公演情報
「コタン虐殺」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
演劇を生演奏で観たっていうより、生演奏を観ながら演劇も観たって感じの舞台鑑賞でした。
目の前席だった事もあったが、冒頭の決闘シーンの演奏なんか圧巻でしたよ。
鈴木光介さん。
ハイパーミュージシャンって紹介されてたけど、元々こうゆう演奏に特化された方なんだろうか。今まで観た生演奏付き演劇の演奏者の中では、頭一つ二つ抜けてた感じ。座った席も大きく作用したんだろうけど。
演奏者越しに観てた舞台。
話半分で鑑賞してしまったせいか、後半20分ばかり長く感じました。作家性の強い詩森ろばさんにしたら、後せめて一時間は欲しかった舞台だったんだろうけど、やはり、いきなり観客に与える物語にしては情報量が多すぎたと思う。
帰りにいつも売ってる台本が無かった。売り切れてたのか元々売ってなかったのか。台本で物語を確認したかったです。
後20分ばかり短く作られてたら。
10分前に発生した電車の人身事故に巻き込まれずにすんだのに。運転再開は一時間後って・・
詩森ろばさんには、後一時間しっかり物語を創って貰いたかった演劇でした。
満足度★★★★
久々の詩森ろば戯曲舞台をスズナリで(敵陣に乗り込む構えで?)観た。力作であった。流山児氏の立ち姿も久々に拝んだ。密かに期待していた音楽・鈴木光介は生演奏でフル活躍(ペットを使えるのは大きい..)、劇との見事な絡みを堪能した。
キャバレーすすきのの支配人(流山児)とレディ達による2度挟まれるレクチュア・・「アイヌについて」「アイヌの世界観について」もリズミカルで小気味良く内容も的確。
舞台ではアイヌの二つの部族が同族意識を分断されていく様を明確に描き出す。「和を尊ぶ」正直なアイヌの真のリーダー像と、嘘と策謀にまみれた倭人(松前藩)の権力者との見事な対照が、残酷な悲劇を敗北者側の視線に徹して描いた事で鮮明に浮かび上がった。会場には意外に若者も多く、いたいけなアイヌ娘の悲恋の逸話が涙を誘っていた。
真正直な男を演じれば一品の俳優・杉木氏による(私としては「4cm」以来の)面目躍如たるシャクシャインが、敗北を前にしてさえその吐く言葉がヤセ我慢や高揚感の言わせた台詞でない、と信じさせた事が勝利である。
満足度★★★★
鑑賞日2020/02/08 (土) 19:00
流山児事務所と serial number の詩森ろばの合体は、4年前の『OKINAWA 1972』に続く第2弾だが、優れた社会派エンターテインメントだった。アイヌ問題を題材に、17世紀のシャクシャインの戦いを軸に、1974年の白老町長刺傷事件も扱う展開だが、現代のすすきののキャバレーも登場させるなど、シリアスな部分とエンターテインメントのバランスがよくとれている。出演者の急病で配役の変更など大変な部分もあったようだが、それを感じさせない舞台だった。
満足度★★★★
江戸初期のアイヌ民族と昭和にあった実際の町長殺傷事件をリンクさせた展開。
出演者急病につき配役変更などもありつつ、場内満席な回を観劇。舞台から通路まで大活躍。多少のセリフ噛みは許容範囲で観た。
狭い舞台でありながら、劇場内がやや寒く感じたのは舞台が蝦夷地ゆえの劇場効果だろうか(嘘)状況を説明する場面は詩森さんの芝居だなぁと思ったり、イオマンテの夜歌唱場面は流山児芝居だなぁとserial number meets 流山児事務所を実感。
アイヌの場面は迫力あり、そこだけ野外劇見ているような迫力だった。
アイヌ語含む、その地の背景を理解するには難しかったが、タイトルの「コタン」が「村」とわかってのあの場面は納得。
アイヌ時代の杉木さんと田島さん、伊藤さん、音楽と舞台セットも印象に残った。
*誤字記載あって修正
約2時間10分、休憩なし。出演者急病降板による休演後、即座に代役で上演再開した劇団の結束に感動。演劇は人がつくり、守るものなのだと改めて感謝。2/9(日)18:00の追加公演は残席余裕あり。
