マイヤーズの観てきた!クチコミ一覧

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デザート・ベイベー

デザート・ベイベー

青色遊船まもなく出航

シアターシャイン(東京都)

2017/02/02 (木) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/05 (日)

POPなフライヤーでデザート・ベイベーの文字。デザートのような甘い話なのかと思っていたが…そこは白井ラテさんの脚本の青色有線ワールド。
初めて観劇したが、「ラテさんの脚本は刺さる。」というのを体感させていただいた。

ネタバレBOX

まずはフライヤーや公演中の役者呟きでも触れない事として、デザートは甘味の方だけじゃなく、様々な意味のデザートで、象徴的なのは渇きの方の砂漠。
ベイベーもかわいこちゃんかと思っていたが、本来の赤ちゃんでもありダーリンハニーでもありかわいこちゃんでもある。
これらが狭い範囲で複雑に絡み合い、重いテーマも入り、愛とは何か?というのをメインテーマに実力派役者陣と演出・音響・証明・舞台美術で演じられた。
これは観客側も感情移入する場所がほぼ確実にあり、心を抉られる場所もある。人の身を見て我が身を直せ的な心地よさもある舞台だった。

…ただ、個人的には全員救われてくれればなぁ…と思うラストではあった。新と心が。
ミキシング・レディオ

ミキシング・レディオ

OIL AGE OSAKA

シアターKASSAI(東京都)

2015/11/26 (木) ~ 2015/11/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

ジェットコースタードタバタコメディ
観た人の感想ツイートが絶賛の嵐…
まさに開演直後はスタート地点へ昇っていくジェットコースターそのもの。
そこからの展開は本当に休む暇がない程の怒濤の展開…二時間があっという間でした。

ネタバレBOX

劇中のほんの他愛の無い台詞が後に大きく影響してくる状態は、最初に山へ向かって投げた小さな雪玉が坂を転がって大きくなって戻ってくるような状況w
しかも解決する前に次から次へと発生する問題が最後の大きなクライマックスで解決するのは本当に爽快でした。

13年前の脚本がリライトされ現代版となり、後日談は既に失われてしまったとのことですが、これはその失われたほっこりする後日談も気になる…いや、そこは観客の想像で完結するというのも良いのかも知れない…
結局マチネで観劇した足で当日券でソワレも観劇したものの、まだ観劇し足りない…もう既にDVDが待ち遠しい逸品。
稔

Toy Late Lie

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/12 (木)公演終了

満足度★★★★

「自分」とは
前回「個室」でもその世界を展開していた主宰 萩原成哉率いるToy Late Lie。
今回もシンプルな衣装だからこそ誤魔化せない状況で、演技力の高い役者を集めるキャスティング力。
そして、出演陣の演技力によって繰り広げられる世界。
7人の稔の演技力もさることながら、女性陣の演技力も流石。

美女♂menの如月なつきさんの楽曲がその世界を彩り、ライティングとダンスが一体となる事で更に高まる。

そしてこの作品は、1度目の観劇でも楽しめるが、複数回観劇する事で歌詞の意味が深まったり、あのシーンを詳しく観たいともう一度観たくなるにくい作り。
自分とは?と考えさせられた後でのラストも、観劇した人それぞれでまた変わってくるかも知れないつくりもまたにくい。

時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

圧巻の一言…
先週と前楽を観劇。
まさに圧巻の一言…劇場に入場した際に舞台セットに驚愕し、繰り広げられ前説に驚愕し、導入部分のリアルな音響と窓からの木漏れ日の照明、そしてオープニングアクトの舞台装置と映像・楽曲に驚愕と、驚かされる事ばかり。
そして、複雑に入り組んだ伏線と役者陣の熱演で、あたかも観客が「男」になったような錯覚に陥る没入感でした。

