美談殺人 公演情報 美談殺人」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    「人類の平均寿命が50歳まで低下した近未来」なら、政治家が若くなってもっといい政策を実施しているのではないか、いや、そう言う輩はお金で寿命を伸ばしてのさばっているのかな・・・とか考えてしまいました。
    登場人物の一人が声を出せなくなってしまったと言う設定で、手話通訳も兼ねていました。なかなか良い方法と思います。そう広くない舞台ですが、通訳と役者の距離が離れると両方を見るのは大変だと思いました。聴覚障害の方は視野が広いと聞いたことがありますが、大丈夫だったのでしょうか。感想が聞いてみたいです。
    マルちゃんを表す手話があれなのはわかりましたが、宗輔を表す手話の意味、理由が知りたかったです。

    ネタバレBOX

    それにしても何も残らない死に方をしたいと言って、戦争まで引き起こすシナリオを書くなんてはた迷惑なヤツだ。

    新聞紙や雑誌が乱雑に積まれたり散乱している舞台がすごかったです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2021/12/18 (土) 14:00

    タカハ2年ぶりの新作はスケールの大きい話。面白い。130分。
     日本人の寿命が50歳を切った近未来。経済の停滞で貧富の差が大きくなるところで、余命宣告も正確になり、死を恐れる富者は死に際して美談を求めるようになる…、というワンアイデアの物語かと思ったが、終盤の展開はスケールの大きなハナシになっていた。しっかりとした伏線もあるのだが、そうなるとは思わなかった、やられた、という感じ。ちょっと大きくなりすぎたとも思うが、観ていて楽しく、しかも、考えさせられる舞台だった。
     本作では手話通訳が役を持って芝居に登場するという一寸変わった作品だが、私が観た回は視覚障がい者向けの試みもあって、こういうのが増えるといいなと思う。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ■130分強■
    話が大がかりな方向に行き過ぎた。

    ネタバレBOX

    舞台は、短命化が進み、特筆すべきことを何も為せないまま死にゆく人が増え、せめて死に様だけは劇的なものにしようとする人々相手に“美談ビジネス”が幅を利かせている近未来の日本。売れっ子の女性美談作家は、ホームレス出身の男性美談作家にこう話す。
    「自分の人生には意味があった。そう思いたい欲望が人間にはある。その欲望に寄り添うように書きなさい」(大意)
    この言葉から、人生論的な方向に話は進むのかと思いきや、物語は大がかりな展開をみせ、「お国のために死ぬ」という美談を餌にホームレスを徴兵して日本は戦争へと突き進む。
    戦争は国家レベルの美談殺人、という皮肉なのかもしれないが、正直、この大がかりな展開があまり面白くない。
    人生とは何か? 人間にとっての幸福とは何か? 美談ビジネスを取っ掛かりにしてそうしたテーマを地道に掘り下げていくお話にしてくれたほうが、少なくとも私はより惹きつけられたと思う。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2021/12/18 (土) 14:00

    座席1階

    人は自分が生きてきた人生に意味を求める。どんな人生でも、それが自分にとって、あるいは世の中にとって意味のあるものであったか。これは劇中のせりふでもあるように、人間の根源的なものであろう。舞台は、このように世間一般的に考えられている「生きる意味」を逆手に取るようにして、生きる意味とは本当は何なのだろうかと問いかける。異色の傑作である。

    舞台は平均寿命が50歳にまで低下した近未来の日本。超高齢化の今では想像しにくい社会だが、物語では日本人が短命化することで人口が減少し、格差が増大するという世の中だ。ゴミだらけでホームレスがあふれる新宿・歌舞伎町。「貧困化が進み女を買う男が消え、風俗店が壊滅した後にホームレスが住み着き、そのうちの一人が今回の主人公となる。一方、格差の対極にいる著名人の大金持ちたちは、短命化日本で自分の生きた意味を残そうと、死ぬときに「美しい価値ある人生の物語」をニュースで読み上げてもらうために「美談作家」に大金を支払っている、という組み立てだ。ホームレスの一人が美談作家に成り上がり、その行く末と破滅を描いていく。

    設定は荒唐無稽に見えるが、実にリアリティーがある。また、歴史の針を逆回転させていくような象徴的な人物が登場するのもおもしろいし、自分には「歴史の教訓を学べよ!」と現代日本に鋭い視線を浴びせてきているようにも感じた。人が自分の人生に意味を持たせることを突き詰めていった結果、何が起きるのか。ここに劇作家高羽彩の強烈なメッセージが込められる。

    舞台回しというか、主人公の妹で声を失った女性の役で、舞台手話通訳が見事な演技を見せる。単なる手話通訳ではなく、登場人物の一人として立ち回る。今回、脚本の妙で、それが非常に自然な形でステージに溶け込んでいるのがいい。聴覚障碍者もそうでない人も「通訳」でなく「役者」を見るという形になっていて、障害の有無にかかわらず同時に舞台を楽しめる。ただ、そうは言っても役者をやりながらの通訳だから、それを補うためにタブレットを貸し出してせりふの字幕を座席で見ることができるという配慮もなされていた。バリアフリー演劇の進歩系として一つの成果を出して見せた。



  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    傑作でした!
    この発想は凄い…今までまで使ってなかった頭を使った感じで、刺激受けました!

    みんな生きる意味、価値考えるよな…気を付けよ。

    ネタバレBOX

    やはりパイプ椅子はお尻が痛い…

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