昨年上演した作品の再演です。
「ごんぎつね」や「手袋を買いに」を書いた
あの新美南吉の物語です。
僕としては手応えのある作品だったということと、
今年が新美南吉生誕100年なので
南吉ファンの僕としては、ただただ上演したかったので
再演することにしました。
新美南吉の地元、愛知県半田市での上演が決まったので
東京でももう一度やります。
『新美南吉の日記 1931-1935』
原作:新美南吉
脚色・構成・演出:奥村拓
「私は、私が卑しいものである事を、美しい彼等に知られる事が恐しい。」
「貧乏人のきたない出来ない子が、手をつかむと、いやになる。」
優しく、美しい物語を紡いだ童話作家・新美南吉の意外な言葉。
彼自身の手で残された日記から、「新美南吉」の真実を探る。
4人芝居なので全員がメインキャストです。
台詞はいっぱいあります。
上演時間約85分、基本的に全員出ずっぱです。
出演を希望されない方でもご参加いただけます。
■本番
2013年10月20日(日)愛知県半田市(ステージ数未定。2〜3ステージ予定)
2013年10月下旬 東京(ステージ数未定。5ステージ以上を予定)
※二カ所とも劇場ではなく古民家などで上演予定。
■稽古
8〜10月の間に計30コマ程度を予定
(基本的に平日夜、土日昼夜。
出演者が少ないのでなるべく欠席者が出ないよう調整します)
■WS日程
2013年6月15日(土) 13時00分~17時00分
2013年6月18日(火) 18時00分~22時00分
2013年6月29日(土) 13時00分~17時00分
2013年6月29日(土) 18時00分~22時00分
(何回でも参加可能ですが
出演を希望される方も1コマからの参加でOK)
■応募締切
各回の前日まで(定員に達した場合しめきります)
■応募・参加資格
不問(出演を希望される場合、事務所・劇団に所属されている方は許可のとれる方)
■ワークショップ参加費
500円(テキストコピー代・稽古場利用代として)
■場所
世田谷区内(のちほどメールにてご連絡致します)
■チケットノルマ
ありません。
集客にはご協力くださいませ。
■ギャランティ
基本的にありません。
愛知県での公演に際してかかる費用(交通費など)はこちらで負担致します。
■応募・お問い合わせ先
okumurataku@gmail.com
(応募の際は
・氏名
・ご連絡先
・参加日時
・出演の可否(可、否、未定)
・出身地
を教えてください。)
■奥村拓とは
1980年、福井県出身。俳優、演出家。
演劇を始めた当初から2010年まで
劇団・事務所に所属することなくフリーの俳優として活動。
2004年、早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業。
2008年、8人の演出家による1人芝居『奥村拓を遊ぶ会』を強行。
2010年4月、オクムラ宅を旗揚げ。
2011年8月、利賀演劇人コンクール2011で「紙風船」を上演。(演出)
テキスト重視を貫きながらの清新な解釈と
空間を生かす演出には定評がある。
2012年、『まばたき』で第12回AAF戯曲賞最終候補。
劇作家としても今後の活躍が期待される。
■オクムラ宅とは
2010年4月、渋谷のBAR「TARA」で、
旗揚げ公演『紙風船、芋虫、かみふうせん』を上演。
岸田國士の名作「紙風船」と
時を現代に置き換えた「かみふうせん」の2バージョンを一度に上演。
誤読と拡大解釈、俳優への信頼を武器に、
台詞はいっさい変えないまま全く違うテイストの作品に仕上げる。
オリジナル作品「芋虫」は終戦直前の日本が舞台。
特異なシュチュエーションでコミカルに進行しながらも、不可避に起こる悲劇。
幸福への憧憬と妬みが入り混じる3本オムニバスに仕上げる。
『紙風船、芋虫、かみふうせん』corich観てきたページ
→ http://stage.corich.jp/stage_done_detail.php?stage_id=19279
2011年6月。第二回公演『かもめ』では築80年の民家ギャラリーで
チェーホフの名作をほぼノーカットで上演。
劇場ではなく固定の座席がない場所での2時間40分上演。
劇場ではない日常空間で俳優が「人」としてそこにいるということ、
チェーホフ自身が記したように『かもめ』は「喜劇」である、ということに重きを置いた。
終幕での独自の解釈は賛否両論を呼ぶ。
『かもめ 四幕の喜劇』corich観てきたページ
→ http://stage.corich.jp/stage_done_detail.php?stage_id=27897
2011年8月、利賀演劇人コンクール2011に出場。『紙風船』を上演。
出演の牛水里美(黒色綺譚カナリア派)が優秀演劇人賞を受賞(賞状と副賞100万円を授与)。
2011年8月、利賀演劇人コンクール2011に出場。『紙風船』を上演。
出演の牛水里美(黒色綺譚カナリア派)が
優秀演劇人賞を受賞(賞状と副賞100万円を授与)。
2012年11月、『新美南吉の日記 1931-1935』を上演。
若き日の新美南吉を描いた物語。
これまでの「テキスト重視」の路線を引き継ぎ
実在する日記に沿い進行させる。
同時に新しい試みとしてその日記を批評する人物を配し、
その人物がやがて物語に組み込まれて行く構造を描いた。
『新美南吉の日記 1931-1935』corich観てきたページ
→ http://stage.corich.jp/stage_done_detail.php?stage_id=40741
オクムラ宅 紹介動画
http://youtu.be/oebnG5ZHP0s
オクムラ宅 WEBサイト
http://okumurataku.com/