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第3回 演技の基礎から俳優の為の戯曲分析法まで 〜スタニスラフスキー・システムの実践的活用法〜

ロシア・モスクワの国立劇場に研修演出家として所属した演出家による、
「国際スタンダードの演技法 生きる演技」を学ぶワークショップ

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ロシアでは5年間の俳優教育が行われることをご存知でしょうか?
 
俳優は職業の一つであり、技術職です。体系立てて俳優としての「技術」を学び、その基盤の上に演じる個人の「個性」が活きてくる、という考え方です。日本では、体系立てて学べる場所がとても少なく、国内また海外から招聘された演出家や俳優教育をテーマとしたWSを転々としながら学ぶしかない現状があります。
壁なき演劇センターでは、日本国内で体系的に演技を学べる機会を作ろうと、定期クラスを開講してきました。講師は演出家の杉山剛志氏。ピーターブルックと仕事をしてきた演出家に師事した後、海外から来た演出家達と創作に励み、そしてロシアのモスクワにある国立モスソヴィエト劇場にて演出を学んできました。

昨年に続き再びの開催を望む声も多く、また来年3月に予定している新作公演に向け、新しい俳優との出会いを求め、演技の基礎から応用までを包括的に学べる二週間のワークショップを実施することにしました。

【ワークショップの狙い】
現在、壁なき演劇センターでは、ヨーロッパやアジア諸国など各方面との共同制作や海外ツアー公演、国際演劇フェスティバルへの招聘参加、ワークショップ、シアターエデュケーションなど様々な事業を行なっています。
昨年はベトナムの国立劇場と国際共同制作『ワーニャ伯父さん』(作:チェーホフ)を2ヶ月間の現地滞在制作にて創作し、その作品はベトナムの現代演劇シーンに大きな衝撃と旋風を与え、国立劇場の正式なレパートリー作品となり現在なお上演され続けています。

ベトナム国立劇場との現代演劇国際共同制作事業においては、ベトナムのハノイにてオーディションを兼ねた『ワーニャ伯父さん』の創作を通した2週間のWSを実施しました。今回は東京にて、ベトナム国立劇場の俳優が経験したものと同じWSを題材を新たに『桜の園』(作:チェーホフ)にて実施いたします。

演技と俳優の基本から、「生きた演技」に直結する戯曲の読み方、そして作品創りまでをワンストップで学べる内容になっています。確固たる軸と自信を持ちもう一歩先に進みたい俳優の方、俳優の潜在能力を引き出し作品創造の可能性を広げたい演出家の方にとって絶好の機会となるワークショップです。

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【対象のかた】
・様々な演技メソッドを学んだけれど、創作の現場でどう活かせばいいのか、ピンと来ていない方
・古典戯曲はおもしろくない、つまらないと思っている方
・「演技」ってそもそも何だろう?分かっていたつもりだけど、何だったっけ?と疑問に思っている方
・戯曲の読み解き方や、解釈を演技にダイレクトに生かす方法を知りたい方
・俳優としての軸や自信を持ちたい方

是非奮ってご参加ください!

【プログラム内容】
・演技力を支える五感、集中力、注意力、観察力、想像力などを向上させるトレーニング
・『演技の基礎』を理解し、その能力を養う課題エチュード
・『生きた演技』を生み出す戯曲の読み解き方・アプローチ法
・即興を利用したシーン構築(身体的行動による戯曲分析メソッド)
・『桜の園』(作:チェーホフ)の第一幕の通し上演(ショーケース発表)

【スケジュール】
2019年 6/3(月)-6/16(日) ※最終日は合同発表会
《昼クラス》月〜土:10:00-16:00
《夜クラス》月〜土:17:00-22:00
※6/9(日)、6/15(土)は両クラス共に休み 
※6/16(日)のみ合同発表会につき開催

【募集要項】
・定員: 12名まで(各クラス)
・場所:千本桜ホール(東急東横線 「学芸大学」駅徒歩1分)
・参加費:50,000円(事前振込)
・締め切り: 5/31(金)  ※定員に達し次第、先着で締切らせていただきます。

