実演鑑賞

KINSEI R&D

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2019/12/20 (金) ~ 2019/12/23 (月) 公演終了

上演時間:

公式サイト: https://askyoto.or.jp/e9/ticket/201922

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
「見ること / 観られること / 見えること」についての公演とワークショップ



「赤を見る瞳」
太陽は膨大な幅の電磁波を発生していますが、その中で人間の眼が捉えている波長を可視光線と呼びます。生物の眼の中には、光を捉えるセンサーがあり、同種の、ヒトならヒトの眼が捉える光は、だい...

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公演詳細

期間 2019/12/20 (金) ~ 2019/12/23 (月)
劇場 THEATRE E9 KYOTO
出演 児玉北斗、平井優子
脚本
演出 藤本隆行
料金(1枚あたり) 2,500円 ~ 3,000円
【発売日】
[自由席/日時指定/税込]
前売り 一般2800円、25歳以下2500円
当日 一般3000円、25歳以下2800円
公式/劇場サイト

https://askyoto.or.jp/e9/ticket/201922

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル 12月20日(金) 19:00
12月21日(土) 17:00*
12月22日(日) 17:00
12月23日(月) 19:00

・開演30分前より受付開始、15分前より開場いたします。

・上演時間約60分

・未就学児童の入場不可

・アーティストトークあり(21日公演終了後)
説明 「見ること / 観られること / 見えること」についての公演とワークショップ



「赤を見る瞳」
太陽は膨大な幅の電磁波を発生していますが、その中で人間の眼が捉えている波長を可視光線と呼びます。生物の眼の中には、光を捉えるセンサーがあり、同種の、ヒトならヒトの眼が捉える光は、だいたい同じ波長です。
しかし、同じ波長の光を捉えているからといって、同種の生物が同じ色を見ているのか確かめることができでしょうか?
例えば、ヒトの女性のごく少数は、2種類の「赤」を判別できるとしたら、どうでしょう?
哺乳類は、進化の過程で一度、赤を失っています。
遥か昔、捕食者から逃れるために哺乳類が夜行性に移行した際、赤と紫外線を見る力を失う代わりに、明暗を感知するセンサーを発達させました。つまり、ヒトの祖先は暗い中でも形や動きを判別できるようになった代わりに、区別できる色の数が減ってしまったのです。
その赤の波長のセンサーを、ヒトは進化の過程で、類人猿のある時期から再獲得して今に至ります。しかし、新しい能力はまだ不安定でエラーが起こりやすく、赤緑色弱が発現する可能性が高くなりました。赤と緑は、色としては違って見えますが、眼のセンサーが捉える波長のピークは近いのです。
コンピューターで、1670万色という説明がありますが、これはデジタルな法則に従って、256段階の赤の明るさと、同じく緑と青それぞれを256段階で表示した場合、256掛ける256掛ける256 = 1677万7216段階のR (赤) G (緑) B (青) の明暗差が表示できることを意味しています。
では仮に、人間がコンピューターのように赤・緑・青の組み合わせで1670万色を識別できるとして、さらにもう1色、別の赤も見ることができる女性が存在するなら、その人は256の4乗=42億7800万以上もの色分解能を持っていることになります。色覚がひとつ増えるとデータ量は爆発的に増大するのです。
42億は、途方も無い数です。しかし、計算上はそうでも、人が実際どんな風に世界を見ているのかは、本人以外の誰にもわかりません。たぶん、2つの赤を見る瞳を持つ女性本人にも、他人と自分の違いはわからないでしょう。デジタル技術のルールが、人間にそのまま当てはまる訳でもなく、何よりも、眼から情報を受けてそれを色に変換している脳が、いったいどんな処理をしているのかを解明しないと、他者の視覚を共有する事は原理的に不可能です。
ただ、人間の場合、網膜の視細胞は片目だけで1億個以上も存在していて、何かを見ている限り休むことなく光の刺激を信号に変えて脳に伝えています。それだけの莫大な量の情報を、不断に処理し続けているということが、世界を見ているということの土台なのです。
人間が同じ色を見ているのか、確かめる術はないのです。
光線は、波長の束です。では、色はどこにあるのでしょう?



アーティスト

藤本隆行・平井優子・児玉北斗・シンヤB ・照岡正樹
その他注意事項 ・未就学児童の入場不可
スタッフ 照明:藤本隆行

音楽・写真・ドラマトゥルク:シンヤB

デバイス製作:照岡正樹

制作:大籔もも

フライヤーデザイン:南琢也

主催:Kinsei R&D

協力:
有限会社タマ・テック・ラボ
カラーキネティクス・ジャパン株式会社
パイフォトニクス株式会社

テンプル大学ジャパンキャンパス

[情報提供] 2019/10/28 16:12 by CoRich案内人

[最終更新] 2019/10/28 16:12 by CoRich案内人

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