公演情報
「宇宙のなかの熊」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
抽象度の高いらしいデーア・ローアー作品であったが、子ども目線の話という事でハードル低く足を運んだ。食わず嫌いでもあったドイツの現代劇作家作品との初お目見えは幸福な時間となり、感謝であった。出演者4人の役割の案配よろしく、マリンバ生演奏を始め、趣向と言える演出が多々あって会場から子どもの笑いが聞かれたのも良かった。
前作で登場した若手女優・仙石氏が芝居を力強く支えていたのは出色。他の役者の表情、佇まいもじっくり見られた。この人数での上演じたい劇団では珍しいのでは(「桜の樹の満開の下」が確か二人芝居だったか)。
内容は、「罪な男の話」としておく。
実演鑑賞
満足度★★★★
近未来、温暖化によって住む場所を失った最後のホッキョクグマ、ベニー(雨宮大夢氏)。筏を拵えて独り南下して行く。ポリネシアに辿り着くとそこにはニワトリ(メンドリ)のポリー(永野愛理〈えり〉さん)が。彼女に惚れて求愛するも現実を諭され、恋人募集の新聞広告を勧められる。ベニーの募集に応募の手紙が届けられるが・・・。
マリンバ生演奏の松本律子さんが手に二本ずつのマレットで見事に世界を構築。彼女の演者を不安気に見つめる表情が作品の濃度を更に高める。
全く子供向けではなく、かなりエロスの香り漂う性的な話にも受け取れる。客層は子供が一人だけいたが、果たして楽しめただろうか?
作者はドイツ人女性、動物達は難民のメタファーらしいがまあその辺はどうでもいい。
何となく『泣いた赤鬼』に近い感覚で観ていた。
ポリーこそが主人公でありベニーに想いを寄せつつ、それを圧し殺して彼の幸せを計らう。
対照的に軽度の知障を疑う程脳天気なベニー。
懐かしの映画『恋しくて』みたいになるのかとも想像。
永野愛理さんのニワトリ・スタイルの衣装も素晴らしい。細かい表情の一つ一つが魅力的でウディ・アレン映画のヒロインみたい。要チェック。