高校演劇サミット2019 公演情報 高校演劇サミット2019」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★★

    今回は一ステージのみ、駒場高「てくてく」オーラスの回を観劇。終演後、生徒たちのやり切った涙を見るだけでもう胸が。。通常高校演劇は大会で落ちればそこ止まり、全国まで行けば都合3回程度上演する事になるのだろうか。しかし毎回一回勝負で臨む訳で、今回のように所謂公演として3日間3ステージをやり切るという事は学齢期である彼ら彼女らにとって特別な、大きい事なのだろう。

    高校演劇に触れて感じる思「強み」は何と言ってもナチュラル演技。「今」が匂い立つ。社会を操縦しているのは(老齢にして)パッパラパーの権力者たちだが、最も「今」を感知しているのは若者であり良くも悪くも「今」を鋭く「今」たらしめている。オリジナル脚本を書いた人は(多分)大人であろうが、彼らの生活圏と接していなければ書けまい。
    彼らを「包囲」している社会という建造物が、壁が、彼らを圧迫し、自分や他者をめぐって苦悶する姿は、客席をほぼ埋めていた中高年男性(に限らずだが)の姿と何ら変わらないと思う。
    舞台は美術室。(憂さを逃れて)訪れる生徒らがいつしか増え、常連になった7~8人が不可避に接触していく中で個の抱えるものが顕れ変化も遂げる話であるが、それぞれ「居そうな」人物で秀逸である中、最後に爆弾級=ミュージカル女優を目指すかなりうざい(痛い)生徒を投入。一方「ここで部活やろうか」という話題が進む中でも個性がぶつかる。そこへ「自殺クラブ」なる案が浮上。そこから修羅場、そして終盤アップビートのMをバックに彼らが「演劇」という手段で己らの暗面を表現し始めた場面であるかのような、台詞連射の抽象的・詩的なシーンとなる。
    美術室へ逃れて来る彼らは同質性を持たず、傷の舐め合い感が皆無。価値観を異にし反目さえする様相は教室の縮図にも見える。特殊な生徒たちのエピソードに括らせないが、一人ひとりの個性を明確に描き分ける事で群像を立ち上がらせていた。
    無論「助け合い」「共感」「連帯」などとはこのドラマは無縁、というより意図的にそこに落ち込む事を避けているかのよう。むしろ相手を突き放す(普段は本音を出せず仲良しを演じるという気遣いに疲れ果てている、その反動のように)。本音が零れ出る場所となった美術室とはユートピアであり、ここで起こった事こそ生徒らの人生にとって真に貴重な学びだ、と芝居が言っている訳ではないが、根源的な問題と向き合う場面と時間をこの演劇は高校生たちに、教師たちに提供したかったに違いないと思えて来る。いずれにしても生徒(役者)自身と役との距離(の近さ)は、この舞台にとっての強みである事は言うまでもない。

    ネタバレBOX

    別に断る必要もないが・・演技・テキストともに拙さのある本作に星五つの理由。過去見た幾つかの高校演劇の中で最上。飴屋法水「ブルーシート」、柳美里「静物画」よりも。無論これらはテキストが優れていたし生徒らの魅力も引き出していたが、監督(まあ演出ですけど)の存在が大きく見えた。今回の作品は限りなく出演者たち自身に近い劇世界でありながら、超具体から普遍へ手を伸ばし、高尚な領域に触れんとするところがあった。
  • 満足度★★★

    徳島の高校のは、劇作自体がプロのため出来栄え自体はいいが、学生の表現力は、それなり、かな。
    駒場高校も同じく。
    日野高校は、、狙いすぎて外した感じ。

  • 満足度★★★★

    ■各校60-70分■
    教師ウケだけを狙ったような、「優等生的」作品が一つもないのが好印象。難度の高いかの『あゆみ』を三人だけで豊かに演じた一校め、徳島市立がマイベスト。

  • 『てくてくかけてく』都立駒場高校

    女子8人が繰り広げる学園もの。
    最初女子高設定かと思ったけれども、どうやら共学らしい。
    8人もの同年代が揃うと役の区別が・・・の心配も無くキャラがしっかり成立。
    この子には好意がある・この子は興味ない の相関図で笑わせてくれます。
    魅せ方上手、さすが東京!と思ってしまうのは色眼鏡でしょうか。

    普段の賑やかしい学校生活をそのまま反映させた様な現役JKの強味と、ストーリー・人物相関図で魅せるエンターテイメント性の高さで両方いいとこ取り。
    終盤は勢いを優先させていた感こそありましたが、劇団さながらの心揺さぶる力量を見せてくれました。

  • 『#神』都立日野台高校

    どうやら高校演劇は女子が優勢らしいというイメージのところ本作では男子も大いに健闘。
    ベケットの「ゴドーを待ちながら」がモチーフだそうだけれど、うん、確かにそんな感じ。
    舞台は校内の一角でしょうか。
    辺り一面の散らかり具合や散らかってるモノからして何気に不条理(笑)
    苦手な不条理劇もあったりしますが、本作は奇妙な風味を楽しみつつ、ごく日常の出来事が舞い込んでいる仕様になっているので、とても受け入れやすい。
    「男子学生の日常」の物憂さと、お馬鹿な感じがイイ感じにブレンド。

  • 『あゆみ(3人Ver.)』徳島市立高校

    有名な戯曲の3人バージョン。
    ごくごく平凡にて善良な女性「あゆみ」の生涯。
    グルグル廻る回転フィルムのような魅せ方で、何気ない日常風景をショーアップ、テンポ良く楽しめました。

    本作ってある意味、演劇の教科書的な性格を持った演目なのではないかと。
    健全で着実な演劇活動をされているのだなぁと、しっかり地に足がついている感じ。
    3名の演者さんは愛嬌も良く余裕すら感じました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/12/27 (金) 15:00

    各校、概ね60分。
    1日通し券は、続けて同じ席を確保可能。

    ネタバレBOX

    後日記載。

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