『Q:A Night At The Kabuki』inspired by A Night At The Opera 公演情報 『Q:A Night At The Kabuki』inspired by A Night At The Opera」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
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  • 満足度★★★★

    「ロミオとジュリエット」を源平合戦の中に置き換えた物語。クイーンの曲は「ボヘミアン・ラプソディ」のアルバム全曲使用だそうだが、意外にも解体して部分部分を使っていた。音楽より、物語を優先している。こんなことをして許されるのは野田秀樹へのクイーンの信頼があればこそだろう。そのなかでは「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」が主題曲と言える。

    若さがまぶしい二人、広瀬すず(まぶしすぎて見とれてしまう)と志尊淳のロミオとジュリエットを、松たか子と上川隆也の「それから」のロミ・ジュリが支える。「それから」の二人がさすがの貫禄で、芝居を支えている。また二役を4人でやることで、様々なふくらみ、変化、二重化が起きて、それがこの舞台の一番の仕掛けだと思う。野田秀樹得意の、白い大きな布をふんわり、ベッドにかぶせ変えるごとに、若いロミジュリが「それから」の二人に代わり、また元に戻る場面など印象的だった。

    前半は「夢の遊民社」流の走り回り騒ぎ回る、とっ散らかった舞台である。まるで幼稚園のお遊戯ではないかと、これがどうなるんだろうかと思っていると、後半、ググっとシリアスなテーマが浮かび上がる。それは「パンドラの鐘」以来の野田秀樹の絶妙な作劇術であった。そろそろ飽きてくるという人もいるかもしれないが、同じ「シリアスなテーマの浮上」でも、毎回違った趣向がある。「逆鱗」はアナグラムであったが、今回の趣向を何と言ったらいいのか。象徴劇というところか。

    「Q」は野田芝居の中でも象徴性が高い。「俊寛」などの本歌とり、見立て、二重化が様々にしくまれている。シェークスピアへの批評があり、観客の欲望への批判がある、演劇についての演劇でもある。見終わった直後よりも、あとで思い返しては、人生と運命をあれこれ考える。そんな質の感銘がある。

    ネタバレBOX

    「運命」は変えられた。しかし、もう一つの「運命」に巻き込まれた―このセリフが芝居全体を語っている。
    個々人が自分の「運命」を生きることは、たとえそれが悲恋であれ幸福だ。しかし、みんなをひとつの「運命」に束ねるのは不幸だ、というセリフの意味をかみしめた。ロミオに「その名を捨てて」というジュリエットの言葉が、見事に換骨奪胎されて、この名前の貴重さを突き付けてくる。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/10/14 (月) 19:00

     そう来たか、という印象をまず持つ。Queenの "Night at the Opera" の楽曲を使い、『ロミオとジュリエット』をベースとした作品と聞いて、エンタメを予想した私の思惑は全く外れ、思いもかけないテーマを持った作品に仕上がっていた。プログラムによれば、このテーマは、野田が以前からやりたいものとして残していたものだそうで、このタイミングと状況でやるのが適切かどうかは分からないがインパクトのある舞台だったことは確かだ。志尊淳と初舞台の広瀬すずの身体能力の高さにはちょっと驚いた。
     ただし、休憩込み3時間は、さすがに長い。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/10/15 (火)

    とても素晴らしかったと思います☆

    ネタバレBOX

    まず広瀬すずさん、とても初舞台とは思えない堂々とした姿!声もよく通るし素晴らしい☆ 竹中直人さんはさすがの存在感!圧倒的な目力! そして今回の舞台である意味一番目立ってたのが橋本さとしさん! 重要な役をコミカルに演じていました。  あと、伊勢佳世さんが出てるのを忘れてました。 あの役だったのかな!化粧が濃くて気づかなかったんですが、いい演技をしていました☆

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