ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン 公演情報 ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-4件 / 4件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    知らんがなって気もします。

    ネタバレBOX

    シェイクスピア作品のセリフを使って構成したゴドーを待ちながらのような死を認識する話。

    マニアック過ぎて口をはさむ余地もありません。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。こういう出し物はありそうで無かった(というか観なかった)。演じる役者が沙翁と深い縁であるのも要素になっている。全編に流れる「生の終わり」の匂いと併せ、作者の演劇へのオマージュと受け止めた。「ゴドー」的な場面が確か三度訪れるが、何者かを待つともなしに待つ姿とは、究極「死」を待つ姿、言わば人間そのもののありようである、という解釈が窺え、全編においては僅かな挿入シーンに過ぎないが、これをベースに、シェイクスピアの「死」の場面と台詞などのコンテンツが披露される。何度もリフレインされる中心場面は、めしいとなったリア王が召使(実は息子)を案内役に自死を遂げるべく岸壁へ行き「一度死んだ」と思った王がもう一度生を手にする(と解釈する)場面。死地からの劇的な生還が本旨のはずだが、この舞台を通して見ると「人生の総仕上げ」、死の予行練習に思える。誰のか・・シェイクスピアか、リアか、俳優二名か、それとも作者か・・。
    俳優両名とも「年輩」であるが、一方の「たかさん」はシェイクスピアカンパニーの元主要俳優で「老境にあって昔とった杵柄をやる」趣向が相応しい、死者役。もう一名の「はるさん」がたかさんを慕い、慮る(車いすを押す=リアと召使のように)関係。俳優自身と役がうまい塩梅で混在し、最後は高らかに演劇よ永遠なれを謳う。
    数年前、死色の濃い「ゴドー」を演出した作者が自ら書いた舞台であるが、殆どが「引用」にも関わらず平板にならないのは、戯曲に知悉した作者ならではと諒解。「想像の世界」大なり「現実」、故に舞台の方が現実より大事、との明快な理屈は因数分解したシンプルな数式の如くで個人的にはこれが頂きである。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2021/07/06 (火) 18:30

    面白いけど、思っていたものとは違った。
     2018年に初演された作品を、国際演劇祭に招待されたことで「~インターナショナル・バージョン」として改変して上演したものだが、初演を観てないので改変の内容は分からない。シェイクスピア学者の河合祥一郎が企画し、脚本・演出を担当し「シェイクスピア全40作品から名ゼリフを集めて1本の芝居に仕立て上げた」と言っているが、シェイクスピアでない部分も多い。原型は『ゴドー…』のようだし、メタ演劇的な要素もある。田代隆秀・髙山春夫という演者はベテランだし見応えある舞台を作ってはいたが、2月に観た『テンダーシング』のようなものを予想していたので、ちょっと肩透かし感がある。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ■約90分■
    初演にかなり手を加えての上演。シェイクスピア諸作品のセリフを組み合わせてオリジナル劇をこしらえるという試みは初演よりも上手くいっていた印象。ただ、結末は初演のほうが締まっていたような…。

    ネタバレBOX

    駅前劇場もそうなったようだが、アゴラも舞台上は火気厳禁となったのか、シェイクスピア役者二人が舞台上で鍋を食べつつ思い出話に耽るシーンは、エア鍋になっていて、少し味気なかった。

この公演に関するtwitter

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  1. 7月8日こまばアゴラ劇場「ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン」 - 香港フリーク・引退内部監査人の日々 https://t.co/GO5pZ0zDdT

    3年以上前

  2. 一昨日はkawai project『ウィルを待ちながら〜インターナショナル・ヴァージョン』を観ました。名台詞とコンテクストをパッチワークの様に組み合わせる、不思議な感覚の舞台でした。DJのmixと似ているのですが、俳優/演劇論につ… https://t.co/imHIoWraNZ

    3年以上前

  3. Kawai Project『ウィルを待ちながら インターナショナルバージョン』 大大ベテランの2人の役者さんの経験を積んだ声と身体から発せられるお二人のやりとりやシェイクスピアの台詞が心にも身体にも響いて脳が活性化する感じがしまし… https://t.co/InyIKQ9XOy

    3年以上前

  4. 金曜日に観た「ウィルを待ちながら インターナショナル・ヴァージョン」は、シェイクスピアの翻訳、研究家である河合祥一郎さんの演劇プロジェクト。田代隆秀さんと髙山春夫さんの二人芝居。シェイクスピアの言葉のシャワーに酔いしれる。こちらも今日の14時の回がラスト。こまばアゴラ劇場で。

