実演鑑賞
ザ・スズナリ(東京都)
2020/05/27 (水) ~ 2020/05/31 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
https://www.isshiza.com/kamen
期間 | 2020/05/27 (水) ~ 2020/05/31 (日) |
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劇場 | ザ・スズナリ |
出演 | |
脚本 | 唐十郎 |
演出 | 天野天街 |
料金(1枚あたり) |
3,000円 ~ 4,500円 【発売日】2020/03/14 全席指定席 前売り・当日 同料金 一般:4500円 初日割引:4000円 ◆一糸座のみにて取り扱いチケット(当日要年齢確認) シルバー70歳以上:3500円 U-25:3000円 ※未就学児童はご入場頂けません |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 5月27(水) ― 19:30 ―――――――――――――――― 5月28(木) ― 19:30 ◆ ―――――――――――――――― 5月29(金) 14:00 19:30 ―――――――――――――――― 5月30(土) 14:00 ◆ ― ―――――――――――――――― 5月31(日) 14:00 ― ◆終演後にアフタートークあり ※開場は開演の30分前 |
説明 | Monochromatic%20Flower_edited.jpg 今から45年前、私は結城座で唐十郎作・佐藤信演出による「少女仮面」にボーイ主任役で出演した。私は60年代後半から、唐十郎の紅テント・佐藤信の黒テントに通い詰めていたので「少女仮面」の公演が決まった事を聞いて、身震いするほど興奮したのを今も鮮明に覚えている。そして四度の再演。その「少女仮面」にまた新たに挑戦する。 前回の「少女仮面」が名舞台であっただけに、少々腰が引けたが、気を取り直して読み返してみると、身体中の血が俄かに沸騰してくるのを自覚した。また、あの地下の喫茶「肉体」へ続く闇へと階段をひたすら下降して行こう。決して統御されず、あらゆる目的や意味から逃れ去る、あの不在の現前へと。 「少女仮面」というと私は父結城雪斎の春日野を思い起こす。イヤこれ無しでは語れない。 雪斎が息(生)をすると春日野の人形は生き、雪斎が息を止めると人形は死ぬ。 そこには、めまぐるしい、とてつもないスピードで雪斎と人形の間隙で、生と死の往還が始まる。と同時に雪斎は人形に、人形は雪斎に互いに委ね合う、もう一つのゆったりとした時が流れる。そこにはもう雪斎でも人形でも、虚でも実でも主観でも客観でも類似でもない、ピュアで侵入しがたい強度としての春日野がミメシスとは無縁の交換不可能な擬態として、確かに存した。 私はその春日野を遣わなければならない。なんとも気の重いことだ。砂漠に迷い込み彷徨う盲目のオイディプス宛ら、人形のアンティゴネの無数の糸に導かれて、この「少女仮面」という無低の砂漠を一歩ずつ歩んで行こう・・・新たな兆しへ・・・ 結城一糸 |
その他注意事項 | ※未就学児童はご入場頂けません 『少女仮面』公演延期のご案内 https://www.isshiza.com/blank-13 |
スタッフ | 劇中歌作曲:小室等 舞台美術:伊藤雅子 舞台監督:森下紀彦 演出助手:丸山厚人 照明:小木曽千倉 音響:岩野直人 映像:濱嶋将裕 衣装:雪港 宣伝美術:原画/大寺史紗 デザイン/三崎了 宣伝協力:ポスターハリス・カンパニー 人形デザイン・製作:田中めぐみ 結城まりな 眞野トウヨウ 糸あやつり人形一糸座 制作:結城民子 田中めぐみ 主催:一般社団法人一糸座 協力:少年王者舘 ジェイ・クリップ アルファエージェンシー ヨーロッパ企画 ワンダー 【人形群】 結城一糸 結城敬太 結城民子 結城まりな 眞野トウヨウ 土屋渚紗 俵木三枝子 【役者群】 丸山厚人 (ジェイ・クリップ) 夕沈 (少年王者舘) 中川晴樹 (ヨーロッパ企画) 田村泰二郎 (アルファエージェンシー) 大久保鷹 (ワンダー) 園田容子 |
Monochromatic%20Flower_edited.jpg
今から45年前、私は結城座で唐十郎作・佐藤信演出による「少女仮面」にボーイ主任役で出演した。私は60年代後半から、唐十郎の紅テント・佐藤信の黒テントに通い詰めていたので「少女仮面」の公演が決まった事を聞いて、身震いする...
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