大橋可也&ダンサーズは2008/6/8から7/13までの毎日曜日(全6回)に和栗由紀夫氏による舞踏ワークショップを開催します。
言葉を通して身体イメージを喚起する、土方系独自の作舞法を基盤としながら、新しい舞踏の可能性を探ってゆくワークショップです
舞踊家にとっての、空間と時間の関連性、材質と動きの関係などを、参加者と一緒に研究してゆきたいと思います。全6回のワークショップのなかで、「重さと軽さ」「硬さとやわらかさ」「美醜の問題」「変貌」「主体のありか」などをテーマに、振り付けと即興の両面で進めてゆきます。
踊りとは何かという基本的な問いかけが、このワークショップの主眼となります。多くの参加者を望みます。
【和栗由紀夫プロフィール】
1952年、東京生まれ。土方巽直系の舞踏家。硬質かつしなやかな肉体、切れのよい美しい型、微妙なニュアンスまで繊細に踊り分ける表現力を持つ。その変貌を主体とする踊りの多様さは、今後の舞踏の新たなる可能性を示している。また、他ジャンル芸術家とのコラボレーションにも力を注いでいる。1998年には、CD-ROM『舞踏花伝』を出版、土方作舞法に焦点をあてた舞踏再評価の契機を作った。現在、種々の公演活動の他、国内外の大学、研究機関での舞踏ワークショップを広く開催している。
【日程】
2008/6/8, 6/15, 6/22, 6/29, 7/6, 7/13(すべて日曜日、全6回)
18:30-21:30
※単発での参加も可能です。
※当日の参加も可能ですが、できるだけ事前にお申込みください。
【会場】
森下スタジオ Bスタジオ
東京都江東区森下3-5-6
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」 A6出口徒歩5分
tel: 03-5624-5954 (開催日のみ)
【料金】
1回 2,000円
【申込み・ 問合せ】
大橋可也&ダンサーズ
mail: office@dancehardcore.com
助成:財団法人セゾン文化財団
企画制作・主催:大橋可也&ダンサーズ
ワークショップ開催にあたって
「ダンスとは何か」という問いをその活動を主題とする大橋可也&ダンサーズにとって、その作品を成り立たせている振付方法は舞踏の影響下にあるといえます。身体がバーチャル化し、その境界線が曖昧になりつつある現代においてこそ、舞踏が提示する方法論は身体の在り方を捉えなおす有効な手段であると考え、このワークショップを企画しました。 講師には大橋可也の舞踏の師である和栗由紀夫氏を迎え、私たちにとって活動の原点に立ち戻るとともに、舞踏から来るべきダンスが生れる可能性を探っていきたいと思います。
現代においてダンスを志そうとする人々、身体について真摯に取り組んでいこうとする人々の参加をお待ちしています。
大橋可也(振付家、大橋可也&ダンサーズ主宰)
大橋可也&ダンサーズ
http://dancehardcore.com/