公演情報
「僕はキヨシ。名前だけはある。」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★
85分。休憩なし。
無戸籍の人の話。今まで、あまり考えたことがないテーマだった。そもそも、無戸籍という状態がどうして生まれるのかもよく分かっていなかったので、設定自体がとても新鮮。裁判所が関与する問題なのだ、というのも驚きだった。
半面、全体が無戸籍問題の説明になっている感が強く、物語としての迫り方が弱かったように感じた。
満足度★★★★★
おちゃらけ顔のフライヤーイメージから、てっきりコメディー作品かと思いきや、なかなかに骨太の人間ドラマ…笑うどころじゃなかったけれど、これは嬉しい裏切り。
「戸籍が無い!」どうやら漫画的設定というわけでなく、ナルホドこういったケースは確かに報道で聞いた事があります。
主人公が自分の戸籍をどうしても欲しくなっている冒頭に至るまでのあらましは当日パンフで説明されているも、現に目の前にいる彼の物腰から、これまでどういう思いで生きてきたのかじんわりと滲み出し、その長い道のりが窺い知れるものだから、どうにも歯がゆかったり、哀しかったり・・・彼のとる言動に思い感じるところはとても多かった。
確かに「私には戸籍が無いので、どうか作ってください」の申し出に役所がホイホイ応じてしまったならトラブル続出は必至なので、法的なハードルは設けるべき。
疑い深い法律の目線は冷たい様でいて、実に的確だったと思えました。
ただ主人公の場合、諸々の理由にてハードルが必要以上に高くなっているので、とても厄介。
そこにきて、あの戸籍担当職員か(笑)
主人公を取り巻く人間関係が生み出す感情のうねりに、こちらも奔放されっぱなし。
そもそもどうしてこんな面倒な人生を強いられてしまうのか、何だか妙にこみ上げてくる怒りの矛先に思いを巡らせ「これは結末次第で作品の明暗が分かれるぞっ」と息巻いて見入っていましたが、結果は★の数にて…お察しください、とても良かったです。
満足度★★★★★
ギャグチックなフライヤーに比べて、中身はかなりしっかりした作品!なによりキヨシくんがイイ!オヤジがイイ!。事なかれ主義の役所職員、何事も決まり通りの裁判所職員、観ていてジリジリするくらいムカつく!“戸籍を作る”言葉は簡単だけど、実行は難しい。うんざりして後ろ向きになりそうなキヨシくんの気持ちもわからないでもない。最後の母の愛情がしっかり見えた時はホッとしました。(つっこみどころがないわけではないけれど)観て良かったと思える作品でした。