深瀬でくまわし
深瀬でくまわし保存会
深瀬でくまわし保存会館(舘畑公民館)(石川県)
2009/02/22 (日) ~ 2009/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★
白山山麓の人形浄瑠璃
「三番叟(源氏烏帽子折・初段を改変)」「源氏烏帽子折・二段」「同・三段」「同・四段」を上演。石川線の駅までが読めないのと、天気が悪くなってきたので最後の段は見なかった。
第一回宇野重吉演劇賞受賞式・朗読上演会
宇野重吉演劇祭実行委員会
福井まちなか文化施設 響のホール(福井県)
2009/11/29 (日) ~ 2009/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★
演劇の機能は滅びた者への鎮魂である。
別役実氏講評「演劇史上でもかなり珍しい手法による戯曲。グローバリズム、ボーダーレスといった状況を観客に実感をもって伝えられる稀有な作品」。
hg
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
革命について
ベビー・ピー
京都大学西部講堂(京都府)
2008/08/01 (金) ~ 2008/08/04 (月)公演終了
満足度★★★★
暑いけどお勧め
当然ながら時間制限内で上演されなければならないため、あくまでもファンタジーの領域に止められている。
人間的な悲惨や矮小さは抜きにして(ミカドのような変な権力のことも省いてある)、西欧的な社会観でなく、東アジア的な、循環するような社会、歴史意識が実は身近に埋もれて在ることを指し示した文明論的演劇。西部講堂でやるのに相応しい、2時間弱に納まったのが信じられないほどのダイナミックな巨編。実際の上演ではかなり苦しい時間帯もあったが、良くしのいだ。
日本ではあの『吉里吉里人』等を代表格にして80年代の頭に幾つか大長編小説で出た“大きな物語”の系譜に連なるような劇。
【怪】〜北斎夢幻・外伝〜
劇団吉祥じゅん&ワルキューレ
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/10/06 (土) ~ 2007/10/08 (月)公演終了
第1回「1&2演劇祭」
社名が変更となりました。
MAKOTOシアター銀座(東京都)
2007/11/23 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
大谷蛮天門「東京戦争」再び
11/23-11/25 #1「1&2演劇祭」Eプロ @京橋「誠シアター銀座」。
島田美菜月『予告編「ねじ式」式』20分。/大谷蛮天門『怪談「東京戦争」パート2』45分。/坂本大地『まっすぐな道でさみしい』60分強。
パイドラの愛
HAMMER-FISH
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2008/02/08 (金) ~ 2008/02/14 (木)公演終了
満足度★★★★
姐さん!!
支配的価値観を暴力的に踏みにじる。しかし古典に触れている。繊細で部分的には超正統派でフレッシュ。尚且つふざけている。サラ・ケインやはりいいっす。姐さん俺ついて行くっす。...正直いって一応芝居になっていれば演出は選ばないんじゃないかとも思うのだ。
花
劇団千年王國
生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
「僕たちはねえ、夢なんかじゃないですよ!」
昭和10年代日本帝国+1930年代ナチスドイツみたいな軍国統制下、あるカフェに匿われている結核感染者の少女。
街よさらば~満月とバタフライ
劇団AND
ATTIC(北海道)
2008/06/17 (火) ~ 2008/06/21 (土)公演終了
満足度★★★★
(もうちょっと時間をください)
90分の作品にもかかわらず主役級の人物が二人。その人たちの書いた文章の中の出来事が平行して出て来るし、現実のレベルでも展開がある。時間が大きく飛ぶ。恐らく初見では全体像が分らない。しかし、人の心を抉るようなシーンが沢山出て来る(度が過ぎたおふざけも沢山)。
『SURF GREEN ~ ハネムーン in ハワイ』
劇団アルファー
ウィニングスタジオ(宮城県)
2007/08/31 (金) ~ 2007/09/02 (日)公演終了
破無礼(はむれ)
シェイクスピア・カンパニー
遊学館ホール(山形県)
2008/01/26 (土) ~ 2008/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★
ヤマガタで見てきた
盛岡版と脇役陣に若干変更あり。最後の剣闘の場面渋くなった。演出としてはやや古く、戯画的、甘いところもあるが、シェイクスピアの翻案劇としては良く練られ、名台詞・名場面が落とさずキッチリ拾われている。役者がいい。オフィーリア狂乱、叔父の祈り、墓掘り人夫の場面などやはり良い。逆に付け加えられた、将軍戦死の場面は、演じられているのを見ている間ではイマイチ良くわからない。山形の客はマナーあまり良くない(公演中のおしゃべり、ケータイ二回も鳴らす、空き座席に荷物てんこもり)。
勝手にしやがれ
劇団マタヒバチ
北越谷駅・西口駅前・さくら広場・特設テント劇場(埼玉県)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/02 (土)公演終了
満足度★★★★
京都からきたガールズテント劇団
劇団マタヒバチ『勝手にしやがれ』全公演終了しました。
京都から来たガールズテントシアター!