【申し込みフォーム】
第3回WS 申し込みフォーム
https://forms.gle/BJkL3zmYFmHMSbvu5

※お申し込み確認完了後、メールにてご連絡致します。
※基本的に、全日参加が条件ですが、参加できない日程がある、遅刻参加などございましたら、遠慮なくご相談ください。 

2018年度WSの様子
《第1回》https://www.facebook.com/events/189541861634482/?active_tab=discussion
《第2回》https://www.facebook.com/events/319506898572390/?active_tab=discussion
 
来年3月に予定している新作公演に向け、一緒に作品を創ることができる俳優の皆様と出会いたいと考えています。
また、今後も続く国際共同制作事業や国内外でのツアー公演、および当団体活動に関しても、チャンスがあれば、お声がけさせていただくかもしれません。
 
皆様にお会いできること、心より楽しみにしております。

【お問い合わせ】
メール:tcww.ws@gmail.com(件名:第3回 WS問い合わせ)
Website: http://theatrecentrewithoutwalls.org/

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★講師プロフィール
杉山剛志 Sugiyama Tsuyoshi
一般社団法人 壁なき演劇センター 代表理事。
5年間にわたりフランス・パリ・コンセルヴァトワール教授に師事し、スタニスラフスキーの直系の愛弟子から体系的な俳優教育を受ける。その後、ロシア・フランス・ドイツ・ベルギーなどの演出家と国際共同創作プロジェクトを4年間に渡り行なう。2008年からロシア国立モスソヴィエト劇場にて芸術副監督演出家ユーリー・エリョーミン氏に師事。同劇場に研修演出家として所属し、演劇の本場モスクワで演出を学ぶ。
国内外における公演活動の他、国際スタンダードの体系的俳優育成や、ヨーロッパおよびアジア諸国の青少年・子供たちを対象にしたワークショップやシアター・エデュケーションも継続的に実施している。
2015年のステーリノ・ポゾリェ国際演劇祭(セルビア)に『バルカンのスパイ』(作:コバチェビッチ)が正式招聘され第4位に入賞。2016年のベトナム国際演劇祭で最優秀作品賞および最優秀演出家賞を受賞。2017年には『かもめ』(作:チェーホフ) がベオグラード国際演劇祭(セルビア)と国際マルチメディアフェスティバル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、クロアチアの国際演劇祭へ正式招聘され東欧3カ国5都市ツアーを実施。2018年には国立ベトナム青年劇場との共同制作『ワーニャ伯父さん』を現地ハノイにて滞在創作し、ベトナム3都市ツアーを実施後、国立劇場の正式なレパートリー作品となり現在もなお上演され続けている。
国内では、2017年『ビザール〜奇妙な午後〜』(作:ジェーリコ・フバッチ)、2019年『ワーニャ伯父さん』(作:チェーホフ)など。今秋11月にはシアタートラムとKAAT神奈川芸術劇場の共催のもと、ベトナム国立劇場との共同制作『ワーニャ伯父さん』が東京および横浜にて上演される。


【壁なき演劇センター Theatre Centre Without Walls】 
文化・民族・国籍・所属などに関係なく舞台芸術に関わる者が、一つの共同活動体として相互理解を築き、演劇を媒体として社会との関わりを目指すことを目的に活動している。
設立後は、国際交流基金アジアセンターの助成で、タイ、フィリピン、ベトナムで演劇ワークショップを実施。
2016年にはチェーホフ『かもめ』を制作し、同年11月にベトナム国際演劇祭に参加。最優秀作品賞、最優秀演出家賞、最優秀俳優賞など7つの賞を受賞。2017年6月に『ビザール〜奇妙な午後〜』を制作し、同年9月には『かもめ』にてベオグラード国際演劇祭(セルビア)とボスニア・ヘルツェゴビナの演劇祭への正式招聘参加を含む南東欧3カ国5都市ツアーを実施。
2018年には国立ベトナム青年劇場および国立ベトナムドラマ劇場との共同制作。
国立ベトナム青年劇場との共同制作『ワーニャ伯父さん』は2ヶ月間の現地滞在制作を経て創作し、ベトナム3都市ツアーを実施。その上演はテレビ、新聞、雑誌、Webなど各メディアで連日取り上げられ、ベトナムの演劇シーンに大きな衝撃と旋風を与えた。現在は、国立劇場の正式なレパートリー作品となり今なお上演され続けている。今秋11月にはベトナムから俳優を招聘し、シアタートラムや横浜での招聘公演を予定している。

