の方は役者が台詞噛みまくりや、笑わせようとする演技みえみえでいまいちかな?

  • 20090321
    、ン、)ノ プロットはおもしろい。脚本・演出を別の人で見てみたい

  • 満足度★★★★

    観客の向こう岸には
    役者が居て、舞台には観客が座る。
    幕が開いたと同時にドキリ!とした。
    え?!ワタクシ達が座ってるのは舞台だったの?と。
    そして本来観客が座るはずの客席で芝居が始まる。
    劇場をこんなふうに近うのは斬新で衝撃。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    どうやら私達観客は映画館のスクリーンの裏側に居るらしい。(苦笑!)
    だから役者はワタクシたちを観ながら「もう、始まるよー。」なんつってる!(^0^)

    とある映画館に集まったエイズ患者と記者、そして厚生省医薬対策血液課の役人のお話。

    エイズ患者は厚生省の役人に心からの謝罪を要求したが、役人は頑として謝罪しない。したくても出来ない事情があった。一人の意見で行政がどうにかなるものではない。という役人の主張。これはなにも厚生省に限ったことではない。民間の企業だって、似たようなものなのだ。

    差別や偏見はどこの世界でもある。既に君たち感染者に対して国も製薬会社も補償はしている。これ以上何をしろというのだ。君たちは既に「向こう岸」の人間なんだ。と吐く役人。

    立場の差によって向こう岸に居る感染者を対岸のこちら側で眺めていた役人は、やがて自分の愛人がエイズ感染者だったことが解る。仕組まれた愛人だった。役人は自分も向こう岸の人間にさせられた事に気付く。

    最初、コメディかと思いきや、物語はどんどんシリアスな展開になっていく。
    セリフの一つ一つに重みがあり、共鳴する部分も多いが役者の噛むセリフが多すぎて、瞬間、物語がとまってしまう。もうちょっと練習して欲しかったなー。まあ、舞台は生ものだし、役者も人間だから仕方がないけれど・・。

    役人が自分も感染してるかも?と感じた部分の恐怖感は見もの。
    楽しめた!
  • 満足度★★★★

    なにをいってもネタバレに
    舞台のギミックも脚本も楽しめました。
    連休だからか、客席の空席がちょっと目立ったような。
    おもしろいのにもったいない。

    ネタバレBOX

    まず幕が開いたときの、本来の客席を舞台側にした驚き。
    一転、二転、三転する話の進め方、素晴らしいです。

    ちょっと気になるのは「残念な娘」とか、
    偽装で人質を演じてるという役割なら、あんなにぎゃあぎゃあ
    云うかしらん?と疑問。普通だったら怯えて口答えもしない
    「より人質らしい人質」を演じるんじゃないかと矛盾を感じました。

    「強盗が緩い」という意味を含んでいるのかしれませんが
    後半のリアリティを高めるためには、もうちょっと別角度の
    表現があったような気がします。ここを上手に扱わないと
    前半と後半で、別のお芝居に変わったみたいに感じちゃう。

    とまあ、気になる点はありますが満足しております。
  • みた。
    リアリティが無さすぎて何も伝わってこない。
    舞台の使い方◎幕が開いた5秒間のみ楽しかった。

  • 満足度★★★★★

    見応えありました
    「向こう岸」の意味あいに見事に集約されたお芝居で、見応えありました。
    こういう世界観があるという風に提示されると、一瞬驚くが、現状のいろいろな
    報道や発表を評価すると さもありなんと納得する。しかし、向こう岸から見ると、
    とんでもない状況が蔓延っていることがハッキリと浮かび上がって見える。
    被害者としての立場でしか、警鐘が打てないというのでは、芸術の自滅ですよね。このお芝居の一面として、報道の耐え難い軽さとともに、そういうことを
    帰宅までの道々に感じました。

  • 満足度★★★★★

    ここでの評判を見ての観劇
    コメディタッチの入りから重い問題に。

    後半の台詞に印象に残る言葉がいくつか。

    色々考えさせられる内容で心を打たれた。デリケートな題材を良く仕上げてある。

    公演説明の通り、衝撃的!

  • 満足度★★★★

    面白かったです。
    今までの生き方とこれからの生き方をとても考え深い作品でした。
    一日一秒を大切に生きていこうと思わせていただきました。
    ただ、始めと終わりはスピーディでとても面白かったですが、途中話が変るときは少し無理があるのか、中だるみしたのが少し残念でした。

  • 満足度★★★★★

    衝撃的!
    作品のテーマ、セリフ、人物設定、舞台の使い方など、どれをとっても見応えがあり、心に響いた。

    ぜひ観てほしい作品!

    ネタバレBOX

    まず客席側をステージにした舞台を観るのが初めてだったので面白かった。また前半は登場人物の関係性、素性などもほとんど明かされないまま進行して行き、後半になってそれが徐々に明かされていくにつれてすっかり引き込まれてしまった。
    テーマだけでなく、構成の上手さも際立っていたと思う。
    欲を言えば前半にもう少し遊びが欲しかったかなぁ。

    正直かなり重いテーマだけど、演劇の良さ、存在意義を堪能出来た作品。
  • 満足度★★★★★

    本音と建前の中で
    この題材を盛り込み、繊細に表現。

    途中の会話のズレに?と思ったがそれが紐解かれ核心に近づいていき一直線にラストへ。

    昼の観劇「笑」に対して、夜の観劇では「考」。バランスが良かったのか物思いにふけながら帰宅。

  • 満足度★★★★

    こんなにも
    何を書いてもネタバレになってしまうお芝居も珍しい(良い意味で)。

    人には立場があって、その立場の中で色々な苦悩があるという部分を、登場人物の各視点から描いている所が良かった。

    強いメッセージ性のある内容。

  • 満足度★★★

    こういうのを取り上げる団体がいることはとても重要
    このテーマを選んだことは凄い。←私も詳しくないので調べました。

    この芝居の本当のところはこうやって世間に知ってもらうこと・興味を持ってもらうことだと思うので、その点で言えば大成功ですね。

    ネタバレBOX

    みゆき館は前に一度来ているはずなのに劇場の作りが全然違う気がするのはどうして?
    開幕したら謎が解けました。
    客席と舞台を逆転したセットだったのです。なるほどね!

    結果、感染者だとわかる前は芝居=嘘であったわけで。
    芝居は本来嘘であることを承知して見ているもので、嘘だけれどそれを本物と認識して見るのが観客の役目。
    というか本物なんだと信じ込んで見る癖ができています。
    でもその本物だと思っていた嘘が本当に嘘でした…となると物凄い戸惑うというか拍子抜けというか。
    人物たちの芝居に合点がいかなくなってくる。
    貴方はそんな重い暗い枷を背負っていたのにどうしてあんな顔で笑えたの?と思う。矛盾。

    だったら嘘を演じているシーンに嘘かもしれない…ということを匂わせるべきだと思うんですよね。
    伏線はって「ん?なんかおかしいぞ?」って客に思わせてくれないと不親切。
    「いい意味で裏切られた」感じにしたかったのでしょうが、これは凄く後味の悪い裏切りです。

    伏線入れてて私がそれに気付いてなかっただけだとしたら申し訳ない…

    途中すごく時計の秒針の音が耳についたのは、患者の命の刻限を暗に示していたのかなぁ?

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