※CoRich運営事務局はテーマの真偽について調査を行っておりません。募集情報に応募する前に、投稿者のプロフィールや公式ウェブサイト等をよくご確認ください。

12月、1月 「板橋ビューネ2023/2024」参加団体募集

板橋ビューネ2023/2024の参加団体を募集します。開催時期は本年12月から来年1月です。テーマは「贈与」。参加条件は作家がなくなっていること。みなさん、ぜひどしどし応募してください。

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板橋ビューネ2023/2024参加団体募集

列島の贈与経済

板橋ビューネ2023/2024のテーマは「贈与」である。

東京やソウルのような大都市で生活をしていると、諸島文化の芸能史を置き去りにしているような気がしないだろうか。例えば、都会では演劇は娯楽であるが、大衆性のない演劇というものは「芸術」という体の良い言葉にくるまれて社会的に疎外されたままである。
私たちは演劇という行為が貨幣経済だけで計れるものではなく、人々が集い、共同体制を形成する契機であるということを、経済性や労働環境という観点から排除してこなかっただろうか。

我が国は諸島を含む列島で構成されており、北から南まで多様な自然環境と、多様な伝統・文化を持つ世界的にも類まれな多様性に溢れた国である。例えば、儀礼の際に部族の長が富の再分配をするポトラッチのような文化は、諸島文化に深く根付いたものである。

(西洋)演劇は、古代ギリシアを起源に持つとされるが、古代ギリシア演劇がエーゲ海の諸島との戦争の間に頂点に達したことを思えば、広くオセアニアに所属する諸島の中にだって、私たちのまだ知らない演劇史があるのではないかと想像を働かせることもできるだろう。
演劇と政治は、元来切っても切り離せないものである。政治とは、人が集う場で生まれるわけであるから、見世物もなく、喜びもないような集会というものが、想像できるはずもない。共同体を失った現代人にとって、快楽と結びついた政治は不正以外の何者でもなく、道徳的批判と背徳的な結託が、水と油のように乖離し、一方が「正義」となり、一方が「カルト」となり、両者が混ざり合うポトラッチ的トポスは失われてしまった。

板橋ビューネは、2013年からモダニズム(近代化)の諸問題を扱う演劇祭で、ついに10年目を迎える。これまでに国内の地方都市(札幌、仙台、福島、名古屋、京都)や韓国(ソウル、仁川、富川、礼山)などの各地域とのネットワークを形成しており、その成果も徐々に現れてきている。
一方で、この10年の間、残念ながら日本は戦争への歩みを止めないままである。増税や社会保険料の引き上げ、企業の内部留保の増大、賃金の停滞は、戦争への道につながっている。今一度、人々が集い、人前で何かを表現する、そのことの意味を考えてみようではないか。


スケジュール:2023年12月4日-2024年1月28日
募集団体:6団体程度

公募条件:古典作品を原作とした作品を上演すること(作者が既に亡くなっていること)

キャパ:自由(各劇団が自由に定めることができます。但し、各公演毎数席は関係者及び批評家・レビュワー用の座席を用意させていただくことがあります)
チケット:各劇団の定めるところによる。
※但し、通し券(金額未定)を演劇祭扱いで用意させていただきます。
※通し券以外のチケット収入は全て劇団受益となります。

【公募・一般団体】
参加費:12万円(会場費・演劇祭運営費として)
 原則として、期間内の月曜日から日曜日の1週間を利用していただきます。
 上記期間内であれば、仕込み・劇場稽古・本番日をどのように設定くださっても構いません。

【公募・地方団体】
 関東近郊以外の地域から応募される劇団へ、料金減免の優遇がございます。
 チケットを捌き辛い東京での公演、東京進出またはツアー先の一つとして東京を選んでいただければと思います。
参加費:8万円(会場費・演劇祭運営費として)
※関東近郊以外の地域に籍を置く劇団のみ

 原則として、期間内の月曜日から日曜日の1週間を利用していただきます。
 上記期間内であれば、仕込み・劇場稽古・本番日をどのように設定くださっても構いません。
 ※応募団体と調整の上、板橋ビューネ実行委員が上演スケジュールを決定します。
・利用方法について
 応募いただいた日程を劇団の定める形で好きなようにお使いいただけます。経済的な理由で劇場稽古の日数が限られていたり、制作的な手が足りずにワークショップやトークなどの関連企画を実現できなかったり、作品をブラッシュアップするためにご利用いただければと思います。
・フェスティバル参加特典
 板橋ビューネに参加される劇団は、割引料金でサブテレニアンを稽古利用することができます。
・スタッフについて
 各劇団で舞台監督・照明・音響スタッフなど、公演に必要なスタッフをご用意ください。
 ※各種スタッフをそろえることが難しい場合は、ご相談いただければ演劇祭よりスタッフを斡旋することが可能です。
・制作について
 フェスティバルでは、「フライヤー印刷・送付・広報」の業務を行います。稽古場などは各自で確保してください。
・会場
 サブテレニアン
 〒173-0013東京都板橋区氷川町46-4 B1F
・設備等
下記ウェブサイトよりご確認ください。
http://subterranean.jp/guide.html
応募・締切のスケジュール
締切:2月12日(日)
応募に際しての注意事項・参加条件 
《制作周りについて》
・フライヤーは共同出資したものを使用します。
《運営について》
・グループメッセンジャーへの参加をお願いいたします。
応募から決定まで
①応募準備
・団体名、希望週、予定演目、演出プラン、担当者名、連絡先を明記の上、
過去公演のチラシ、映像(youtubeなど)等あれば教えてください。
②応募(締切:2月12日)
・タイトルを「板橋ビューネ2023/2024参加希望」として、資料をinfo@subterranean.jpに送信してください。
③決定(2月下旬)
・参加の可否を決定した旨、全員にお送りいたします。


【ハラスメント防止のための取り組み】
あらゆる差別と暴力を容認せず、安心できる環境づくりに努めます。
  • オーディション実施者は合格者になるべく早く契約書を提示し、正式な契約を結びましょう。双方が納得できる公平で健全な関係を築き、突然の参加キャンセルなどのトラブルを回避しましょう。
  • オーディション合格者はなるべく早く実施者から契約書を受け取り、よく読んだうえで正式な契約を結びましょう。想定外のチケット販売ノルマやグッズ買取の強要などから身を守りましょう。
  • 締め切りが来週末に迫ってきました。応募要項をお読みの上、みなさんぜひご応募ください。

    2023/02/03 19:25

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