主催:一般社団法人 壁なき演劇センター
協力:千本桜ホール
  • オーディション実施者は合格者になるべく早く契約書を提示し、正式な契約を結びましょう。双方が納得できる公平で健全な関係を築き、突然の参加キャンセルなどのトラブルを回避しましょう。
  • オーディション合格者はなるべく早く実施者から契約書を受け取り、よく読んだうえで正式な契約を結びましょう。想定外のチケット販売ノルマやグッズ買取の強要などから身を守りましょう。
  • 【第1回目ワークショップの参加者コメントの紹介!】
     
    20代前半から60代まで幅広い年齢かつジャンルの舞台芸術に関わる方達が参加された第1回目のワークショップ。
    参加者コメントの一部をご紹介いたします。

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    【WSに参加される前と後で変わったこと。そして、このWSを受けて得たこと学んだことは?】

    ▪️分からないものに対しても勇気を持って取り組んでいけば、何か新しい発想を得られるのだと気付きました。観客は俳優の行動を見て、面白がっているのだということを個人的に学びました。(20代男性)
     
    ▪️役作りの方法とスタンスに大きな影響を与えてもらいました。舞台上でどのように演じれば良いのか、という意識が大きく変わりました。俳優の芸術は行動である。芸術を作っていくということに、大きな力をいただきました。本当に素晴らしい時間を頂きました。ありがとうございました。(30代男性)

    ▪️新ためて、芝居ってやっぱ楽しいなと思いました。本当に。このワークショップ自体がとても素晴らしいと思いました。心の中で沢山の変化があります。もっと沢山の芝居に関わっていきたいです。自分が芝居の中で大切にしたいと思っていたことが初めて言葉になった気がします。生きるとは行動って事ですね。ありがとうございます。(20代女性)
     
    ▪️お芝居が楽しいなと思えました。WS中も夢中になりました。
    台本をもらったら、まず何から取りかかり始めれば良いのかが分かりました。必ず事件があって、状況が変わって、でも障害があって、その中でどういう目的をもってどんな行動をするのか、これを分析することの大切さを学びました。古典の魅力を知りました。(30〜40代男性)

    ▪️とても貴重な2週間でした。俳優の仕事をする上でとても必要なもの、これを学んでいるのといないのでは全く異なるくらい、もう「宝物」です。それをプレゼントしてもらったので感謝の気持ちで一杯です。どうもありがとうございました!(30代女性)

    ▪️その役を生きて演じる俳優として戯曲や台本をどのように読んだら良いのかという「台本の読み方」が良く分かり、意識がガラリと変わりました。また、題材として取り組んだ古典戯曲『ワーニャ伯父さん』という物語そのものに対する印象もガラッと変わりました。
    そして、最も学び気付いた事は、常に「行動を言葉に優先すること」です。とても充実した楽しい時間をどうもありございました!(30代男性)

    ▪️このWSに俳優をやり始めたときに参加していたら、何か変わっていたかもしれない。。俳優の芸術性とは何か...ということを、基本的な戯曲の読み方から、演技を通して突き詰めていける貴重な機会になりました!(50代女性)

    🎩 第1回目ワークショップの様子 🎩
    →https://www.facebook.com/events/189541861634482/

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    【第3回WS参加締切日は 5/31(金) !】
    WS参加応募締め切りは、5/31(金) を予定しております。各回定員がございますので、定員に達した場合はキャンセル待ちとさせていただきます。
     
    WS開催日までまだ少し時間はありますが、日々申し込みを頂いている状況でございます。検討中の方は、お早めにお申し込みください。
    是非奮ってご参加ください❗️

    なお、基本全日参加が条件ですが、やむをえない事情での遅刻や欠席等ございましたら、遠慮なくご相談ください。
     
    申し込み先
    第3回WS 申し込みフォーム
    https://forms.gle/BJkL3zmYFmHMSbvu5

    お問い合わせ先
    メール:tcww.ws@gmail.com(件名:第3回 WS問い合わせ)
    Website: http://theatrecentrewithoutwalls.org/

    2019/05/15 14:51

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