公演情報
「つかの間の道」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2020/01/12 (日) 14:00
面白い試みの作品だった。日常の会話をしながらも、いかにもセリフっぽい発話だが、ポストパフォーマンストークによれば、そこが作・演出の宮崎の狙いらしい。音で台詞を作る、というのが宮崎の目指すところらしく、そのことによる違和感も含めて宮崎が産み出そうとしている感触だそうだが、それは一定程度成功していると思う。ただ、観ている側には感触しか残らないのは勿体ない気がする。感じ取れない私の未熟であろうか。
満足度★★★★
若い書き手が無隣館を経て青年団若手自主企画として打ち出した舞台。ラストに登場していた役者だけが礼をして去る(カーテンコール無し)という青年団の習わし等、現代口語演劇のフォーマットを踏襲していたが、世界観と筆致は独自に確立されつつあるものがあり、三つのエピソードに共通する主題「自他の別のあやふやさ」が切なく響きあっていた。混沌のこども時代から「他者ならぬ自己」へ脱するプロセスを系譜学的に回想すると、集合から個がはがされた近代というものがぼんやり重なって見えた。
満足度★★★★
小さい劇場だからこそ可能な声量。
本当に普段日常レベルに近くて、もしかすると前説案内の方が大きい声だったかも(笑)
最初だけビックリしましたが、結構すぐに馴染んでいくものです。
それならば会話内容も日常レベルかと思いきや、かなり吟味されていたと思われる台詞たち。
東京で暮らす人々をランダムにピックアップしたかの様に描かれる日常のささやかな出来事。
「物語」とは何ぞや…をとことん追求した場合、導かれるこれはひとつのカタチなのだろうし、観る側にはその中に含まれる示唆の匂いを嗅ぎ取って欲しい。っていう感じに思えました。
同一の舞台スペースで個々に存在し生活する人々、それを自然に見せる美術や動線、更には演技、何と言っても空間の使い方が特筆もの。