ネタバレBOX

六角形の盆が回り、1つの部屋になるギミックが更にそれ自体も回転したり繋がったりと、あの舞台装置はまさに伏線が噛み合う歯車のような動きでもあり、「男」や観客の頭の中の混乱を表しているようであり、実にお見事…。
あの難解な長台詞を覚えるという単純な部分でも驚かされたり、指先や涙や汗の一滴にまで熱演が伝わってくる役者陣。
特に、前楽での図師さんとりんりんさんとの場面では、通常ならアクシデントとみられてしまうかも知れない鼻水でさえ、あのキャラクターを体現した絶妙な熱演だったと個人的に感じた。

注意書のように決して痛快爽快なタイムトラベルものではなかったけれども、あの伏線が1つの真実に辿り着いた時の衝撃は爽快だった…
複数回観劇すると、あの場面でのあの後ろでの演技はそういう事だったのか!と、まさに驚きと発見ばかりの舞台でした。
あの舞台ならば、リピート特典を作らなくとも何度でも時間の許す限り観劇したかった。そう思わせてくれる舞台でした。
LAST SMILE  ラストスマイル

LAST SMILE ラストスマイル

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

最後には笑顔に
上質のアクション、タイムリープを巧みに使用した脚本、笑いあり涙あり悲劇あり…そして、感動のエンディング…。

空チーム宙チームの両チームを観劇しましたが、出演者が全員演技力が高い実力派揃いで、アンサンブル枠のメンバーももちろんアクションが出来るメンバー。
キャラクターも一人一人にバックグラウンドがありキャラも立っているのに加え、各方面で活躍中のあの出演陣をよくあそこまで揃えられたという顔ぶれ。
全ての面で上質のエンターテイメント舞台を観劇させて頂きました。

これだけの舞台ならば、常設席が完売したのは頷けます。増設席で観劇もしましたが、見切れていても大満足でした。
観劇後から既に予約したBlu-rayが届くのが楽しみな作品でした。

CRAZY SOUND

CRAZY SOUND

@emotion

d-倉庫(東京都)

2015/04/22 (水) ~ 2015/04/26 (日)公演終了

満足度★★★★

アクションのクオリティが高い
演劇人*さんの山茶花に出演していたメンバーに加え、ちょいとビターな日曜日出演のまゆおちゃん、そして、初客演のK.J.小城の応援に狂音両パターンを観劇。
山茶花メンバーの安定のアクション能力の高さに加え、各メンバーも良いアクション。
そして、キャラの立ってる配役と人数、これでチケット代が3000円(前売り2800円)は安すぎる…。

物語は初見では少々分かりにくい部分もあったが、狂パターン音パターンでのエンディングの変化、そして考察すればするほど面白味が増してくる。
ただ、その物語の分かりにくい部分で素晴らし音楽にのせてのOPダンスやアクションの感動が薄まってしまったり、見せ場がキャストによっては片方のパターンではなくなっていたりと、一回しか観劇出来ない場合には観客へ伝わりにくく、勿体ないように思えた。
まだ荒削りな部分もあるが、今後の彼らの活躍に注目したい。

Memento Mori

Memento Mori

K-FRONT+

劇場MOMO(東京都)

2014/10/29 (水) ~ 2014/11/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

戦争は終わったのです…
金曜の夜と千穐楽の2回を観劇。
2回観てもまだ全員の細かい演技を観尽くす事が出来ないほど、役者さん全員の演技が熱いものでした。

内容に関しても、男性と女性の違い、年代の違い、考え方の違い、現代の生死感とあの時代の生死感等、観る人によって様々な感じ方をする舞台でした。
小道具に関しても、戦時中の三八式歩兵銃を見事にリコイル出来る造りで作られていたり、メイクも泥汚れ血汚れ熱傷のただれ等も見事に表現されていました。
(以以下ネタバレへ)

ネタバレBOX

OP映像は、1度本作を観劇した後では、その物語の濃縮っぷりでそれを観るだけで涙が出そうなほど濃厚なOP。
劇中の行動もアクションのような動きや戦争勃発前の生活、あらすじと当日パンフレットに散りばめられたこの物語の内容。
キーアイテムの手紙は、劇中内容は語られず、当日パンフレットで一部が読めるが、手紙の内容は今後も非公開との事。(この手紙はそれぞれの大事な人(宛先)が読む内容だから)
猿渡飛行隊長の行動も謎を残しているが、その行動もそれぞれの人の考え方によってそれぞれの真意がある。

