※※新型コロナウイルスの影響でオーディション会場が変更となりましたため、情報を修整して改めて投稿します※※
2020年8月上旬に、シアターグリーンBOX in BOX THEATERで開催するキャンディプロジェクト本公演について、出演者を募集します。
下記要項をご覧になった上で、応募やご質問などは最下部にあるメールよりお送りください。
【ワークショップオーディション】
2020年3月20日(金祝)13:10~17:00
東京都北区文化芸術活動拠点ココキタ・多目的室5(4階)
http://kitabunka.or.jp/cocokita/access/
※ オーディション概要は、下記要項に記載しております。
【劇団HP】
http://candyproject.sakura.ne.jp/
●公演概要●
キャンディプロジェクト第十回舞台公演
「不思議の国のドグラマグラ(仮題)」
原作:夢野久作『ドグラ・マグラ』/ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』
翻案・脚本・演出:キャンディ江口
助演出:大田雄史(芝熊)
主催:キャンディプロジェクト
【本作概要】
近代文学翻案シリーズの第五弾となります。夢野久作『ドグラ・マグラ』は日本三大奇書の一つと呼ばれ、探偵小説の体を取りながらも、突如挿入される奇妙な論文の数々や、精神病院の恐ろしさを歌った浪曲など、シンプルな筋立ての中に散りばめられた膨大なエッセンスが特徴的で、「読破すると発狂する」ともされるアングラな雰囲気漂う作品です。過去、何度も映画や舞台で取り上げられてきましたが、「奇妙さ」や「カルト的」な部分ばかりがクローズアップされ、「犯人は人間そのもの」と受け取れるような結末にした、探偵小説におけるテーマのユニークさは、あまり推されてこなかったように思います。
今回、不条理な世界観で有名な『不思議の国のアリス』の、いわゆるポップさを取り入れることで、『ドグラ・マグラ』のテーマを押し出しながらも、見やすいエンターテインメントに仕上げたいと考えています。具体的には、舞台上での生演奏(ボーカル曲を含む)や群舞、殺陣など、視覚聴覚的に心地よくも、しかし雑多な構成とすることによって「奇妙さ」を補完しつつ、シンプルな筋立て自体は活かしたいと思っています。
本作は、一組の家族(父母と子供)が牢屋のような部屋で目を覚ますところから始まります。何故、ここにいるのか分からない状況の中、正木博士と名乗る男が現れ「悪魔があなたたち家族を牢に捕えた。今晩中に悪魔を見つけ出さないと、子供の命はない」と宣言します。「悪魔」に心当たりのない夫婦は狼狽しますが、少年は隣の部屋から幼い少女の声がすることに気づきます。自らを「探偵」と名乗り、浮世離れしたキャラクターである少女は「一緒に悪魔を捜しにいこう」と少年に提案します。大人たちに少女の声は聞こえず、両親は少し知的な障がいを持つ少年の身を案じるものの、事態を打開すべく少女に息子を託します。
悪魔を探すため、少女は不思議の国の中において様々な「悪」を少年に見せます。トランプの兵隊やイカレ帽子屋を通して見せられる「悪」とは、学校でのいじめであったり、障がい者を無視する電車内であったり、戦争であったりします。それらはダンスや殺陣や音楽といった派手なエンタメと、一転リアルで生々しい会話シーンの応酬によって表現されます。最後に悪魔の正体が明かされる場面が本作の肝です。
前作『戦争と豚―変奏 白痴×悪童日記』においては、人間の醜さに焦点を当てました。市井の人にとっての戦争という事象を、「自らの意志においてどうしようもできないもの」として震災の記憶に代替し、究極時に立ち現れる人間の本性を掘り下げようと、暗く、そして静かなテンションで物語は構成されました。リアルな会話の追及や結論を明示しないというスタンスは賛否両論で、僕のやりたいことは表現できたものの、いずれにせよ過去作よりもエンタメ性の低い作品となりました。
本作では、「人間を探求する」「多様な解釈を内包する」という『文学性』を担保しながらも、キャンディプロジェクトの持つ「アクティブなエンタメ性」というものに今一度着目したいと考えています。
【日程】
2020年8月7日(金)~8月10日(月祝) 計8~10ステージ(最終調整中)
※ ダブルキャスト公演のため、各チーム4~5ステージずつ。
※ 8/5(水)~小屋入り、8/6(木)以降は基本的に全員参加。
【劇場】
シアターグリーンBOX in BOX THEATER
http://www.theater-green.com/boxinbox.html
【稽古】
