<ごあいさつ>
不定期で過去20回以上行ってきたワークショップを、またやります。
ワークショップをやる理由は主に二つあります。
一つは、「私の持っているもので、あなたに必要なものがあったら、どんどん持っていって!」という気持ちからです。私の経験から得たものが、皆さんの道程をショートカットする助けになり、より遠くへ進んでもらえたらと真剣に願っています。
もう一つは、私の考える俳優の仕事とはどんなものかということをお伝えし、「手を取り合える」とお互い感じた方々と緩やかなネットワークを作っていきたいからです。ワークショップで出会わせて頂いた方を、私が演出する公演にご出演いただいた事例は数多くあります。また私自身がプロデュースする、鈴木製作所での公演を実現させたいと模索中です。
ワークショップの内容は、シアターゲームも少しやりますが、主にシーンスタディです。私は俳優に“相手に反応する”ということを一番に求めたいので、主に二人組になって短いシーンを稽古するつもりです。
テキストはお集まりいただいた方々の顔ぶれを見て判断したいと思っていますが、以前はウィリアム・サローヤン『おーい、救けてくれ!』、山田太一『ふぞろいの林檎たち』などをやりました。チェーホフ 『かもめ 』テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』なども考えています。長時間の稽古になるので集中力が必要になるかもしれません。終了時間も多少伸びる可能性があることをご承知おきください。
また、実際に演じる方だけでなく、見学も受け付けています。演出家、作家、制作者の方、またもちろん俳優さんでも、演劇に興味のある方はどなたでもご参加いただけます。以前は翻訳者の方、高校の演劇部の顧問の先生、映像の監督の方などにもご参加いただきました。見学はプロフェッショナルである必要はありません。またディスカッションなどの際には、見学者の方にも発言、質問をしていただけます。
一つお約束できることは、参加者の方の演技を、敬意を持って注意深く真剣に拝見します、ということです。
新しい出会いに期待して、ご応募お待ちしています。
鈴木裕美
<日時>
日程① 2024年5月6日(月・祝)〜9日(木) 13:00〜19:00
日程② 2024年5月11日(土)〜14日(火)13:00〜19:00
<会場>
芸能花伝舎
東京都新宿区西新宿6-12-30
<応募資格>
A:俳優
①自分をプロの俳優だと思う方
②4日間全日程ご参加可能な方
※参加者同士で組んで演じて頂くので、お休みされた場合、相手の方が演じられなくなってしまうため
B:見学
演出家、作家、制作者、俳優、映像監督、演劇に興味のある方はどなたでも
<募集人数>
日程①② 共通
A 俳優:各日程16名
B 見学:若干名
※応募者多数の場合には、書類選考をさせていただきます。その際、なるべく多くの方と出会いたいとの思いから、初めて参加される方を優先させていただく可能性があります。
<参加費>
共通 32,000円(消費税込み)
<応募方法>
詳細はこちら
https://suzukiworks.hp.peraichi.com/202405WS
【ハラスメント防止のための取り組み】
俳優さん同士も、演出家と俳優さんも、お互いが尊厳を持って接し合える場をつくっていきます。
ご相談窓口は複数用意し、参加者の皆さまへお知らせいたします。