ただ、ひとつ言える事は、宮森二等兵の未来への手紙は、未来の人間である観客へ、しっかりと届いた。
扉座イカサマ歴史劇シリーズ第1弾 『おんな武将NAOTORA』

扉座イカサマ歴史劇シリーズ第1弾 『おんな武将NAOTORA』

劇団扉座

座・高円寺1(東京都)

2014/10/23 (木) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★

久々に扉座さんの舞台を観劇
扉座さんの舞台は、人生のクライマックス・サツキマスの物語、そして人情噺「紺屋高尾」ぶりの観劇。
まさに紺屋高尾を観劇した座・高円寺での観劇。

サクラ大戦の舞台で扉座さんの役者さんを知ったので、久々に観る役者さん達は、よりパワーアップしていました。
上原さんはすっかり渋い役が似合うようになっており、塁央さんは川岡刑事の時のおちゃらけた感じも残しつつも、ダンディな雰囲気を醸し出し、岩本さんはいつもの元気な岩本さんですっかり安心。

舞台は歌舞伎や能の舞台のような松がモノクロで描かれており、両サイドに生SE用の楽器が。この生SEがまた良い…
内容は流石横内さん。良い意味でイカサマでしたw
残念ながら行けなかったラクイブナイト…Twitterで呟きを観ると、とても面白そうな寺の裏家業的なイベントをやっていたようで、行けずに残念がってしまいました。w

キミに逢いたくて

キミに逢いたくて

怪傑パンダース

新宿村LIVE(東京都)

2014/10/08 (水) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高の千穐楽
怪傑パンダースさんを知っている人にとっては、まさかのキャスティングと思った人も居たかも知れない。
そして、団長のいせひなたさんの病気による長期療養後の完全復帰舞台。
歌、ダンス、演技、出演者、音響、演出、脚本…パンダースさんを知ってまだ自分は日が浅いけど、その中でも最高の舞台でした。

何回も足を運んで観劇し、仕事で間に合うかわからなかった千穐楽を奇跡的に観劇出来て、本当に良かったです。

ネタバレBOX

個性的で魅力的な執事四人。そして、主人公達干物女達の分身お嬢様。
人生矯正計画で入店するメイドカフェの面々にTOのオタク達、たか子の過去の人物達に現代の人物達…全員キャラが立っていて、印象が全員深い。
キャッチーな美女menZ♂のなっちさんの曲に、壱岱さんのりさんの演出、しみひなさんのダンス振り付けにKJのオタ芸振り付け…もう全てが良かった…。

…そして、大千穐楽では観客側からのひなたさん復帰おめでとうサプライズと、お決まりのパターンでのスタンディングオベーションじゃない、自然に体が動くスタンディングオベーションを人生で初めて体験した舞台となりました。

この舞台は、一生心に残る舞台となりました。
【プレミア席まだあります!】デバッグトレジャー

【プレミア席まだあります!】デバッグトレジャー

スタンダードソング

新宿村LIVE(東京都)

2014/10/02 (木) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

窓際部署の巻き返しストーリー
落ちこぼれ社員を集めて無理難題をふっかける…
そして自主的に退職をさせようというコンサル会社のリストラ策…
あらすじにかかれていなかったシビアなスタートとなったものの、
社員の衣装からゲーム内の衣装への早着替えの連続だったりと、
思いの外役者さんには大変そうな舞台でした。
セットの回転扉をライティングで大きさを表現している中で、すぐ横の壁には光を当てずに回転扉にだけ当てたりと、舞台装置もシンプルながらに凝ってました。

