ほつれる、闇 公演情報 ほつれる、闇」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2020/02/15 (土) 18:00

    価格3,000円

    保育園児たちの列に車で突っ込み保育士1人と園児3人の命を奪い負傷者も出した男の弁護士は危険運転致死傷罪ではなく過失運転致死傷罪にとどめようとするが……という法廷サスペンス的内容だが法廷場面は一瞬(笑)で接見室と喫茶店(?)が大半なので「法廷外サスペンス」といったところか。
    序盤には笑える部分も配して観る者に油断をさせながら各登場人物はそれぞれ一筋縄ではいかない面々で次第にドス黒い方向に進むというダークな展開。
    またそれがリアルに感じられるというか説得力があるというかで、この少し前に観たBASEプロデュース「冷徹」と通ずるモノもあるような。

    ネタバレBOX

    終盤、被告人が検察官(?)に接見室で糾弾される場面の後半に弁護人と求婚した女性も同時に登場させて「被告人の心象を見せる」演劇的表現の巧みさとその迫力たるや……(汗)
    弁護士は被告人に不利な事実を握りつぶすわ、その助手はそれを検察側に伝えるわ、心温まるエピソード的な被告人に求婚する女性は実は被害者の母で復讐が目的であるわ……

    なお、σ(^-^)の選んだ入って右側エリアの入口側端の席は「あの三角地帯(=拘置所(?))」の様子(写経しているとか)がよく見えるのみならず接見付添人(?)の表情・動作や逆側客席後方を使う演出も見易く当たり♪
  • 満足度★★★★★

    猛スピードで交差点に突っ込んだ男。
    それは事故だったのか、それとも故意だったのか。

    あらすじ紹介での最後の一文「判決の瞬間、被疑者が小さく嗤った。」
    これってもう観せる前から堂々とネタバレしているのでは…と思ったのですが、全く予想外のアプローチが襲ってきて戦慄が走りました。

    むしろ堂々としていたのは演技。
    モノクローム(特に白)にこだわった美術、あえて僅かしか耳に届かない効果音、どれもが観客の意識という意識を全て役者さんの演技に集中させる為の演出だったのではないかと思え、ましてやすごい至近距離、声、表情、所作 全てがダイレクトに届き響いてきます。

    被疑者が殺人犯なのか否かを突き詰めたい。という引き込まれから、やがて皮を一枚ずつ剥がしていくような人間の内面描写に魅了。

    独特な構造をした劇場「楽園」の使い方が、この場所でしかできない遊び心、画期的だったところも面白いと思いました。

このページのQRコードです。

拡大