ショート7 公演情報 ショート7」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
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  • 満足度★★★★

    今回の目玉は女優のキャミ姿
    ではないだろうか?そんな不謹慎な!という声も聞こえてきそうだが、座り得なのは入り口から入って奥の座席だ。そんな座席の事まで心配せんでも。みたいな声は邪道というものだ。折角観るからには鼻の下が伸びるような絶好な環境で見たいからだ!(^0^)

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ソヴァージュばあさん・・・モーパッサンの小説を始めて読んだのが「女の一生」だった。それから、モーパッサンはワタクシの中で好きな小説家の一人になったわけだけれど、今回の芝居はその戯曲の持ち味であるリアリズムの技法を崩さず日常の小市民の生活に見られる喜怒哀楽の様を、限られた時間の中で鮮やかに描き出したと思う。3人の兵士がソヴァージュばあさんの家で暮らすことになる。、ぎこちなかった関係もやがて静かで穏やかな暮らしの中で、彼らは平凡だけれど世界で一番美しい幸福な時間を愛しく思うようになる。モーパッサン独特のビルローニュの緑溢れる描写や美しく繊細な言葉を一人の兵士に物語として読ませる事でその風景を観客に想像させる一方で、孤独、自殺といったテーマもきちんと表現する。火事になった場面の演出がリアルで上手い。


    Bloody Sauce Sandwitch・・・姉の家に居候している妹が一週間前に堕胎してふさぎ込んでいたが、その事を姉に告白する事が出来ず、言葉を発しない。
    いら付いていた姉が妹の真実を聞いた後の表情が可笑しい。妹が股間をティッシュで拭うと真っ白いティッシュが血に染まる描写はなんとも・・・。
    胎児の乗ったサラダもグロテスク。エグイ。
    ハマカワフミエの美しい黒髪がライトの光でピカピカ輝いてる様に目が離せない!女神のような黒髪!素敵すぎる。


    15分しかないの・・・大企業に勤める女の24:45~25:00までの描写。
    彼女は仕事で毎晩遅くなって帰宅する。自分のプライベートな時間はたったの15分しかないから、この時間を有効に使っている。そこへ昔の彼からよりを戻さないか?と電話がかかってくるが、戸惑う女。ここで女の吐く言葉、女の本心、自問自答の心の葛藤を3人の女優が重なるように演じる。結果、男は別れた後も女に対する未練を引きずり、一方、女は「よっかかれる人は欲しいけれど貴方は無理!」と断る。男は女を口説きながらも心理的には女に甘え、女はそんな男に「昔とちっとも変わってないじゃない。」みたいな心もちになる。そんな深層心理が楽しい。


    アムカと長い鳥・・・結婚して子供を産んだ女が田舎に引きこもって暮らしてるうちにその環境がストレスになり神経を患う。お風呂に入った女は入浴をただ一つの楽しみにしており、そこに友人から電話がかかってくる。だんだん狂気と化していく女の二つの顔がみもの。

    個人的には「ソヴァージュばあさん」「15分しかないの」が好き!

    観劇後の「キャバクラードポップ」ではキャバ嬢が壁の花と化してしまった。この場合、キャバ嬢は何処に居たら良いのか解らないのだと思う。
    だから、キャバ嬢にも椅子を出してあげないと駄目だよね。ゲストの周りを囲むようにして。出来たらキャバ嬢はキャミ姿で登場して欲しい。佐々木なふみだけはブラとパンツのみで!(^^#)散々ゲストをいぢってやって、5~10分で退場させれば、その後、気を良くしているゲストの話も十二分に聞けるから、観客も満足できるかと・・。

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