満足度★★★★★
至福の時間
一人寂しく暮らし、笑顔を失うどころか家からも出ずにいた少女チョコが宇宙人とのふれあいによって笑顔を取り戻し、外出もできるようになる…というベタな(失礼!言い方を変えればコドモからオトナまで楽しめる)ストーリーながら、ある「縛り」を課しての上演で、そのアイデアが素晴らしい。
ホムペの公演概要に「宇宙人は日本語の台詞は一切無し」とあり、多くても2~3人かと思いきやこれが7人もいて前半で日本語を使うのはチョコとストーリーテラーとなる縫いぐるみだけ、後半で何人か日本語を使う人物は増えるがその出演場面は短いという…。
が、前半はチョコと宇宙人が次第に打ち解けてゆく様子をダンスやパフォーマンスを中心に見せ、後半ではチョコの外出とか1人である理由を描き、さらに「訪問者」も登場してドラマ性を高めるという二段構えの構成の巧みさもあって体感時間は2時間程度なのがまたスゴいところ。
笑いすぎての涙と感動の涙という2種類の涙も流させてもらい、至福の時間を過ごす。
満足度★★★★★
やはりこの時期は!
観劇させて頂きました。と言うよりも、この作品に期待していた思いを胸一杯に抱きながら楽しい時間を過ごさせていただきました!普段でしたら作品の簡単な紹介でもするのですが、この作品においてはそれよりも自分の観劇させていただいた回の会場の様子について書いたほうが相応しいかと思いますが、おそらくこの日、この作品に望んでいたものを誰もが感じ終演までの時間を十二分に過ごされたかと思います。普段の観劇でしたらまず味わうことの出来ない暖かい優しさの込められた笑いに会場内が包み込まれておりました!この作品のあらすじからどのような思いを抱けるか期待し、作品がその望みを見事に胸に残してくれました!ひょっとしたらこの作品はまったく別の時期に公演されていたらこの日の客席の反応ほどのものはなかったかもしれませんが、やはり12月のこの時期は誰もが年に1回くらいはこの作品のあらすじから期待する思いをもち時間を過ごされたいことと思われ、客席から起こる笑いも拍手もみな同じ思いが込められたものばかりで会場の全ての方の望まれることが一致して思いを共有し、終演まで過ごすことが出来たように思えます。今回は作品としての評価というよりも、この時期こそは味わいたい思いをどれだけ胸に持つことが出来、楽しくも舞台上に目を細めて望んでいた時間をどれだけ最後まで堪能できたかが星の数になっております!やはり、クリスマスは子供の頃の思いを素直に再びもつことが出来る、いい習慣なのかもしれません!
満足度★★★★★
チョコを楽しませてあげたくて・・・
出演者全員でお客様を楽しませようという気持ちが伝わってくる。
歌あり、ダンスあり、の公演は色々ありますがここまでクオリティーの高い
のはそうはないんじゃないかと思います。19日の夢麻呂さんのトークライブ空きがあるみたいなので皆さん是非!!