アイヌと倭人の戦いの歴史を音楽劇に。元気な立ち回りや歌と踊りで盛り上げ、娯楽要素もふんだん。音楽、音響を生演奏する鈴木大介さんが素晴らしい。
信じることが暮らしの中心にあるアイヌを騙し、差別して搾取する倭人(日本人)の醜悪さに悔し涙。あまりに汚くて恥ずかしい。舞台も演技者と観客が信じ合うことで成立する。私も他者を信じる生き方を選びたい。
アイヌが縄文人の子孫ということはわかっているそう。その頃は倭人も通じ合えていたのかな。詩森ろばさんのお芝居からいつも多くのことを学び、確かめる。ありがとうございました。
実演鑑賞
観にいったら公演中止でした。緊急入院された藤尾勘太郎さんお大事に。
超寒風の外でお客さん対応されてた、流山児さん風邪ひかれませんように。
夜の回はするとか。代役は分からないけど、いきなり本番って。役者さんって凄いね。
振替公演行けたら後日感想。
終わった公演の、良かったお勧めなんて意味ないか。今書くのも変だけど。笑
満足度★★★★
風呂敷を広げすぎた感のある舞台であった。
現代のアイヌ差別を理由に町長刺殺を図った事件を入り口に、16世紀ごろからの和人との積年の対立、そこでの和人の搾取、アイヌ側の対応、部族内の対立などを、殺陣とレビューを交えて(流山児風に、といった方がいいかもしれない)2時間の中に織り込んでいる。 辺境部族に対する近代国家の対応はどこでも似たようなもので、アメリカの原住民対策、ソ連の中東対策、ナチスドイツの中欧政策、中国の万里の長城と、今となっては消し去りたい差別と抑圧の歴史をどの国も持っている。日本は島国だし、ちょうどいいサイズだったということもあって、辺境問題がクローズアップされることは少ないが、これからはもっと多角的に民族問題は考えなければならなくなるだろう。この物語は歴史をたどっていて、アイヌ問題の大雑把な経過はわかったとしても、具体的な現在のアイヌ対策には精神論以上には触れていない。
それよりも、これから起きてくるのは、枠に振られたように、この問題が、社会不満分子のネタにされてしまう、ということがある。アイヌを語らって町長刺殺を試みる青年(田島亮)とアイヌの血をひく取り調べ警官(杉木隆幸)との対立(共に好演)は現代社会の大きなテーマを含んでいる。ここだけを絞ってドラマにしてもよかったのに、と思った。しかし、ここで、話を広げて、神戸の新聞記者無差別殺人まで取り込んでしまうと、問題の一端はそこにあるとしても、結論を急ぎすぎてドラマで訴える力が弱くなっていることも否めない。
詩森ろばとしては、制作側の「エンタティメント」という話に乗ったのかもしれないが、これはそういう素材ではないだろう。これでは戦後、「イヨマンテの夜」が素人のど自慢でしきりに歌われた以上の問題提起になっているとは思えなかった。
満足度★★★★★
鑑賞日2020/02/03 (月)
過去と現代を交差しつつ「アイヌ民族」「差別」を考える。倭人とは、他物語の軸なる事件・説明がススキノキャバレーでの歌となり面白く心に残る。流山児祥ここにあり!!的な演出も面白かった。何より今回音楽担当の鈴木光介の生演奏が舞台を盛り上げ一緒に戦っていた。私にとって詩森ろばの作品は今までちょっと、と敬遠しがちになっていたのだけれどこれはすごく楽しめました。舞台美術も素敵でした。
満足度★★★★
見ごたえありの2時間公演でした。詩森さんの得意なジャンル?いろいろなコンテンツが満載で、あまり肩が凝らずに説明の部分が、毎度ながらずいぶん工夫されている感じでした。今年も頑張っていっていただきたい!
満足度★★★★
打楽器、管楽器、弦楽器、優に10種類を超える楽器を操る鈴木光介氏、一体何者?
オープニングの殺陣は鳥肌もの。民族の誇りとか自律とか普段の日本人が考えることのないものを考えさせられた。アイヌの唄と舞、何故か惹かれる。