戯曲分析 古典名作戯曲 チェーホフ作『桜の園』編
演劇の本場ロシア・モスクワの国立劇場に研修演出家として所属した演出家による
【スタニスラフスキー・システムの本当に効果的な活用法】を2日間でお伝えするアクターズワークショップです!
ご好評につき最後の追加開催をすることになりました!!!
『役の人物としてそこに生きているような自然な演技』を生み出す為の具体的で実践的な方法。
現在、ロシアをはじめイギリス、フランス、ドイツなどの国立劇場附属の養成所や国立演劇大学、つまりトップレベルの俳優育成の場で俳優の中心的演技術として教え学ばれている体系化された具体的な《国際スタンダードの演技法》があります。
日本ではまだ意外と知られていないその方法の『核』の部分をお伝えることが今回のワークショップの趣旨です。
これから演技を学んでいこうという俳優志望の方、または演技を続けてきたが今一度『最も重要な基本』に立ち返りたいと願う方、経験者、未経験者どちらの方にも大きな新たな発見に出逢う2日間になると思います。
《ワークショップの概要》
【ワークショップ 1日目】
・俳優にとって必要不可欠な能力を向上させる為の基礎訓練を通して「目指す演技を生み出す普遍の法則」を知る
・簡単なエチュードに取り組み、学んだことを実践の演技を通して体験し理解する
【ワークショップ 2日目】
・セリフを使ったエチュードに取り組み、学んだことを演技に活用して発展させる
・目指す演技に直結する演じる為の戯曲の読み方(分析法)を、A・チェーホフ作『桜の園』のシーン分析に取組み学ぶ。
・そして立ち稽古、実践へ。
「戯曲分析」の能力を向上させることは、俳優にとって(また演出家にとっても)は最重要なことの1つでしょう。
なぜなら、この能力の向上は演技力の向上にそのままダイレクトに結びつくからです。
そして実は
戯曲には「生きた演技を引き出す為の特別な読み方」が存在します。
つまり、一般の人が戯曲を読む場合と、俳優が演じる事を前提にして読む場合とでは、着目しなければならないポイントが全く違うのです。
今回のワークショップでは、「俳優の為の戯曲の読み方」を、その後自分でも活用できるようになる程、具体的にお伝えしたいと思います。
ぜひ、戯曲分析能力の飛躍的な成長への糸口を見つける絶好の機会にして下さい!
《良い演技》を求め色々努力はしているけれど、なかなか演技が上手くなっている手応えがない・・・それでも何とか手探りで続けてはいるが正直どうしたら良いのか・・・一体何をどのように学んだら良いのか分からない・・・と悩んでいる方はきっと少なくないと思います。
このワークショップでは、【リアルな感情】を表現するのではなく自然に生み出すには一体何に集中したら良いのか?その具体的な方法を、話と実践を交えながら体験する事と考える事を大切にして、真剣にそして楽しみながら進め発見していきます。
たったの2日間という短い時間ですが、『演技』ということについての今までのあなたの考え方がきっとガラリと変わることになると思います。
そして、
『演技』とは具体的にどんな技術なのかということがハッキリと明確になってくるでしょう。
恐らく最後の開催になるかと思いますので、経験の有無に関わらず興味あるなと思う方はぜひぜひ奮ってご参加下さい!
沢山の方との出逢いご参加を心より楽しみにしています!!!
《募集要項》
【日程】
第8回 9月 7日(土)& 8日(日)
第9回 9月21日(土)& 22日(日)
※いずれの日程も時間は全て13:30~20:30
【場所】下北沢近辺の施設
【料金】2日間で4,000円!