実際にはヤングミセスの女優さんもまじっているけれど。
苦手な平座席だったけれど足は痺れなかった。
非常に楽しめました。
丹生みほしのハスキーで低めだけどキンキンした声と、口跡の抜群の良さは聞いていて気持ちいい。突進しながらの火吹きも健在。
彼女以外の女優も見せ場多かった。
パラボラアンテナやお御籤の文面を演じて読むシーンなど。
最後15分位残してきれいに落ちが付いてしまうのが構成上残念だったかな。
温泉旅館の「新・お気に召すまま」
シェイクスピア・カンパニー
エル・パーク仙台 スタジオホール(宮城県)
2008/07/11 (金) ~ 2008/07/13 (日)公演終了
満足度★★★★
これぞ演劇。
北の「SC」。南の「女騎士」。リージョナル演劇の南北の金字塔(ただし新劇や小劇場ではありません)。機会があれば死ぬ前に是非。9月に東京公演もあります。
#12 平原演劇祭 2013 第3部
みやしろ演劇パーティ/平原演劇祭プロデュース
宮代町郷土資料館(埼玉県)
2013/06/16 (日) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★
演劇文化の発生現場
地元に伝わる「このしろ伝説」を扱った『しじみSF』の部分のセリフに、突然生な言葉が織り込まれる。
【無名性】
歴史以降の伝承世界。
厳然たる書き文字の世界から、いかがわしく、落剥した、統御できない田舎流の世界へ。
ここに何らかの美を見ようとするのだ。
これは私にも結論めいたことは言えない。
一応、演劇のある部分の最前線を形作っていることだけは、間違いない。
一輪の書
みやしろ演劇パーティ/平原演劇祭プロデュース
天狗湯(西荻)(東京都)
2016/11/05 (土) ~ 2016/11/05 (土)公演終了
満足度★★★★
三段ブースターロケットのように
アングラ演劇の骨法・文法に沿った展開。岡本かの子『河明かり』。待ち受ける人間ならぬ人間。三段ブースターロケットのように異世界に徐々に突き進む。洗い場への窓が異世界への扉。水滴の音。最後は中世日本の戦乱期へ。ピストルでご破算。何事も無い様に復活。なかなかの傑作。一輪は埼玉の崖の百合の花。
May be blue
劇団第二黎明期
せんだい演劇工房10-BOX(宮城県)
2007/11/17 (土) ~ 2007/11/18 (日)公演終了
満足度★★★★
愛すべき佳品
仙台で見ました。後日、たまたま新潟に行った日が本拠地公演の楽日でしたが、観劇できませんでした。残念。
劇団第二黎明期については、今後も見ようと考えております。
Frances Barb " Fine Bone China " /東雲舞踏『ハルノ唄』
東雲舞踏
CLUB DROOM(宮城県)
2007/08/30 (木) ~ 2007/08/30 (木)公演終了
満足度★★★★
世界の「Butoh」の今が
海外に進出した「舞踏」がどんな風に定着しつつあるのか。また、舞踏の母国日本でイキのいい世代がどんな状況に立っているか。非常にはっきりと見通せた公演でした。
アザリアのピノッキオ
パレスチナ・キャラバン
井の頭公園(東京都)
2007/09/27 (木) ~ 2007/10/07 (日)公演終了
POOL MODERN
フ透明少年
大高緑地公園・プール施設内(愛知県)
2009/11/22 (日) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
「重力/NOTE」第二回公演『戸口の外で』
重力/Note
シアターバビロンの流れのほとりにて(東京都)
2009/01/28 (水) ~ 2009/02/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ロスジェネ演劇
ヴォルフガング・ボルヒェルト。60年程前のロスジェネ演劇。“時代の潮目が変って”そのリアリティが再生して来ているという現象を目の当たりに。とてもエキサイティングな感触。思い切った演出も違和感なし。