いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページをご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
前回はお申し込み多数で参加を締め切らせていただきましたので、参加をご検討の方はお早めにお申し込みいただければと思います。
第36回『本読み会・ブレヒト』
■作家
ベルトルト・ブレヒト
■作品
『セチュアンの善人』
(翻訳は出来れば岩淵達也氏のものをご用意いただければと思いますが、他の方の訳でも構いません。戯曲の入手に関するご案内は下部にもございます。)
収録
ブレヒト戯曲全集〈第5巻〉(岩淵達也・訳)
ブレヒト戯曲選集〈第3巻〉 (1962年)(加藤衛・訳)
肝っ玉おっ母とその子供たち―ブレヒト名作集(加藤衛・訳)
■日時
2012年7月15日(日)
13~17時
■場所
未定(都内・千代田区周辺です)
■参加費
(会場代の折半をお願いする場合があります/一人50~100円くらいです)
■作品について
もしもこの世にたった一人でもいい、
人間らしい生活をしている善人がいるならば、
世の中はあるがままにしておこう。
会議の結果、善人を探しにセチュアンにやってきた3人の神様は、
一夜の宿を町でただ一人提供してくれた貧しい娼婦シェン・テに
莫大な金を与える。
綺麗なままでは生きていけないこの世の中にあって、
善人であれ、しかも生きろという宿命は、
やがてシェン・テを二つに引き裂いた。
叙事的演劇を唱え、ベルリナー・アンサンブルを率いた
ドイツの大劇作家ベルトルト・ブレヒトの、
演劇史にその名を残す傑作戯曲。
■おねがい
『本読み会』では、作品は未読のままご参加いただいても構わないのですが、基本的には一度目を通していただいてからのご参加をお勧めしています。
特に今回の『セチュアンの善人』はとても長い戯曲なので、当日は全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性があり、話の流れについていけなくなってしまう恐れがあります。
是非開催前に図書館やインターネット(『本読み会』HP上のお知らせ記事からはamazon、HP右サイドのリンクサイトにはネット古書店もご紹介しています。)等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(翻訳は、こちらでは岩淵達也氏のものを使う予定でいます。しかし古書などで購入する場合は加藤氏の訳本の方が比較的安く手に入りますので、あまり気にせず、手に入ったものをお持ちくだされば結構です。)
とは言うものの、戯曲作品は(どんなに有名な作品でも)なかなか手に入れるのが難しい場合もありますので、戯曲が見つからなかった場合は『本読み会』までご連絡ください。テキストをご用意致します。
■定員について
出来る限り多くの方にご参加いただきたいところではあるのですが、作品の長さや登場人物の数などを踏まえて、申し込み多数の場合にご参加をお断りさせていただく場合がございます。どうかあらかじめご了承ください。(申し込みは先着順で受け付けますので、お早めにお申し込みいただければと思います。)
■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』の活動は不定期ですが、約2ヶ月に一度のペースで開催されています。基本的に参加費は無料です。
開催ごとに参加者を一般から広く募っており、参加いただいた方々に『本読み会』に所属してもらうというわけではありません。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
第1回『本読み会』が開催されたのが8年程前、今回が第36回目の開催となります。
また『本読み会』では講師を招いてのワークショップや講演会などを企画し、その他、数年に一度のペースで有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』では、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行ってきました。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、興味がおありでしたら、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