いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
※現在『本読み会』では、長期イベント
『読んで楽しい!現代戯曲』シリーズ
を開催しています。
現在は第一期
〜戦争が終わってから、パソコンが出るまで編〜
として1945年〜1975年の作品を扱っております。
イベント詳細はこちらをご覧ください。
http://honyomikai.net/2015/05/05/contemporary/
それでは、次回の開催情報をお知らせいたします。
第54回『本読み会・ウェスカー』
■作家
アーノルド・ウェスカー
■作品
『僕はエルサレムのことを話しているのだ』(1960)
木村光一 訳
収録
「ウェスカー三部作」 (1964年) (晶文選書)
「ウェスカー全作品 1」(1972年)(晶文社)
■日時
2015年6月13日(土)13~17時
■場所
都内・千代田区周辺
■参加費
会場代として、お一人様200円
※いつもより施設使用料が高い場所になるので、値段が高くなっております。
■作品について
人間の理想の気高さ、現実の厳しさを描き続けた作家、アーノルド・ウェスカー。
『僕はエルサレムのことを話しているのだ』は、第二次大戦後の時代の移り変わりの中を生きる、ある架空の一家族の歴史を描いた三部作の、その締めくくりとなる作品です(ちなみに、三部作のあとの二作は『大麦入りのチキンスープ』と『根っこ』です)。
理想の生活を求めて田舎暮らしを始めた若い夫婦が、また都会へと戻ることになる。その過程に込められたのは、「本当に人間らしく生きるとはどういうことだろうか」というウェスカーのもだえ苦しむような問いでした。
この戯曲が発表されたのは1960年。遠い出来事のようでいて、実は身近な事柄なのかもしれません。2015年に生きる我々は、果たしてウェスカーの問いに答えることが出来るのでしょうか。
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページのページ「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからない場合は、開催1週間前を目安に『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