神村恵ワークショップ「ニュートラルな身体を作る」参加者募集
新進舞台表現者育成事業2013-2014
A集団創作コース
WS4 神村恵ワークショップ「ニュートラルな身体を作る」
2014年2月17日(月)~3月23日(日) 講師:神村恵・Huang Lei(中国)
内容
淡々と身体をトレーニングするワークショップを行いたいと思います。
このワークショップでは、私が提示する色々な(あるいは単一な)やり方で身体と向き合い動いてみることから、新しいニュートラルさを持つ身体を作ることを目指します。
例えば踊るというとき、自分が拠って立つ地盤として、身体の「ニュートラルさ」というものを見出すことが必要です。では、漠然とは思い浮かべられるそれは、実際どういうものなのか?
ニュートラルさとは、どこか静かな場所にふわりと浮いているようなものでも、力を抜けば自然に身にまとえるようなものでもなく、自らが作り出す、人工的で、一時的で、意志的なものだと思います。その都度、形作らなければ消えてしまうものです。
ニュートラルさを求める態度の反対方向には必ず、避けたいもの、反発しているもの、否定したいものがあるはずです。上昇に対しては下降を、超絶技巧に対しては脱力を、知的な解釈に対しては無意味さを、というように。つまり、ニュートラルさというのは、必ず何かに対する否定形によって始まっているものだと思うのです。自分が「自然に」採用しているニュートラルさは、何から距離を取っている結果、何に対して"No"を言った結果、作り出したものなのか?
そのようなことを問い、明らかにしながら一緒に動いてみたい方、ご参加お待ちしています。
神村恵
※また、本WSの希望者は、2月27日、28日に開催予定の東アジア文化都市・日中協働ダンスプロジェクトの公演に何らかの形で参加が可能です。
ワークショップ日程(途中からの参加も可能です。)
① 2月17日(月)17時~21時 @STスポット
② 2月22日(土)17時~21時 @急な坂スタジオ
③ 3月2日(日)11時~15時 @STスポット
④ 3月7日(金)17~21時 @急な坂スタジオ
⑤ 3月9日(日)12~16時 @急な坂スタジオ
⑥ 3月16日(日)12~16時 @急な坂スタジオ
⑦ 3月23日(日)12~16時 @急な坂スタジオ
※ 全7回
会場:STスポット または 急な坂スタジオ
STスポット
(最寄り駅;横浜駅)
アクセス http://kyunasaka.jp/access
急な坂スタジオ
(最寄り駅;JT桜木町または京急日ノ出町駅)
アクセス http://stspot.jp/guide/access.html
参加料金:4500円/7日間通しの料金です。
(初日に受付にてお支払い下さい。)
受講対象者
本WSに興味のあるかた。
お申し込み
ご参加は全日程通しでお願い致します。(一部来られない日時がある場合はご相談下さい。)
以下項目をご記入の上、メールにてお申込下さい。
件名:神村恵WS
□お名前 □生年月日 □メールアドレス □ご住所 □お電話番号
□活動履歴
(また、当日キャンセルの場合は開始時間30分前迄に必ずご一報下さい。)
お問合せ、お申込先
STスポット
E-mail : ws@stspot.jp
〒220-0004 横浜市西区北幸1-11-15-B1
TEL : 045-325-0411 FAX : 045-325-0414
文化庁委託事業「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁、NPO法人STスポット横浜
特別協力:急な坂スタジオ
制作:NPO法人STスポット横浜
助成:公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
講師プロフィール
神村恵(かみむらめぐみ)
振付、ダンサー。2000年、国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。同年より、オランダのロッテルダムダンスアカデミーにて1年間学ぶ。04年よりソロ作品を発表し始め、ラボ20、横浜トリエンナーレ、踊りに行くぜ!!などの様々な企画に参加する。これまで、イタリア、韓国、インドネシア、フィンランド、英国などを含む国内外の様々な場所でパフォーマンスを行う。他のアーティストとの共同制作も精力的に行っている。11年5月より、美術家・高嶋晋一とのユニット「前後」としての活動も開始。近年は、言葉と動きの関わりに関心を持ち、それらの間で変換を行う仕組みを利用した作品などを制作している。物質としての体、感覚する主体としての体、何かを指し示す体、が交差する場としてダンスを立ち上げる方法論を探っている。
ゲスト講師・HUANG Lei(ふぁん・れい)
振付、ダンサー、フェスティバルディレクター。広西大学卒業。2005年北京ダンスアカデミーにてMAを取得。2013年香港アカデミー・パフォーミングアーツにてMFAを取得。2010年、フォードファンデーションの国際フェローシッププログラムにより、アメリカでコンテンポラリーダンスを学ぶ。2008年から2011年、広西芸術学院ダンス学科のダンス理論主任を務める。現在は、中国、南寧市のGOOD Dance Center及び、広西州初の独立したプロのコンテンポラリーダンスカンパニーの共同ディレクターを務めている。彼は、メインストリームとアヴァンギャルドの間には対話が存在するとして、伝統とコンテンポラリーが融合したユニークで審美なスタイルを確立することに注力している。2001年以降、これまでに30以上の作品を創作し、中国本土、香港、韓国の様々なフェスティバルへ招かれた。