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観劇側にとって、台詞の噛み/トチリなどについてどう考えてますか?

  • itomasa7 itomasa7(220)

    カテゴリ:フリートーク 返信(3) 閲覧(3619) 2015/07/24 02:02

役者さんがお芝居中に
・ 練習不足
・ 焦り
・ 舌の回りが悪くて
などの理由から台詞の噛み/トチリ、
また台詞飛び(などによる不用意な長い間の発生など)を作ってしまった時、

観劇側として、
・ これは許せる(許容範囲)
・ これはまずい(許せない、舞台ぶち壊し)
という基準を持ってますか?


自分は

【許容範囲】
お芝居の流れ、そこまでに役者陣/照明/音響その他スタッフ達が
作ってきた空気(雰囲気)が壊れない程度
(観劇している自分の気持ちが萎えていない、まだ劇に集中できている)
なら「頻発しない限り」は許容範囲と思っているのですが、

※ 舌の回り、かつぜつの良さは人それぞれ修練で補える限界もあるでしょうし、
  また、「役」をリアルな人と考えれば
  全ての言葉をつっかえずに喋れる人の方が少ないと思うので


【許容範囲外、舞台ぶち壊し】
・ ナレーション/説明長セリフなど台詞のみでその物語/場面の空気を表現するシーンだったり
  ※ ここで失敗されるとその「場面」の空気感が死ぬ

・ 役者陣/照明/音響などがそこまでに作ってきた物語の空気(雰囲気)を
  完全にぶち壊してしまうような失敗(噛み/トチリの連発など)だったり
  ※ 観劇側の集中自体が切れてしまう

・ クライマックスなど盛り上がりの場面で、
  一番重要な台詞を噛み/トチリ/台詞飛びしてしまったり
  ※ 物語の盛り上がりが台無しになってしまう

というのは、(役者が許せない、というよりも)
お芝居自体の減点ポイントかなあ、と思っています。


今日観てきたお芝居で、
内容自体は中々に考えられたものだったのですが、
狭い劇場/役者と観客の距離が近い中で、
ある役者さんが台詞とちりを連発してしまい、
どうにも本編に集中しきれず、
場の空気(雰囲気)がピリッとしない感じが出てしまったなあ、
と残念に思いました。

別に一言もトチるな、という訳ではないのですが、
数人の会話のキャッチボールで、
その人の番になると必ずトチる、という流れになってしまっていたので、
これは折角のお芝居を壊しているなあ、と。
(物語自体には☆4つぐらいの評価をしたかったのですが、
全く集中させてもらえなかった、という意味で
どうしても高採点する事が出来ませんでした。)




皆さんにとって、台詞の噛み/トチリ/台詞飛び、の
お芝居採点における比重ってどれくらいのものですか?
  • 今日の舞台の事を思い返していて、
    自分で自分に補足というか訂正というかを
    レスさせていただきますm(_ _)m


    思い出してみると、トチリの多かった人は
    それ自体が場の空気を壊したというよりも、


    その人がトチるほどに
    ・ 声が小さく、覇気がなくなっていく
    ・ 焦りが表情/所作に出てしまう
    など、せっかく表現者として「役」に入っていたのに
    ミスを気にするあまり
    いつの間にか「素」に近い状態に戻ってしまっていたのだと思います。


    そして、周りの役者さんは「役」に入って演技しているのに
    「素」の人が混じっているから、

    観ているこちら側も場の空気の一体感の無さに
    お芝居の求心力が足りないと感じ、
    感情移入しきる事が出来ず、
    「素」(客観視)の気持ちで観劇してしまった、という。。。


    (ほとんどの舞台でそうなのでしょうが)
    基本噛み/トチリは序盤に多く、
    後半の盛り上がっていく場面では
    (役者さん自身も熱が入ってくる為か)
    噛み/トチリは減ってくると思います。
    (今回のお芝居も後半はほぼ無くなっていました。)


    ただ、本劇が短編だったのも災いして、
    序盤の20分ぐらいで観客の気持ちを掴む所までいけなかったら、

    あとはどうしても客観視になってしまう
    (集中/感情移入できていないから
    アラその他の方に注目しやすくなってしまう)、
    という感じなんですかね。


