公演情報
「カナリヤ」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
カルト教団のメンバー(幹部から新人まで)に時々取材するライターが絡む会話劇。
世間を騒然とさせたある事件の前日譚的ではあるが、教団メンバーも(1人を除いて)ごく普通の穏やかな人に見えるのが不気味。(一見マトモそうながら過去があったりもするが)
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったのだけれど、どこがどう面白いのか言葉にするのは難しい。緻密で完成度の高い戯曲の持つ世界観とか、個性的な登場人物たちを丁寧に具現化する魅力的な俳優陣とか、シンプルかつ印象的な美術とそれを際立たせる照明とか、そういうありふれた形容では伝えられない独特の空気感があって、それに引き込まれつついろんなことを考えたりもする。帰りの電車の中で、観客全員に配布されたパンフレットを読んで、またざわざわする。そうか、そうだったか。ここまでを含めての物語なのかもしれない。
実演鑑賞
満足度★★★★
何も起こってないといえば何も起こってないけど、終わって前後のことをめちゃくちゃ考えちゃう。みんなすごく愛らしいのがしんどい。うまく生きられない・愛せない人たちのことをサイコパスとか言って遠ざけるけど、世界のバグみたいなことじゃなくてもっと助け合う方法がないのかなあと考える。それぞれが抱えるものの描き方がさりげなくてよかった。普通ってなんだろう。いい社会ってなんだろう。誰もが、階段一つ踏み外すだけで、もしくはいつの間にか、ああなる危うさが現代にもあると思う。私にはめちゃくちゃ自分と地続きの世界に見えた。
柱によって姿や表情が見えなかったり動線が複雑になるのが都合よくなくていいなと思いました。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/11/21 (日) 18:00
2015年に初演の作品の再演だが、初演は観てない。オウム真理教事件をベースにしたフィクション。面白い。80分。
登場人物のほとんどが何か異状性(誤字ではない)を持っていて、そこで交される会話も只事ではなかったりするのだが、それが普通に会話となる状況を描く。サリン事件の実行犯の前日譚と言った趣きの物語だが、普通じゃない人が普通に会話する怖さ、みたいなのを感じた。教祖が登場しないところがミソだと思う。