近畿大学国際人文科学研究所主催、大阪コミュニティカレッジが今年も開講されました。当カレッジは大学の枠組みを超えて現代の人文科学の第一線で活躍するさまざまな分野の人たちがジャンルを横断して講義を行います。
「創造と実践」のタイトルのもとに行われる舞踊講座に是非ご参加ください。
◆講師プロフィール◆
【碓井節子/usui setsuko】
身体表現の新たな領域を開拓している先端的な舞踊家。さくらⅡダンスプロジェクトを主宰する。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻教授。近畿大学国際人文科学研究所教授。ロンドンラバンセンターに舞踊留学後、身体表現が創りだす創造の可能性を求めて公演を展開する。国内・外で活動し、ヨルダンで開催されたインターナショナル・フェスティバルに招待され、そこで発表した作品で世界的に注目され、グローバルな境界での作品創りを目指している。
◆講座内容◆
舞踊を学ぶことは、身体の動きを通じて新しいコミュニケーションの方法を発見し創造していくことです。「体の動きは、口ほどに物を言う」ことを身体に教えると、目はもちろん、表情や手足のさりげない動きが言葉以上の役割を果たすようになります。舞踊のパフォーマンスが日常的な動きから抽象的な動きまで、人間が行い得るあらゆる動きを素材としています。 ところが、私たちはその素材を有効に使うことを忘れています。この講座では踊り方を、つまり技術を磨くことにあくせくする場ではありません。というのは型通りの身体表現を身につけるだけでは独創的なものを発見することはできないからです。発見は林檎が落ちるのを見て「引力」を見い出すことです。受講者一人ひとりが自分の運動言語と向き合い、どのように動きを構築し舞踊的表現にまで高めることが可能なのかを探ることにあります。そうすればパフォーマンスの中で感動を観客とごく自然に共有することが可能になるのではないでしょうか。また、舞踊創作のプロセスを学ぶことは舞台上で身体を生かした表現を自由に行なうことに繋がります。舞踊の身体表現は直截的で原初的であるとも言えます。そういった意味で誰もが参加できるのも舞踊の特徴の一つです。
◆日時◆
毎週土曜日 12時〜14時(全24回)
※5/10より開始しておりますが途中からのご参加もお待ちしております。
◆会場◆
近畿大学会館 (日本橋駅から徒歩3分)
http://wsb.cc.kindai.ac.jp/ichs-html/occ/map.html
◆お問合せ◆
近畿大学国際人文科学研究所
TEL: 06-6721-2332 (電話受付:9:30-17:00、土・日・祝日は除く)
FAX: 06-6721-2533
※詳細日程などは下記URLにて
http://wsb.cc.kindai.ac.jp/ichs-html/occ/koza/a001.html