    3年以上前

  5. Kawai Project『ウィルを待ちながら インターナショナルバージョン』。懐かしいアゴラ劇場。昨年ご一緒した高山春夫さん出演、河合祥一郎さん演出。役者の道を長年歩いてきた人だから出せる説得力と味。シェイクスピアの台詞が表示され読むのも面白い。

    3年以上前

  6. 「ウィルを待ちながら インターナショナルバージョン」こまばアゴラ劇場主催公演(@こまばアゴラ劇場) を投稿しました。 https://t.co/H4cVcITaD9 https://t.co/MxsGtCHv6R #エキサイトブログ

    3年以上前

  7. 久しぶりのこまばアゴラ劇場なう。これからKawai Project「ウィルを待ちながら〜インターナショナル・ヴァージョン」を観ます。 https://t.co/Uxqr3YBbJk

    3年以上前

  8. 【7/2(金)〜11(日)】絶賛上演中👏‼️ Kawai Project『ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン』 シェイクスピア全40作品から名ゼリフを集めて1本の芝居に仕立て上げたKawai Projectならで… https://t.co/srPYgwLd4f

    3年以上前

  9. シェイクスピア劇のセリフ、縦横無尽に引用。Kawai Project「ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン」@こまばアゴラ劇場 - 中西理の下北沢通信 https://t.co/44bHtlwUuT

    3年以上前

  10. Kawai Project『ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン』 以下の回につきまして、オンライン・電話予約共に劇場支援会員の方のご予約受付を終了いたしました。 7月10日(土)14:00 他の回もどう… https://t.co/1GGHoifspJ

    3年以上前

  11. ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン 場所: こまばアゴラ劇場 https://t.co/PrADnVIgXz

    3年以上前

  12. シェイクスピア劇のセリフ、縦横無尽に引用。Kawai Project「ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン」@こまばアゴラ劇場 - 中西理の下北沢通信 https://t.co/44bHtlwUuT

    3年以上前

  13. シェイクスピア劇のセリフ、縦横無尽に引用。Kawai Project「ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン」 - 中西理の下北沢通信 https://t.co/44bHtlwUuT

    3年以上前

  14. きょう行く予定。Kawai Project「ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン」 - 中西理の下北沢通信 https://t.co/44bHtlwUuT

    3年以上前

  15. 『ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン』(河合祥一郎作・演出)が上演中。シェイクスピア全40作品から名ゼリフを集めて1本の芝居に仕立てています!『悲劇喜劇』2021年5月号https://t.co/52S5EiuJMn

    3年以上前

  16. 〔続1〕7月2日に開幕した、こまばアゴラ劇場主催、Kawai Project 『ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン』(作・演出:河合祥一郎)は7月11日まで同劇場で。出演:田代隆秀、髙山春夫。シビウ国際演劇祭招聘… https://t.co/XwG5u1wle8

    3年以上前

  17. Kawai Project『ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン』 2018年の初演は、場内の冷房が常軌を逸した寒さで、その直撃を受けて体調を崩し、とにかく寒かったという記憶しかない。芝居の内容など頭に入ってくる… https://t.co/A9zXJpY808

    3年以上前

  18. Kawai Project『ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン』(こまばアゴラ) 雨で死ぬほど調子が悪いが、松岡和子先生のアフタートークの日なので、無理を押して来た。今回は寒くない(笑)。 https://t.co/SmOW3RS8CS

    3年以上前

  19. そう言えば、Kawai Projectの『ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン』髙山春夫さんが英語で台詞を話す時に、台詞に出て来た「Macbeth」のアクセントがちゃんと英語の məkbéθ だった。当たり前なの… https://t.co/rj5mWDezBm

    3年以上前

  20. 〔続2〕翻案/関連ではKawai Project の『ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン』(作・演出:河合祥一郎)がお勧め。『ロミオとジュリエット』関連では『ロミオとロザライン』(作・演出:鴻上尚史 )が注目です… https://t.co/ezTXA7DcGG

    3年以上前

  21. Kawai Project「ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン」 - 中西理の下北沢通信 https://t.co/44bHtlwUuT

    3年以上前

  22. Kawai Project『ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン』 以下の回につきまして、オンライン・電話予約共に劇場支援会員の方のご予約受付を終了いたしました。 7月3日(土)14:00 7月4日(日)1… https://t.co/WDdLvitFfR

    3年以上前

  23. Kawai Project『ウィルを待ちながら ~インターナショナル・ヴァージョン』   下記の回につきまして、劇場支援会員の方のオンライン予約受付を終了いたしました。 7月4日(日)14:00 他の回もどうぞお早めにご予約下… https://t.co/Er5eQnvXam

    3年以上前

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