公演情報
「シャンデリヤvol.2」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2021/10/23 (土) 18:00
『シャンデリヤvol.2』という短編集の劇を観ました。
最初オフィスでの、女性上司と、あからさまにお互い、何かと仕事を奪い合おうとしている2人の女性社員が出てくるドタバタコメディな話から始まる。
後に分かってくることなのだが、椅子や衝立をしきりに2人の女性社員が動かしているのは、舞台転換をしていて、その作業自体をドタバタコメディな芝居にすることで、芝居と芝居のツナギを退屈にせず、観客を一旦現実に引き戻させずにする効果になっていることに、途中の演者の台詞によって気付かされ、無名な劇団がこんな高度なことをさり気なくやってのけている事を知って、感心してしまった。
また、女性上司から仕事をもらうために2人の女性社員がそれぞれしゃしゃり出て、あけすけにお互いをライバル視して、しかし、それでいて、時々協力し合うドタバタコメディで、大いに笑えた。
コンビニが舞台の短編では、どっかズレていて、距離感もなく話しかけ、人の話をあんまり聞いていない男性店員と、ツンと澄まして隙がなさそうで、常識人っぽい女性店員との言葉のキャッチボールが全然成立していないやり取りが個人的にかなり受けた。
また、コンビニの男性店員を演じる俳優が、隣の女性店員に一方的に思いを寄せていて、アパートのシーンにおいて、女性店員のいる隣の部屋から壁に耳をそばだてて盗聴したり、女性店員がいない間で、たまたま入り口のドアが空いていたときに、勝手に入って、女性店員が所持しているものの匂いを嗅いだり、小型デジカメで写真を撮ったり、部屋を撮ったりといった異常行動を、その肉体全身と、目つき、声色を使って、ストーカー行為のそこ知れない気持ち悪さと、おぞましさを体現していて、存在感があった。
しかし、女性店員がガラス製の灰皿で彼氏の後頭部を何度も何度も叩きつつ、叫び続けて、殺すシーンにおいて、それを演じる女優が、眼が血走り、静かだけれども相当以上で狂気に満ちたサイコパスな雰囲気を肉体から漂わせていて、真に迫っている感じが出ております、思わず見ているこちらも緊張し、脂汗が流れた。
最後の劇では、殺人事件の話と、実際にその劇の稽古や本番、機材トラブル、脚本家が劇本番の最後の方になって降りるなどの劇団の現実問題とがシンクロしていく劇的展開、シリアスなようでいて、張り詰めたシーンでいきなり笑える内容になったりとコンセプトとしては、とても面白かった。
ただ、クライマックスシーンにおいて、せっかく今まで観客を物語世界に引き込んでいたのに、収集のつかない、相当無理な素人芝居レベルか、それ以下の終わり方には心底落胆したが、そこさえ何とかすればより良くなると感じた。
実演鑑賞
満足度★★★★
肩肘張らずに面白かったとは思いますが、意図がわからなかったところも多々ありました。前作から拝見してますが、少し説明不足なのか、解釈に難しい部分があるように感じました。最後の夜迷荘の殺人よかっですね。あれ一本で見てみたいですね。次回も頑張ってください
実演鑑賞
満足度★★★
評判が目茶苦茶悪い為、相当つまらないのでは?と構えたがまあ許容範囲。この作家、笑いのセンスは壊滅的に無い。面白いことをする事が笑いなのではなく、普通な事をしていても可笑しな情景は多々ある。コンビニ店員の男が派手にキモい男をアピールするのだが、全く方向性が逆向き。一生懸命普通を装いつつ、どうしても零れ落ちてしまうリアルさこそが笑い。兎に角演出のテンポがのろい。観客の脳内思考判断の先へ先へと駒を進めてこそが喜劇。笑いは”カルチャーギャップ“と“間”なのだ。
観客の散々募らされた鬱憤がラストの『夜迷い荘殺人事件』にて大爆発。これは普通に面白い。小泉愛美香(あみか)さんとまひたんさんにはセンスを感じる。小泉さんの「取り敢えず出ましょう」は名台詞。観客もドッカンドッカン沸いていた。外山(とやま)達也氏の刑事も観客の準拠枠として機能。
実演鑑賞
満足度★★★
日常の中の非日常という感覚が、何となく分かるような気がしました。正直、意味不明のような部分もありましたが、それも狙いなのかな?とも思いました。肩肘張らず楽しめる作品でした。
実演鑑賞
満足度★★★
マジックの攻防と言うので、マジシャンが競い合うお話かと思っていました。そっちの方が面白そうじゃないですか?いつの間にかマジックの工房になっていましたが。
殺人事件のお話(舞台裏の方)をメインにして掘り下げて欲しいです。舞台がよく見えないのは私みたいな小柄な観客のことかと・・・。
終わった時の照明がとてもきれいでした。
実演鑑賞
満足度★★★★
個人的には、世迷い荘殺人事件がよかった。
演劇とは[劇場という狭い何もない空間で、宇宙の果てまで写し出せる表現方法]
とパンフにあった。
小道具とかが足りないパニックのなかで、役者さんたちがあるもので最大限に演じるという設定は、おおもしろかった。なかなかこういう舞台裏ってお客にはわからないので、ウワーこういうこともあるんだあ、と少しビックリ!!!
実演鑑賞
満足度★★★★
仕事帰りに「ちょっと美味しいものでも食べて帰ろう!」感覚で
「ちょっと面白いものでも観て帰ろう!」そんなノリで楽しむ公演として捉えるなら★5つ。
本当にいろんなジャンルが詰め込まれた四作品。
基本可笑しくライトに楽しめながら、どの作品にも含みがたっぷり。
役者さん総動員で描かれるラストパート『夜迷い荘殺人事件』は、こういう発想って(演劇の)作り手じゃなきゃ浮かばないよなぁと、斜めに笑わせる賑やかパート。
それでも個人的には前3パートが保有する、ちょっと歪んだコミュニケーション性に惹かれてしまうのでした。
それぞれ設定が違って、歪みのニュアンスも三者三様なのだけれど、そこから滲み出る人間関係の旨味が何とも美味しい。
コミュニケーションの在り様、きっとその見せ方が巧いのだろうなぁ~と。
長編の作品も、じっくり観てみたいと思いました。