RITA&RICO(リタとリコ) 公演情報 RITA&RICO(リタとリコ)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

     千穐楽を観てきました。リタの人生の変遷が描かれます。エロチックなはじまり。リタは、生きていくためとして春をひさぐ行為をしていました。でも、手に入れたお金は他者に渡すような行為を彼女は何度もしてきたようです。周囲の人は、リタは嫌といえないと見て、そうしたリタからお金を搾り取ります。そうした中、ひょんなことから、リタは、リコという存在を演じなければならなくなります。そして、追い込まれた終盤、リタは、リコとして生きていくことに・・・

    ネタバレBOX

     リタは自らの行為の動機を「他からよく思われたい」と吐露します。それは、自らの評価を良くするためというとても利己的なもの。示す行為こそ他者に施すものではありますが、そういう意味で、リタは元より利己的な人間でした。リコとして振る舞う彼女はとても尊大な態度を示します。元々利己的な素養を持っていたリタは、スプリッティングすることなく、リタとして振る舞えたのでしょう。人はリコを搾取する存在と評します。でも、リコは、貧しい環境に産業を根付かせ富をもたらす存在でもあります。利他と利己とは・・考えさせられる内容でした。
     そうそう、神と呼ばれる存在が出てきます、善人を探しに。そして、リタは後に身ごもります。そういえば、リタは神と関係を持ったような・・・リタは聖母と見ることもできるのかな?
     創造者の思惑とは合致していないかもしれないのですが、いろいろ示唆的な内容が刺激的でした。
  • 満足度★★★★★

    面白い! SPAC団員・渡辺敬彦演出・脚色による『セチュアンの善人』。氏は演出経験者ではあるが所謂「演出家」ではなく、今回はブレヒトを「苦手」とする宮城聰氏が氏を抜擢したのだとか。演出とは言え「裏方」だからか長い髪を不精に伸ばし、締切り間際の物書きよろしく頭を掻きながら俯き加減にそのへんを動いていた。
    世界観的にはSPACで上演された西悟志演出『授業』に近いものを感じた。テイストは違うが。才能の貯蔵庫であるSPACを憧憬する。

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