楽園王では、2017年のいくつかの公演に向けた準備の意味を込めた、俳優向けのワークショップ(以下WS)を急きょ開催することにしました。会場は、楽園王にとっては幾つもの公演を行っている小劇場・サブテレニアンです。今回、新しい俳優と出会う機会にもなればいいと考えています。昨年のこの時期に開いたWSからは、その後3つの公演でそれぞれ数人ずつ出演をお願いして、仲間を増やすことにつながりました。実は現在稽古している作品にも新しい出演者がいるのですが、1年前のWSで出会った方です。
せっかくのWS、WSとして良いものにしたいので、テーマを掲げて行います。今回は、「基礎とちょっとその先」、としました。前半は楽園王が普段行っているウォーミングアップを丁寧に行いながら、俳優にとって大事なことを“具体的に”探っていきます。後半は、台本、台詞を使って小さく台本稽古をやってみます。ダイアローグ(対話)を生かした稽古にしていきたいと考えています。
その中で、劇団側、参加者、お互いお互いの何かを見つけていって、公演に繋がればいいと思っています。もし琴線に触れるところがありましたら、ぜひご参加ください。
楽園王は今年は古典戯曲~近代戯曲を中心に公演をする年になりそうです。4月に「現代劇作家シリーズ7:別役実「正午の伝説」フェスティバル」への参加公演、6月には新宿で行われる「チェーホフフェスティバル」への参加公演、7月には「東京バビロン演劇祭2017」への参加公演と、フェス参加の公演が続きます。また、秋には楽園王が中心的に関わっている「板橋ビューネ2017」での公演も入る予定です。そのすべてで、古典戯曲~近代戯曲を上演いたします。
それらの公演の内、いくつかにはこのWSがキッカケとして出演者が決まればいいと目論んでいます。
WS情報:
日時: 4月8日(土)17時~21時(若干延長する可能性あり)
場所: 小劇場・サブテレニアン(板橋区役所前駅、大山駅が最寄り)
参加費: 3000円
※参加費は、WS当日にいただきます。
※このWS参加者には、4月28日(金)・29日(土)に日暮里d-倉庫にて行われる楽園王公演「正午の伝説」へご招待いたします。
連絡先: home@rakuenoh.tokyo
ホーム@ラクエンオウ・ドット・トウキョウ
★☆ご招待する公演の情報:http://stage.corich.jp/stage/82177 (こりっち)
http://www.geocities.jp/azabubu/legendofnoon/index.html (フェスティバル)
◆WSファシリテーター: 長堀博士(楽園王主宰、劇作家、演出家)
2004年「利賀演出家コンクール」優秀演出家賞
2015年「利賀演劇人コンクール」奨励賞
その他、青学WSD第18期履修、心理カウンセラー認定資格など
「戯曲=詩」の考えのもと、独特の音楽的な要素のある話法にて、耳から入ってくる言葉の音が気持ちいい作品を上演して評価の高い演出作品を上演している。劇作家としては、「エッシャーの絵の中に紛れ込んだよう」と言われる迷路のような作風にて、楽園王のみならず他劇団にも多くの書き下ろしをしている。
◆楽園王
URL: http://www.rakuenoh.tokyo/
Mail: hoem@rakuenoh.tokyo
楽園王は、東京を拠点に今年26年目を迎えた劇団。劇団化をしておらず、公演毎に出演者を集めるスタイルで公演を行ってきていますが、長い目で見ると多くの方が継続して出演をしています。もともと、他の劇団へ書下ろしをしていた劇作家の長堀博士が自身の手による上演する場としてスタートしたカンパニーです。しかし現在では、賞の受賞など演出家としての評価が高くなり、古典戯曲や文学作品などもレパートリーに加えています。
写真は、昨年の板橋ビューネ2016のもの、作品はイヨネスコ「授業」@サブテレニアン: https://itabashi-buhne.jimdo.com/
最後にもう一回、連絡先を書いて置きます: home@rakuenoh.tokyo ホーム@ラクエンオウ・ドット・トウキョウ です。どうぞよろしくお願いいたします。
楽園王オフィス