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「心を引き込まれる舞台/演劇」とは?

  • itomasa7 itomasa7(220)

    カテゴリ:フリートーク 返信(3) 閲覧(1673) 2015/05/20 22:53

(最近思う所があり連投してしまっています、申し訳ありません。)


皆さんはどのようなお芝居が好きでしょうか?

・ (主観的に観て)
  舞台上の世界をまるで自分自身が同じ舞台にいるかのように観ている、
  登場人物の1人になったかのように舞台上の出来事に共感出来る。

・ (客観的に観て)
  役者が演技上手、脚本が起伏に飛んでいる/「これは!」と思う仕掛けがある
  /素晴らしいオチがある、
  役者の殺陣やダンス、そして大道具/小道具/照明/音響/映像などの
  演出が素晴らしい。

・ 観劇側の喜怒哀楽の感情に訴えかけるものがある。
  (笑う、泣く、怒る、不条理に苦しむ、など。)

・ 大好きな役者が出演している/大好きな劇団の公演である。

・ 脚本/物語の中に考えさせられる深い「テーマ性」がある。

・ 制作(運営)の方々の対応が素晴らしい。

その他、多分演劇を趣味とされる方々の分だけ
最重要視する項目があると思います。


自分は、普段日常の中で自分が思考しているさまざまな、
楽しいばかりではない各感情について、

観劇時強い力を持って舞台上の出来事で上書きするかのように
引き込んでくれる、そんな「求心力」の強い舞台が好きです。

「求心力」とは
脚本/演出に描き出される物語の素晴らしさや、
舞台上の役者の感情表現の強さ/巧みさ、
視覚/聴覚に響く素晴らしい各種演出効果、
観劇中もその後もずっと考えさせられてしまうような
「テーマ性」などに「共感」する事によって得られるものと
考えています。


TVドラマや映画と違い、舞台はどれだけ凝ったとしても
結局実際の光景は
「現実」のデフォルメ表現(作られたセットや演出)でしかないと思います。

・ 室内のシーン
・ 森をさまようシーン
・ 屋外で敵と戦うシーン
・ 空を飛ぶシーン

などなど、単に「目で観る」分には、
それほどに凝りようのない舞台セット上での
リアルとは程遠い出来事かと思います。


しかし、観客側の心を引き込む様々な要素により、
視覚/聴覚を越えて、
「心の目」、というか人間が持つ感応力(感覚)自体で舞台上の
出来事を感じる事により、

TVドラマや映画の「ただリアル」なだけの表現を越えて、
「心に刺さる描写」「リアルを超えた現実感」「想像力が喚起される」
など、実際に見ている以上のものが観えてくるものと思います。

※ お風呂でちょっと考えていて、
  確か掲示板をご覧になっている皆様に
  お伝え、質問させていただきたかった事があったのですが、
  ちょっとど忘れてしまいました。


皆様にとって、
「心を引き込まれる舞台/演劇」とは、
どういったものでしょうか?
(どういったスタッフ達が、
どういった所に力を入れて、
どういう表現を実現している、など。)



「こういうもの/所に私は心を引き込まれる」
というのを教えていただければ幸いですm(_ _)m

  • たびたび失礼します。1点記述し忘れていました。

    >・ 観劇側の喜怒哀楽の感情に訴えかけるものがある。
    >  (笑う、泣く、怒る、不条理に苦しむ、など。)

    について補足させていただきます。


    舞台/演劇の「強み」となる項目の1つは、

    実際目の前/近距離にて役者(人間)が
    リアルに感情を表に出した演技を行う事により、
    その感情(熱意、喜び、悲しみ、怒り、など)を
    観客側に「感情伝播」させる事かと思います。

    2015/05/20 22:59
  • 難しい問いだと思います。
    私好みに「どんな芝居が好きか」という答えかたをさせていただきます。  

    会話劇…役者のセリフの掛け合いで舞台空間に引き込む
    ーJACROW 劇団チョコレートケーキ 小松台東

    萎えるのは センチメンタルな場に音楽を使う 音楽でセリフが聞こえないとは何たること!例外的にエクスクエストの舞台は好きですけど。この理由からテレビドラマはほとんど観る気がしません。 

    あと 初見でも 好きになる劇団、芝居っていうのは 観客同士の雰囲気がいい、マナーがいい 客層が広い しわぶきひとつしないったき沈黙を観客が作れる

    初めてガジラの舞台を観た時、その濃密な沈黙にしびれました!


    あと エビス駅前バープロデュースの公演や 殿様ランチのテイストもいいですね。笑いのとりかたというか とにかく絶妙です。

    芝居のジャンルではないですね。
    脚本を役者さんたちがとにかく愛してるのが伝わる座組は やっぱり掴まれます。


    2015/05/28 02:50
  • >junjuncat様

    ご回答いただきありがとうございますm(_ _)m


    >私好みに「どんな芝居が好きか」
    >という答えかたをさせていただきます。

    質問の仕方が悪かったです。
    「どんな芝居が好きか?」で良いと思います。


    >会話劇…役者のセリフの掛け合いで舞台空間に引き込む

    会話劇は確かに面白いものが多々ありますね。
    軽妙な言葉のかけあいから感情のぶつかりあいなど
    集まった役者達の会話のやりとりだけで
    笑いから泣きまで観客側の色々な感情を
    引き出してくれるものがあります。


    >萎えるのは センチメンタルな場に音楽を使う 
    >音楽でセリフが聞こえないとは何たること!

    静寂の大切さが活かせていない、
    更には演出/役者陣と音響の調整がうまくいっていない、
    といった感じでしょうか。
    そうなると非常に残念ですね。


    >あと 初見でも 好きになる劇団、芝居っていうのは 
    >観客同士の雰囲気がいい、マナーがいい 客層が広い 
    >しわぶきひとつしないったき沈黙を観客が作れる

    これは劇団自体もなんとかしたい所だと思います。
    開演前、どんなにお願いしても、
    劇中に様々な雑音を出す観客がいます、
    (昨日もビニール袋をずっとガサガサやってる
    観客がいたのですが、
    ああいう人達には「周りの観客への影響」とか
    考える力がないのでしょうか)

    ※ 失礼な話を言ってしまえば、
      「雑音の多い観劇者」は
      CoRichなどに感想投稿しない/見ないような方々、
      が多いような気がします。
      (舞台自体に対して「どう思うか?」という感覚が
      薄いから、自分の行為に周りが「どう思うか?」も
      分からない、という・・・)


    >笑いのとりかたというか とにかく絶妙です。

    笑わせる劇団、泣かせる劇団など、
    自分の直近の気分に合わせて
    「特効薬」のように使える劇団は欲しいものです。
    (辛い事が多い時は笑いたいですし、
    淡々と生きているとたまには泣いておきたい、など。)


    >芝居のジャンルではないですね。
    >脚本を役者さんたちがとにかく愛してるのが伝わる座組は 
    >やっぱり掴まれます。

    僕は逆に作/演出が
    「本気で役者達を輝かせようとしていない」
    物語の中にそれぞれの役が
    「生きる」(説明が難しいですが)場面が存在しない、
    ただいるだけの存在が大量にいるような
    「何か作/演出と選抜された役者達の間に距離感を感じてしまう」
    ような作品はダメですね。

    「この人とこの人だけいれば、
    この舞台のテーマは十分表現できたんじゃないの?」など、
    用意された各役の必要性などを疑ってしまいます。




    他の方の演劇に対する考え方/好みなどを聞いていると
    自分についても
    「実はこういう所が好き/嫌いだった」など
    新たな発見があるものですね( ´ー`)

    2015/05/28 05:22

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