※当日支払い、1日のみの受講は出来ません
※連日での受講が都合上難しい場合ご相談下さい。その場合は土曜と日曜を別な週で組み合せることもご相談に乗ります。(ただし土曜日の受講が先になります)
【定員】8 名まで ※先着で締切らせて頂きます。
【応募条件】年齢・経験は問いません。
【ご応募・お問合せ方法】
下記要項を、件名に「短期ワークショップ申込み(こりっち)」としワークショップ担当までメールにてご連絡下さい。
宛先メールアドレス: alaplace.net@gmail.com
※演劇カンパニー ア・ラ・プラスのホームページ(Contact)からもお申し込み出来ます。
①お名前(ふりがな)
②年齢
③性別
④メールアドレス(連絡が迅速にとれるアドレス)
⑤電話番号
⑥演技経験のある・なし(「ある」の場合は今まで参加したことのあるWSや舞台経歴などを教えて下さい)
⑦メッセージ(今回ご応募頂いた理由など)
《過去に参加された方々から頂いた感想》
『長年演技に携わってきましたが、演じるということが一体どういうことなのか、このワークショップでやっとはっきりとわかりました。 正直、目からウロコでした。』
『説明がとても分かりやすく、本当に楽しく、発見が多々あるとても充実した2日間でした!もっともっとこの方法を使って色々な戯曲を演じたいです!』
『自然な感情や演技を生み出す具体的な方法、そして戯曲を分析して芝居を創っていく方法には本当に目からウロコが落ちました! 是非引き続き継続して学びたいです。』
『これ程やっている1つ1つの取組みにはっきりした意味と明確な目的があり、その効果を実感し納得出来たワークショップは初めてです』
『過去に受けたどんなWSとも全く違う視点で演技というものを考えさせてもらえました。 自分が演劇を続けてもいいんだと思わせてくれる唯一のワークショップでした!』
『肩書きだけのようなワークショップに今までに何度も出会いましたが、それとは全く違い、本当に受けて良かったと思えるWSでした。是非もっと学びたいです!』
『今まで演技をすることが不安で、どのようにして動こうなどと考えていましたが、このWSで自分の心の動きを感じました。以前より演じることが楽しくなりました!』
『エチュードを演じた後の指摘が的確で次につなげる為にとても為になりました。戯曲分析はここまで深く読めるものなのか!というくらい正直感動しました。そしてその道筋がとても具体的で分かり易かったので、自分でも他の戯曲を読む際に活用しようと思います。本当に受講して良かったです!ありがとうございました!』
『具体的で丁寧でとても分かりやすかったです! 桜の園の分析は本当に面白く目から鱗が落ちました!』
『分かっていた様で、分かっていなかった「舞台上で生きる」ということがちゃんと理解できました。何より戯曲の読み方がとても判りやすく、これからは苦手な古典も読めそうです!』
『基礎訓練やエチュードなどを何の為にやるのかという事が整理された気がします。すごく有意義で長期ワークショップにも参加したいと思いました。』
『名のある養成所で演技を学び携わってきましたが、舞台に立っていて「もう一回やりたい!」「他の違う役もやりたい!」と思ったのは初めてでした。芝居の楽しさを発見できました。ありがとうございました!』
等々。
わずか2日間のワークショップですが、とても多くの参加者の方がその大きな成果と深い効果を身をもって実感されています。
【主催】演劇カンパニー ア・ラ・プラス HP: http://www.alaplace.net/
【講師プロフィール】
杉山剛志(すぎやま つよし)
演出家(日本演出者協会会員・(財)舞台芸術財団演劇人会議会員)
演劇カンパニー ア・ラ・プラス主宰
パリ・コンセルヴァトワール(フランス国立演劇大学)教授ワダ・ユタカに師事しスタニスラフスキー・システムを体系的に5年間学ぶ。
2000年より同氏主宰の劇団に所属、ロシア・フランス・ドイツ・ベルギーなどから招聘した各国の第一線で活躍する演出家達と国際共同創作プロジェクトを4年間に渡り行なう。
同時に彼等から現代の本場のスタニスラフスキー・システムによる演技法を学ぶ。
同劇団退団後、2004年に演劇カンパニー「A La Place」(ア・ラ・プラス)を設立し演出家として活動を始める。
2008年より、モスクワにあるロシア国立モスソヴィエト記念劇場にて芸術副監督演出家ユーリー・エリョーミン(ロシア人民芸術家の称号を持つ)に師事し演出助手・研修演出家として活動。
演出助手・研修演出家として同国立劇場にて彼と共に多くの創造活動を行いながら、国立マールイ劇場やロシア国立中央アカデミー劇場、モスクワ青年劇場など他の劇場演出家たちとも交流し演出を学ぶ。
またロシア国立舞台芸術アカデミー演出科(GITIS)や国立マールイ劇場付属の国立シェープキン演劇大学でも研鑽を重ねる。
【主な演出作品】
『女がひとり』作:ダリオ・フォー(SENTIVAL!2012参加作品)、『僕らは生まれ変わった木の葉のように』作:清水邦夫(フランス・パリにて公演)、『狂人日記』作:ゴーゴリ、『授業』作:イヨネスコ(利賀演劇人コンクール2011選出作品、俳優が優秀演劇人賞を受賞)、その他、劇団黒テントなど他劇団での演出活動、またプロダクション事務所や早稲田大学、相模原市民文化財団主催のワークショップ講師、出張演劇ワークショップなどの活動も行っている。
2012年より本場のスタニスラフスキー・システムによる国際スタンダードの俳優教育を行なう長期アクティングクラス《ア・ラ・プラス Actors Laboratory》を始動。
今年も引き続き『第二期 長期アクティングクラス』を6月より開催中。
9月下旬頃より新たな長期のワークショップクラスを開催予定です!
ご興味ある方は是非お問い合わせください。