徒花に水やり 公演情報 徒花に水やり」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
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  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    観たい公演のリストは当然だが月日と共に増え、今数えてみると月30~50位になっていた(実際観るのは10~20)。ところがこの12月は70以上。東の演劇事情は盛況也。配信でリベンジできる公演があるのは有難く、本作もその一つ。
    配信に伴う悪条件を物とせず、面白く楽しく観れた。声は大きく台詞は判りやすくキャラも演技も明瞭。よくよく見れば、ヒロイン役の田中美里以外は4名とも皆戯曲を書く俳優である。
    最後をどう仕上げるかは書き手が最も考える所だろう。土田氏の本は話の締めを「イイ話」に着地させる印象があり、ヤクザ(の父=故人)の絡む話にしては、アウトローの世界から軸足が最後は普通人の世界に戻る感じがして、私としては些か淋しかった。芝居に頻発する笑いは「着地」する前の「期待」の笑いである事が多いが、反社、アブノーマルな家庭環境、頭は悪いのに裏社会の事情は「肌で読める」等々のキャラ・設定から生まれる笑いは、「逸脱(解放)」の快感がもたらすものである(枝雀の「笑いは緊張の緩和」理論は汎用性高いな..)所、最後は「はみ出た」場所に着地はしなかったな..というのが、この芝居への唯一の不満であり、だがそれがラストである故にやはり無視できないな、となる。
    が、、美味しい場面は癖になるもので。もう一回は笑わせてもらおうと思っている(配信でラッキー)。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2021/12/16 (木) 19:00

    圧巻の会話劇。台詞に引っ張られてストーリーが転がる、観ている私の感情も動く、という感覚を楽しんだ。登場人物がみな生き生きとキャラを生きている。役者の力量を感じさせる舞台。

    ネタバレBOX

    昭和な感じのリビング。
    ヤクザの組長だった父親がはめられて殺されたあと、残された4人の子供たちのうち、
    一人は養子に出される。
    親代わりとなった長女(千葉雅子)、3回結婚・離婚を繰り返しスナックをやっている
    次女(桑原裕子)、単純でちょっと足りないヤクザな長男(土田英生)。
    この3人が、養子に出されていた妹が東京から来るのを待っている。
    わくわくソワソワして、楽しみでならない3人。
    その妹(田中美里)は、輝くような笑顔でやって来る
    しかも結婚を考えている相手の男(岩松了)を連れて来た。
    その男こそ、父親をはめた張本人だとも知らずに・・・。

    兄弟それぞれのキャラが立っていて素晴らしい。
    特に次女と長男のやり取りが秀逸。
    台詞のひと言一言に、性格と来し方が現れているような、吟味された言葉。
    桑原さんが繰り出す間とテンポが素晴らしくて引き込まれた。

    ラストのオチがちょっと軽すぎてカクンと来てしまったが
    ”家族の絆”を描くのを妨げるものではない。
    人生はまさに徒花に水をやるようなものだなあとしみじみ思った。



  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    土田さんの作品ということで観劇。
    めっちゃ面白かった。久しぶりに芝居でこんなにたくさん笑ったかも。土田ワールドを、ご自身を筆頭に手練れな役者さんたちが見事につくっていて、観劇後の清々しさが最高。
    細かいことは気にしないで、とにかく楽しめる作品。桑原さん、サイコー!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ■約100分■
    腑に落ちないところもあったが、相当ワケありな一家のホームドラマとして面白く鑑賞。土田英生作・演出だけあり、笑いを生むような設定が色々と凝らしてあって、楽しく時が過ぎた。

    ネタバレBOX

    暴力団の三次団体の組長だった男を父とする四人きょうだいの話。一人だけ腹違いで幼少期から養子に出されていた三女が兄と姉二人に久々に再会するが、婚約者として連れてきた男はなんと、父をはめて殺した元暴力団員だと判明。三女は、きょうだいの仇敵である男を捨て割合すんなりときょうだい側につくが、そんな男であれ、人間、愛した異性をそう簡単に見限れるものだろうか? そこには、葛藤や未練があって然るべき。そうしたものがほとんど窺えないところに多少違和感を覚えた。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2021/12/15 (水) 19:00

    手練の業、という言葉を思い出した。面白い。観るべし!。90分。
     千葉雅子と土田英生のユニット第2弾。土田が書いて演出する作品だが、ベテランを集めて、とても面白く、いい芝居になっていた。元ヤクザ3次団体組長の子ども3人(千葉・土田・桑原)に腹違いの妹(田中)がいることが分かって、今日は東京から来ることになっている。その妹が恋人も連れて来るが…、な物語。しっかりと伏線を張り、しっかりと回収する展開や、登場人物の造型の妙、そして、それを確実に演じる役者陣、と、充実した舞台だった。5人中4人が作・演出をするというのも面白い。

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