ネタバレBOX

主人公の冴えない女性がPLとして個性豊かな人物をまとめていき、彼女自身も部署全体も成長していく姿、彼女自身の成長も姿勢や服装で表現されており、観ていて気持ちいい舞台でした。
アイドルの方が主役という事で演技力の前情報を知らずに観劇しましたが、ありがちな演技力不足なんて事もなくシッカリとした演技でした。

役名に関してはゲームをやる人なら聞いた事があるゲームクリエイターの方名字だったり、ゲーム内の役名がとあるゲームのもじりだったり、ダンボールが出てきたりと、ゲーマーならばくすりと来るネタもありました。

個人的には約一時間半と最近自分が観ていた舞台より短めだったり、ゲームネタがもう少しあっても良かったんじゃないかなと感じたので☆4つにします。
ミュージカル「WAIST SIZE STORY ウエストサイズストーリー」

ミュージカル「WAIST SIZE STORY ウエストサイズストーリー」

FUNエンターテイメント

シアターサンモール(東京都)

2014/09/26 (金) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑えるミュージカルw
ジェット団とシャーク団、ロミオとジュリエットに着想を得たウエストサイドストーリー。
元が悲劇的な内容なので、パロディとはいえどもどうなるのか…と観劇しに行きましたが、
しっかりとパロディで、喜劇ミュージカルでした。

歌とダンスとマジック…どうなるのかと思ったのは、観劇して納得。
キレッキレのダンスと歌(歌詞はパロディらしいもの)、マジックはあの要素で使われたのかぁ…
散りばめられた笑いの要素はほぼ全てのシーンにあり、笑いに笑って腹筋も鍛えられそうな舞台でした。
ほんと、観て満足でDVDでも楽しみたい一作。

ネタバレBOX

登場人物がすべて日本の名前に置き換えられており、
恋する、プライオリティシートの時のような名前遊びが今回も行われており、ベイビージョーンが赤子丞」だったりインディオが印出猪尾だったりと、
流石は保木本さんというような名前。
舞台も合併した会社での部署間の抗争と現代風にアレンジされており、
死者が出る部分も死なずに太ったりと、全体的に良いパロディ。

そして、太った表現にマジック指導のバルーンに入るという演出…
しかもそのバルーンが劇中に割れてしまったりとハプニングも巻き起こし、
そのハプニング故にいつ何が起こるかわからないという楽しみもw

色々な意味で楽しませてもらいました。
図書館二居マス

図書館二居マス

GENKI Produce

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/09/17 (水) ~ 2014/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

ドタバタハートフルコメディでした
この本の開けば、きっと見つかるはず。
このあらすじのみで、どんな舞台なんだろうという部分もありましたが、
結果は図書館で繰り広げられるドタバタハートフルコメディでした。
開演の演出も良い感じで、図書館の場面に。最初はどんな役なのかさっぱりという感じだったものの、
話が進むうちにそれも明らかに。全体的にハートフルコメディなので、観ていて安心でした。
ジーンと来る物語と沁みる楽曲、良い舞台でした。

ネタバレBOX

とはいえ、最初から出ていたシミコにあんな設定があったとは。
それと男とクレジットされた裏主人公の絵本作家。
妖怪・幽霊が登場するから、図書館ニ居マスとカタカナ表記だったんだなぁ…と。
主人公代々木沙耶が図書館に寄り付かなかったのは、この二人が見えていたからだったのかと。
それにしても、本立てから登場する絵本作家には驚かされました。奈落も無さそうだし、暗転中に潜り込んでたんでしょうね…
ジーンと来る流れと楽曲は良かったなぁ…
代々木沙耶役の楠世蓮ちゃんの顔の演技は透明少女以降も健在。役に入り涙の演技と、今回も良い演技でした。

残念だったのはその良い楽曲が中途半端に終わってしまったり、開演の時の音量が大きすぎた事でしょうか。
それと前作ロストマンブルースのDVDが売り切れてたのも残念。
オンラインで購入も出来そうなので、この後にながめてみます。
ダンスカは千五百秋の夢を見る ~有限会社新選組顛末記~

ダンスカは千五百秋の夢を見る ~有限会社新選組顛末記~

酒竜神

萬劇場(東京都)