2020年6月頭~
平日夜・週2回(18~22時をベースに3~4時間程度)+土日・週1回(5~6時間程度)
北区公共施設(主にココキタ)、豊島区公共施設などにて
※稽古開始前の5月に、顔合わせ・脚本配布の日を一日設けます。
※必要に応じて抜き稽古を行う可能性があります。
※すべての稽古に参加できなくても大丈夫ですが、一定数の稽古に参加できる状態かご確認ください。
【チケットノルマ・バック】
チケット:4,000円
チケットノルマ:22枚
チケットバック:1枚目~500円/枚、21枚目~1,000円/枚、31枚目~1,500円/枚、41枚目~2,000円/枚
【キャンディプロジェクトとは】
主宰キャンディ江口が、2009年に立ち上げたプロデュースユニットです。
同志社大学 演劇集団Qの座長を経て、出版社に就職。その傍ら社会人劇団として本ユニットを立ち上げましたが、2015年に出版社を退職。現在は作家、演出、俳優を本業として活動しています。
詳しくは http://candyproject.sakura.ne.jp/profile/
近年は「ブンガク×オンガク」をテーマに、定期的に舞台作品をプロデュースしています。2018年にはシアターグリーン base theaterで二回公演を打ち、2019年は「熱海殺人事件4バージョン同時公演」や野外劇フェス「弔EXPO」に参加するなど、精力的に活動してきました。
その活動は、新聞で紹介(「日本とユーラシア」2017年4月15日刊・第1479号)されたり、ジュンク堂書店池袋店とコラボレーションフェアを展開するなど、徐々に認知されつつあります。
【募集要項】
健康でやる気のある18歳以上の男女。
事務所や劇団に所属の方も、所属元の許可を得たうえでの参加は歓迎です。
今までの経歴は問いません。本作との相性、劇団と出演者の相性について、ワークショップオーディションの場で相互に確認させていただきたいと考えております。
【応募の仕方】
ワークショップオーディションを開催します。
ここでは、キャンディプロジェクトの稽古の仕方や雰囲気を、実際に本読みなどを行うことで体験していただきます。
オーディションと言っていますが、稽古が始まってから「思っていたのと違う…」というギャップが相互に発生しないための場と考えています。お互いに信頼した上で作品づくりを進めていくためです。
ワークショップに参加していただいた後、最終的に出演したいか改めて考えていただきますので、参加はお気軽にどうぞ。
スケジュールが合わない場合は、別日にお会いさせていただく場を設けますので、まずはメールにてお問い合わせいただけると幸いです。
(日時)ワークショップオーディション
2020年3月20日(金祝)13:10~17:00
東京都北区文化芸術活動拠点ココキタ・多目的室5(4階)
http://kitabunka.or.jp/cocokita/access/
※ 途中参加・退出可能ですので、まずはお問い合わせ下さい。
※ 当日は動きやすい服装で来ていただくかご持参ください。更衣室がありませんので、トイレや部屋の隅で着替えていただくことになりますのでご了承ください。
※ ワークショップオーディションへの参加は無料です。
※ すでに出演が決定している方が参加される可能性があります。
※ 新型コロナウイルスの影響が懸念されますが、換気などの対策を充分にとったうえで開催します。
(当日参加者)
●キャンディ江口
キャンディプロジェクト主宰。作家、演出、俳優。
㈱リスター所属の俳優として、映像作品への出演も。
●大田雄志
劇団芝熊主宰。
第23回日本劇作家協会新人賞を受賞。
(応募・問い合わせ先)
hoi.candyproject@gmail.com
応募はこちらのメールにてお願いします。問い合わせもお気軽にどうぞ。
[ひな形]
タイトル:8月公演ワークショップオーディション
本文:
《要件》(応募 or 問い合わせ)
※問い合わせの場合は、お名前等は未記入でも構いませんので、そのままご質問をお書きください。
《お名前》(例:山田太郎)※芸名でも構いません。
《年齢》(例:24歳)
《性別》(例:男)
《所属》(所属事務所や劇団のある場合はお書きください)
《主な出演歴》(舞台や映像など、役者としての主な出演歴をお書きください。なくても構いません)
《ワークショップ参加可否》(例:参加 例:参加できない)
《問い合わせ》(ご質問等がございましたらお願いします。やり取りのなかで疑問や不安が発生しましたら、些細なことでもお問い合わせ下さい。お互いにクリアな状態で作品づくりをしたいと考えています。)