いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
お正月だよ!チェーホフ祭り 第63回『本読み会・チェーホフ』
■作家
A・P・チェーホフ
■作品
光文社古典新訳文庫
『ワーニャ伯父さん』(浦 雅春 訳)
チェーホフ翻訳は、神西さん、小田島さん、松下さんなど名訳が多く、翻訳を誰にしようかだいぶ迷いました。が、今回は浦 雅春さんの読みやすい新訳を選びました。
■日時
2017年1月29日(日)13~17時
■場所
都内・千代田区周辺
■参加費
諸経費として、お一人様200円
■作品について
言わずと知れたロシアの大劇作家チェーホフ。今回は、チェーホフ四大戯曲の中から、『ワーニャ伯父さん』を取り上げました。
『ワーニャ伯父さん』は、都会に暮らしていた大学教授とその妻が、退任して田舎の領地に戻ってくることから巻き起こる騒動を描いた作品です。
当の本人には悲劇も悲劇、だけれど、はたから見るとどうしても滑稽さが感じられてしまう。人間の絶望と悲哀を、皮肉と愛情のこもった目で見つめる、チェーホフ戯曲の味わい詰まった作品です。
『ワーニャ伯父さん』は、四大戯曲(残りの3つは『かもめ』『桜の園』『三人姉妹』ですね)の中では、比較的上演が少ない戯曲ではないかと思います。私も、他の3作に比べると多少印象の薄い作品だなーと思ったので、今回の『本読み会』でその魅力を改めて探ってみようと思いました。
よろしかったら皆様もご一緒にいかがでしょう?ご参加、お待ちしております!
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからない場合は『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