いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
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第70回『本読み会・田中千禾夫』
■作家
田中千禾夫
■作品
マリアの首 —幻に長崎を想う曲— (二十一世紀戯曲文庫)
※ペーパーバック版と、Kindle版があります。KindleでもOKです。
■日時
2018年3月10日(土)13~17時
■場所
都内某所
■参加費
諸経費として、お一人様300円
■作品について
この作品、昨年は新国立劇場での上演(鈴木杏主演・小川絵梨子演出)もありましたね。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
日本の近代戯曲の父・岸田国士に師事し、新劇以降の日本演劇の歩みを体現するかのような劇作家・田中千禾夫。その田中の代表作である『マリアの首ー幻に長崎を想う曲ー』は、長崎原爆を扱った、戦後の日本の劇作を代表する作品の一つでもあります。
”幻に長崎を想う曲”の副題に相応しい作劇で、岸田流近代リアリズムを受け継ぎながらも、その中から、幻のような詩のあふれる言葉が立ち上がってきます。三島由紀夫やロルカ、加藤道夫、あるいは夢幻能、もしかしたらシェイクスピアのような・・・と言ったら伝わるでしょうか。美しく魅力のある戯曲です。
さて、このような戯曲、詩のある戯曲は、やはり声に出してみなければ味わいきれません!
『本読み会』で一緒に、詩の音とイメージを味わってみませんか。
皆様のご参加をお待ちしております!
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからない場合は『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
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■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