俳優指導者で演出家の池内美奈子さんによるワークショップです。
第3弾とありますが、初めての方でも参加できます。
3/17にレクチャー「Active Analysisって何?」もありますのでそちらも是非ご参加ください。
【Active Analysisを使って稽古する:第3弾】
昨年の第1弾&第2弾を受けて、戯曲の読みと実践を進めていきますが、初めて受ける方にも分かるよう基礎に何度も戻ります。
スタニスラフスキーが亡くなる前に、テーブル稽古の代わりに始めたアクティヴ・アナリシスという稽古方法。彼の言う"etude"(エチュード)に入るにはどういう作業が必要なのか、何にどれくらいエネルギーを注ぐと俳優が場面の中に入っていけるのかを実践します。
また、我々が身に着けてきた「時間がない」から速く結果を出そうという強迫観念をデトックスします。何度も身体を使って実践することによって、ドラマがどこにあるのか見つけるセンスを身につけよう。
日程: 2024年3月25日(月)、27日(水)、31日(日)の3日間
時間: 11:00~17:30(途中食事休憩あり)
場所: セゾンの森下スタジオ
題材: H・ピンターの『背信』(喜志哲雄訳)を使います。
ハヤカワ演劇文庫から出ているので、最寄りの図書館で借りてください。https://amzn.asia/d/99Mw0Qf
対象: プロの俳優や演出家(演出家の方にも身体を使って実践してもらいます)
定員: 10名(申込が多い場合は選考があります)
参加費:コロナ禍を経て、3つの選択肢を用意することにしました。
A. ¥25,000-
B. ¥22,000-
C. ¥19,000-
俳優は絶えず自分の技術を磨いていくもの。今の経済状況に適した額を選んでください。
内容:
ウォームアップを経た上で、アクティヴ・アナリシスを使い、『背信』の稽古を行います。
この方法は、戯曲を読んだ上で「与えられた状況」をどこまで、どのように自分の中に入れておくと、稽古に挑みやすいのかを実践で検証することになります。俳優が場面や作品のオーナーシップを持つ方法を得ることになり、また自分だけで自家発電しない道を作ります。
*『背信』のテキストを使い、Active Analysisを通して この作品を細かくみていきますが、『背信』の発表は目指してないので、ご注意ください。
何が得られるのか:
・戯曲の中の「与えられた状況」を理解するための「事実」をピックアップしやすくなる
・自分がどういう仮説を立てて場面に挑むのか、言語化に慣れる
・腑に落ちてない「読み」に関して、正直に立ち止まることができる
・「与えられた状況」の概念から、物理的な空間への移行に時間をかけるようになる
・外からの評価ではなく、自分の探求に集中できる
申込方法:
rightsizeinfo@gmail.com宛てに件名「アクティヴ・アナリシス3月」と入力の上、お名前、年齢を含めた簡単なプロフィール(初めての方のみ)と、連絡先のメールアドレスと電話番号、そして参加費の額を明記の上、お申込ください。
振込先、開場時刻、当日の持ち物などのご連絡をいたします。
(48時間経っても返信がない場合は、こちらに届いてないことが考えられますので、お手数ですがFacebookイベントページのコメント欄にお願いします。)
https://www.facebook.com/share/HbiUnDhjruDpTNVq/?mibextid=9l3rBW
** 参加したいけれど、どうしても3日間全日参加が難しいという方はメールでご相談ください。この手法を現場で活かしてくださる方に出来るだけ参加して欲しいと思っています。
**********講師プロフィール*************
池内美奈子(いけうち・みなこ)
俳優指導者、演出家、ヴォイス&スピーチ・コーチ。
1990年~1991年、英国ヨークシャーのARTTS International校にて舞台と映像作品の演出方法を学ぶ。2000年度文化庁芸術家在外研修員としてロンドンにあるRoyal Central School of Speech and Dramaのヴォイス・コースで学び、ヴォイス学修士(MAVS)取得。俳優のための発声、発語、テキスト・ワークを指導する。ウェールズのRoyal Welsh College of Music and Dramaや東京藝術大学、多摩美術大学にて教える。2005年より2020年まで新国立劇場演劇研修所ヘッドコーチ。
【ハラスメント防止のための取り組み】
*恫喝、罵倒などの威圧的、暴力的な言動や、許可のない身体的接触は行いません。
*あらゆる差別と暴力を容認せず、誰もが心身ともに安全で、安心できる環境づくりに努めます。
*講師は誤解を招かないよう、参加者と二人だけで話すことが出来ないので、質問や確認は講座時間内にグループ内でお願いします。
*講師は丁寧に指導しますが、分からないことがあったら、質問や確認をし、分からないまま進めないようお願い致します。