SHOOTING PAIN 公演情報 コロブチカ「SHOOTING PAIN」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    少し切ない
    そっちだったのかとも思いましたが、少し切ないです。

    ネタバレBOX

    いじめに遭っていたことが原因で、あっと気が付いて必死に追い掛けたものの今一歩間に合わず自分の制止を振り切って、目の前で電車に飛び込んで自殺した友人のことがトラウマになって解離性同一性障害になった女性を中心に、様々な精神障害の人や巻き込まれてしまった人、医者、看護師たちによる精神病院を舞台にした可笑しくもちょっと悲しいコメディ。

    多重人格の人には会ったことがなく懐疑的なので、多重人格物は嫌いです。ただ、友人とおばちゃんが同時に登場していたので妄想癖かもしれませんね。妄想による混乱は大好きです。

    生きていたかったという友人の思いを代弁するだけでなく、怪我はしたものの止め切れなかった自分を代弁するおばちゃんがいたことで深みが増しました。

    表の主役の右手愛美さんはスレンダー美人、裏の主役のコロさんも自然体の女前で素敵でした。

    最終的に友人とおばちゃんが去って彼女は退院することができましたが、友人に会えなくなるのは少し切ないですね。野球選手の行く末が心配です。

    ストーカーナースマンたちが舞台から1メートルぐらい下の客席通路へ勢いよく飛び下りたりしたのは、ふわふわ絨毯で傾斜の緩やかな客席ということもあって劇場の特徴を上手く利用しているなと思いました。

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    2013/05/05 14:09

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