満足度★★
鑑賞日2020/09/19 (土) 18:00
もっとシリアスなものを予想して行ったが、ファン・イベントのような雰囲気の、王子小劇場では珍しいタイプの作品だと思う。
「秘密基地」というVRゲームに招待された3人が、数々のゲームを乗り越える中で自分の生い立ちを思い出す、というようなイメージか。幼い頃に作った秘密基地を思わせる、という意味のタイトルなのだろう。おそらく脚本がなく、大体の流れを示してエチュードで作られた作品のようで、アドリブも多用され進め方のテンポは良くない。本編135分に加え、カーテンコールでの4人の挨拶で10分というのは、流石に長すぎる。
リピータも含めたファンが多いらしく、どんなことでも笑ってくれる客というのは劇団として嬉しいのだろうか。
なお、本サイトでは出演とされている大河内奏至は宮元英光に代わった。
作品とは関係ないが、開演前の劇場がこれほど騒がしいのは今時珍しいと思った。客席で半数近くの人が普通に喋っているというも見たことがないし、受付スタッフが物販に並ぶ客と普通に話しているというのも、いかがなものか。