    そういう意味では
    「噛み/トチリ」が悪い、というより、
    役者さんが「役」に入り込めていない/役に入り込めなくなる、
    という空気を発してしまったのがそもそも悪かった(と感じた)の
    かも知れません。
    (言葉にすると「ノレてない」という感じでしたが…)


    以上、駄文すいませんm(_ _)m

    2015/07/24 03:02
  • セリフをとちる、カミカミを連発 っていうのは 脚本にも問題もあると思います。たぶん稽古の時も予兆はあるはずで演出家側から「そこ、いつもなんだか辛そうだね。これこれこんな感じにセリフ代えてみようかななどの修正があってもいいんじゃないか。役者さんの練習不足だけではない気がします。

    私は役者じゃないからわかんないけど役者さんはセリフを頭じゃなくてからだで覚えるんだと思う。必ずしとちるところっていうのはリズムに問題があるかもしれない。セリフをそぎ落とす必要性があるのかもしれない。

    ある劇団さんの芝居観た時 会話劇なのに語尾が「~なのです」なんですよね。とちる役者はいませんでしたが、なんと役者泣かせなと思いましたよ。会話としては不自然ですし。


    あと前に観た劇団で セリフをとちった役者さんの顔見たら「あ、このひと、役を投げている」と感じました。作品そのものを愛してない、たぶん劇団の内部でもなんかある。→しばらくしてその劇団そのものがなくなってしまいましたね。

    色々無駄なことを書きましたが セリフのとちりというのは色んな要因があると思います。

    2015/08/02 13:27
  • >junjuncatさん

    >セリフをとちる、カミカミを連発 っていうのは 脚本にも問題も
    >あると思います。たぶん稽古の時も予兆はあるはずで
    >演出家側から「そこ、いつもなんだか辛そうだね。
    >これこれこんな感じにセリフ代えてみようかななどの
    >修正があってもいいんじゃないか。
    >役者さんの練習不足だけではない気がします。

    >私は役者じゃないからわかんないけど役者さんはセリフを頭じゃなくて
    >からだで覚えるんだと思う。必ずしとちるところっていうのは
    >リズムに問題があるかもしれない。
    >セリフをそぎ落とす必要性があるのかもしれない。

    確かに(自分も想像ですが)
    2時間舞台などの膨大な台詞量を全部頭から記憶する、
    というよりは
    このきっかけが始まったら「台詞群A」のやりとり、
    ここで誰誰が俺に台詞振ったら「台詞群B」、
    みたいに台詞のやりとりのひとまとまりとそれを出すタイミングなど、
    やっぱり状況やきっかけと一緒に身体に染み込ませているのかも知れませんね。

    で、台詞にも無理のない会話のやりとりから
    「説明台詞」となる他者とのやりとりのない長台詞など
    普通に人がなだらかに喋れるものと
    そうでないものがあると思います。

    今回僕が気にした人は、
    会話劇内の状況説明+自分のキャラ(個性)を主張する、
    という、なかなかに色々盛り込まれた台詞を喋っていました。

    その「喋り」が、噛み/トチリの繰り返しで
    普通の口調でなく「読み」口調になっていくのが、
    お芝居の雰囲気そのものを変えていってしまった感じで
    「悲惨」でしたが・・・




    >あと前に観た劇団で セリフをとちった役者さんの顔見たら
    >「あ、このひと、役を投げている」と感じました。
    >作品そのものを愛してない、たぶん劇団の内部でもなんかある。
    >→しばらくしてその劇団そのものがなくなってしまいましたね。


    劇団内部でどんな事が起きていようと、
    お金を払って観劇に来る観客に対して
    その雰囲気が観えてしまったとしたら
    最悪ですね、役者さんも、そういう状況にしてしまった劇団も。




    >色々無駄なことを書きましたが セリフのとちりというのは
    >色んな要因があると思います。

    会話教室/ワークショップへ行ったからといって
    本番で直ると限らないのが噛み/トチリですね。

    役者さんがお芝居にのめり込んで、「ノッテ」くると
    出ないもんなんですけどね(今までの経験上)、
    噛み/トチリ。

    ない方が観劇に集中できてありがたいのですが、
    ある程度は諦めるしかないのかな。。。

    2015/08/03 13:46