春の終わり〈青年座・那須凜主演!シアター風姿花伝 劇作家支援公演〉 公演情報 春の終わり〈青年座・那須凜主演!シアター風姿花伝 劇作家支援公演〉」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    Aチーム観劇しました。女性たちの半生を描いた群像劇、人生の終焉に向けての話なのだけど、過度に深刻にならず、なかなかに楽しめました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    死についてのお芝居なのに、どこか明るく
    でも、考えさせられる作品でした。
    さみしくならずに終わってよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    女優たちが生き生きと舞台上で語り、動き回る姿は観ていてそれだけで楽しいものだが、物語としては響いてくるものがなかった。群像劇では間々あることだが、人物紹介から各人にまつわるエピソードなども盛り込んでいくと肝心の作品のテーマが描き切れずに終わってしまうことがある。今作もシェアハウスにおける老女たちの友情はほのぼのするが、死生観がどれだけ伝わったかは疑問として残る。セットにブランコを取り入れたことやBGMとして流れるクラシックの名曲の数々は印象的。

  • 実演鑑賞

    唯一の男優がやたらと印象的。
    脇役も脇役なのに、もう目が離せない。
    もう香港映画みたいな濃い顔して。ずるいぞ、ずるいぞ。

  • 実演鑑賞

    演技というものは大したものだなあと思いました。老女の時は老女に若者の時は若者に見えたというか思えたものなあ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    若い役者さん達が、老女達の人生を綺麗に描いた作品という印象でした。死について考えさせられる事が多く、同意できる部分あり、同意できない部分もあり・・ちょっとモヤモヤした気持ちが残りました。
    役者さん達は、それぞれのキャラクターを素敵に演じていて魅力的でした。
    観応えのある舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    (五感で感じる全部のものは、全部借り物です。大切に、大事に慈しんで...)
    この言葉を、今回のお芝居の最大のおみやげとして持ち帰りました。
    大切に、あと残りの人生を精一杯生きよう、と強く思った。
    咲役の役者さん、暗いテーマのなか、明るく盛り上げてくれました。

    何度も可笑しくて、笑いました。貴重な存在ですね。
    思いがけないところで、ミュージカルが入り、とてもよかった。
    暗いだけにならないように、マンネリ化しないよう工夫がされている。
    内容的にいろいろ考えさせられるお芝居だ。尊厳死など、非常に内容が濃い素晴らしい作品だ。

    ひとつだけここは、と思ったのは、もう三十分は短いほうがいいかな、と。
    作品により違うと思うが、間延びするようになることもあるし、あまり長いと、観ているほうの集中力が落ちる。
    ラストは、涙がこぼれた。まだ先のことだが、自分も最期、生ききった、と満足して逝けるのだろうか?
    ひとごとではないのですね。なかなか、他の劇団では取りあげることがないテーマを扱っていて、本当に貴重だ。
    主演の那須凛さんよかった。
    本当に素晴らしい良い作品を観て、満足です。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    舞台には、 美しく佇んでいる婦人たちが描かれ、そこに抒情的な説明文が添えられている。そんな絵(人物)画を鑑賞してきた気分である。つまり描かれた婦人たちは立ち上がり動いてこない=長い人生が見えてこないのである。自分の感性が渇いてしまったのかもしれないが、期待したほどではなかった。

    物語は現在(70歳)と約50年前(20歳代)を往還し、外見的な老若の違いを見せる。確かに若い女優が素のままの姿で溌溂と老女を演じ、外見的には円背姿勢、ゆっくり、ハッキリ話す口調など、高齢者の特徴を表していた。また若い時代を挿入することで演技の違いを際立たせる。いや逆に、実年齢に近いこともあり、若い時代の方が生き生きと本来の演技を観せてしまう。良し悪しは別にして”演技の力”は観ることが出来た。しかし演じている彼女(老女)たちの人生は置き去りにされ、表面的な物語だけ。これは演技の問題だけではなく、脚本・演出が「女の一生」の過程と終末期を描き切れていないことが原因だろう。

    ENGISYA THEATER COMPANYは、「何もない空間に 命の風景を創る」をテーマに役者育成に取り組み公演を重ねているという。演技で言えば、外見的なことだけではなく、「女の一生」その死生観の内面を演じ切らなければ、真の「春の終わりに」ならないのではないか?素のままでも、この先を想像し(それも膨らませ)て老女にならなければ、と思うのだが…。
    (上演時間2時間25分 休憩10分含む)【Aチーム】

    ネタバレBOX

    舞台美術は、中央にブランコ、それとベンチが2つ。前半のみ箱馬がある。色はすべて白であり、どんな人生にも染め(照らし)上げられるようだ。ベンチは、それを動かすことによって時々の状況や情景を描き出す。舞台技術ー照明は単(淡)色をスポットに照射、音響はキャストが自ら歌(「星の流れに」「木綿のハンカチーフ」等の昭和歌謡)い、物語に人生を吹き込むような演出だ。演技は老人時と若い時では立ち居振る舞い、そのテンポの軽快さで観(魅)せる。もちろん衣装も着替える。小道具等は無しでパントマイムで補う。

    梗概…小説家しのぶ(那須凜サン)、その友人たちが住む「老女たちのシェアハウス」の物語。しのぶ の独白「死、というものがとうとう私の身に迫ってきている。物書きとしても、一人の人間としても当然そのことについて考えざるを得ない。・・・命の春の終わりをどう締めくくればよいのだろう?もうあまり時間は残されてはいない。」と。人生は自分だけのもの、最期 どう自分の死を見つめ後始末をつけるか、その小説を書きたい。

    基本的には現在から過去を回想し、物語は現在・過去を往還するように人生を表現する。併せて自分の孫娘や同居している友人の娘、孫娘との関りを、ある問題・心配事を絡めて描くことで起伏を入れる。

    シェアハウスの6人(少なくとも、しのぶ・優子・藤子の3人だけ)の性格や人生の歩みをもう少し具体的に描き、人生の哀歓が見えると良かった。優子は早い段階で病死(以降は霊のような存在で俯瞰)しており、子供を現さず孫が登場する。時間の経過は見え感じることは出来ず、逆に20代と現在(70歳)の間に時間の分断が生じている。

    物語が動いて見えないのは、次のようなことではないかと思う。
    第1に、シェアハウスに居る6人の老女(優子<古藤ロレナ サン>は早い段階で鬼籍)の20代から70歳に至る過程がほとんど省略されていることから、人生の歩みを描写しきれていない。かろうじて藤子(岩永ゆいサン)が独身を貫き舞台女優として生きてきたこと。唯一の男優・周 役(松田周サン)との恋愛事情を絡ませたことぐらいしか印象にない。後の3人(静佳〈諸藤優里サン〉が愛人、咲〈大竹華サン〉が元国連職員、春子<大地葵サン>が看護師)は、ほとんど台詞で説明。
    第2に現在は、孫(例外は春子と娘・玲奈のみ親子)との関りを主にしているため、直接子供の存在を飛び越え、時の経過とともにあるべき家族関係が描けていない。人との関り、その中で生きてきた証ーー喜怒哀楽といった情感を削ぎ落したよう。それゆえ「生きる」もしくは「生きてきた」が希薄で、逞しさのような生活臭がない(第1と同趣旨かも)。美しく纏った人生、抒情的そして感傷的な印象が前面に出ていた公演。
    次回公演を楽しみにしております。

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