CoRich舞台芸術アワード!2017

「身毒丸」への投票一覧

1-4件 / 4件中

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投票者 もらったコメント
tottorytottory(2458)

1位に投票

天井に届こうかという城のような装置、何らかの規則性によって動く半裸であったり個性豊かな装いの人間たち、各パーツが各所に場を陣取る楽隊、中央の段に控える合唱隊。スケールに圧倒される。この見世物をみて刺激される欲望を何と呼ぶか・・。主人公身毒丸の、継母との「関係」の顛末を大々的に、最大級の音楽的形容で彩る、その壮大な「物語化」のプロセスに加わる快楽とは「大きな動きに絡めとられる」バーチャル体験なのだろうか。そう、日常では得られない「絡めとられ」の感覚。幼少時に見た悩ましく妖しい夢のような、つまり受動性を許されない現実をいっとき忘れる時間が、物語の本質だ。なんつって。

tamagawaya_uctamagawaya_uc(573)

9位に投票

(3/19)
 怪しくも楽しい奇想天外が詰め込まれたあっという間の二時間。
 見世物の場面では、視界のあらゆる所で何かが起こって見逃す贅沢さww
 妖しく悲しき主筋は、実は頭に入らなくてもOK。直感的に受け入れて、周囲のディテールを楽しむ。それも、主筋の民俗的骨太さあればこそ。
(卒塔婆の殺陣が、宇宙刑事のレーザーブレードにも見えた)

 伝説の演劇人の作品を、その直系の団体が再演。

アキラアキラ(1498)

6位に投票

2015年に万有引力で上演されたものを再演。
非常にクオリティが上がった。

アコーディオンが奏でるジンタのリズムに導かれ、隠微で猥雑な幕が上がる。
天井高のある世田谷パブリックシアターの舞台を一杯に使ったセットに圧倒される。

一見泥臭いのに、すべての動きがきちんと計算・整理され、役者の指の先まで神経が行き届いている。
その緊張感で舞台の上は充満している。

J・A・シーザーさんたちの生演奏による、呪術的プログレ曲も含めて、大きな美術世界の中にある。
自分の「穴」を探し彷徨う身毒の内面への旅。
観客は全身で受け止める。

はるこはるこ(331)

3位に投票

陶酔エキサイティング!プログレッシブロックオペラ丑の刻参り!2015年版も拝見し、その衝撃に頭蓋を割られたような快感だったが、その心地よさ再びだった。今後もう再演は無いとのことなので惜しまれる。何度でも生で感じたいものだ。

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