公演情報
「蝙蝠傘と南瓜【3月28日(土)~30日(月)公演中止】」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
銅鑼のアトリエ初訪問。消毒・マスク・もぎり省略等のコロナ対応を励行。表通り(幅狭バス通り)から程よく引っ込んだ建屋の劇場スペースは下北の小劇場規模。アットホーム感がある。舞台も近く、役者の顔が化粧の乗りが目に入る程の臨場感。
芝居の方は詩森ろば所縁のスタッフ(音楽:後藤浩明、音響:青木タクヘイ、美術:杉山至)を揃えての躍動的舞台。
とりわけ客演・林田麻里女史が私としては引きであり、飛び道具的ポテンシャルを持つ(と思っている)女史が、銅鑼舞台の中にどう居住まうのかが密かな関心。ドンピシャとは行かなかったが主役・島隆(りゅう)役を担って「ならでは」の芝居になった。対する夫・霞谷役の館野元彦が銅鑼の主役級を(恐らく)担って来ただろう貫禄。どこかで見た名と思えば先般の劇団協主催の喜劇『マジメが肝心』で神父役であった。
ステージをフル活用した回転舞台、歌、ムーブ、劇中劇構造を生かした場面つなぎのフレキシブルさとテンポが詩森「演出」の特徴だが受けが良いようである。二人の現代人以外は着物であるのも趣きを醸す。(幕末の上野戦争の直前、懇意の上司が二人を避難させる目的で自宅に招くのだが、その準備の時間に夫婦の会話をしながら正装の袴を履かせる隆の妻らしい慣れた手捌きが見事であった。)
満足度★★★★
銅鑼は2回目ですが、2回とも詩森さん作品。勝手知ったるホームグラウンドで、オーディエンスも優しい感じで、いい客層を『育てている』感じもあります。
コロナ対策もかなり丁寧にやっておられて、運営にも安心感がありました。
歴史上実在の人物を登場させて、考証が堅苦しくない『詩森流』で娯楽っぽく楽しめる。
詩森さんの今年の活躍からも目が離せませんね♪
満足度★★★★
鑑賞日2020/03/19 (木) 19:00
劇団銅鑼が詩森ろばに作・演出を依頼する第2弾。やはり面白い!日本初の女性写真家である島隆(しま・りゅう)と夫でやはり写真家・画家の島霞谷(しま・かこく)の物語。江戸末期から明治初期を生きた2人の生き方を、詩森らしくエンターテインメント風味をいっぱいに含みつつ、女性の生き方、明治維新を受けての新しい生き方など、様々な要素を込めて描くところが興味深い。現代の、女性地方紙記者と郷土史研究家をストーリーテラーにして、説明的な部分を担わせるあたりも巧い。ダイナミックに使われる舞台美術も一見に値する。