公演情報
「【八田元夫を読む】 『まだ今日のほうが!』 」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★
めったに見られない戯曲。リーディングということで、台本を持ちながらであったが、きちんと芝居をしていた。
戦前の党の地下活動を支える「ハウスキーパー」だった若い娘が中心。彼女が、かつて党活動で一緒に暮らした男と再会して、どう決着をつけるかがカギ。昔の男が、結局何の信念もない、かつてものにした女、金でも恵まれたことに今も未練をもっているだけという話をどうみるかで、作品評価は分かれるだろう。「戦前の党のみにくい内幕を描いた」か「破廉恥な男の哀れを描いた」ととるか。