2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ドタバタアクションコメディ
女装好きな近藤、無口な斎藤、ブサイクな沖田、ニヒルな永倉、狂犬原田、
女性の身体で男の心を持つ土方。
新撰組の象徴たるダンダラをスカートにし着る有限会社新撰組の面々。

ドタバタアクションコメディーではあったけど、ジェンダー・フェチ・世界情勢といった重たい内容も入っていた舞台。

全体的にはコメディ路線だったけれどもクライマックスに向かっていくにつれ、シリアスに。
この点はコメディとして観に来た観客にとってはマイナス点だったかもしれない。
しかし、重大な決意をする土方の熱演にはぐっとくるものがありました。
個人的にはこの舞台が小劇場の舞台を観に行く事になるきっかけとなった作品になりました。」

生まれ変わった男

生まれ変わった男

かーんず企画

ザ・ポケット(東京都)

2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

双方とも正しい…それ故に…
山口峰範さんも出演されるという事でteam angelさんを観に行く。

奇跡体験アンビリバボーが好きな事もあり、まさにアンビリバボーでやっていそうな内容という印象で、観劇中もテロップとかナレーションが入ってきそうな雰囲気。
死刑囚が主人公という事で、ハッピーエンドにはならず、悲劇的な終わり方になるだろうと思っていましたが、
悲劇が好きではない自分でも所々に入る笑いの部分で楽しみながらも考えさせられる舞台でした。

類い稀なる善人に生まれ変わった主人公天田。
その行動に惹かれていく医療刑務所の面々。
こんな善人を治療が終わったら死刑台へ送らなければならないという状況で、天田の為にうごく医療刑務所の面々。
一方、凶悪犯を裁くという己の使命を全うしようと動く司法局の面々。
いくら今は記憶がないとしても、過去に行った犯罪に対する法の裁きは実行しなければならない。

双方とも正しい。
人間性から観る視点と、法や秩序といった面で観る視点で意見が分かれそう。
それぞれの視点で異なる感じ方をすると思う。
それ故に複雑な心境となった。
クライマックスはどうなったかをみせないまま終了となり、ここでもどちらの視点で見ていたかによって終わり方も変わってくると思う。
個人的には善人のまま過去の贖罪に死刑を受け入れたと思いたい…
正解を明示してくれていた方がすっきりしたかも知れないかなぁ…

ちなみに、天田の行動ではっとこれはみんなの為に嘘を…?と感じた瞬間涙しました。

セットは病室内というシンプルなものだったけれども、セット中央の柱が十字架に見えたり、窓からのライトがまるで夕日のようになって役者さんのシルエットを下手の壁に映し出すという綺麗なセットでした。

流刑の島ー監獄の唄ー

流刑の島ー監獄の唄ー

平熱43度

萬劇場(東京都)

2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

余計な心配でした
あらすじの内容から下品なエロスが入らないかとか、前作のABASHIRIを観てないから話についていけるかとか、観劇する前には不安な面もありました。
殺陣に関しては池袋演劇祭のCM賞特別賞の動画を観ていたので、最悪殺陣を楽しもうといった感じで観劇しました。

…しかし、そんな不安は無用でした。
前説から観客をあたため、作中に舞台設定の説明、それぞれキャラの立った登場人物と、すぐにその世界に入る事が出来ました。
スピーディな殺陣に気迫の演技、コミカルな部分も織り混ぜられ、唄を歌いながらのクライマックスの殺陣等、アニメチックな演出も自分は好きです。
千穐楽後なのでここに記載しますが、良いキャラがバッタバッタと亡くなって行くのはちょっともったいない感じですね…
特に宗谷はもったいなさすぎる…一番気に入ったキャラで男惚れでした。
殺陣・唄・ダンス・脚本…全て自分的にはとても観て良かった舞台でした。
続きが気になって前作のABASHIRIのDVDを即購入しました。

これからの平熱43度さん、そして流刑の島ー完結編(仮)ーにも期待です。

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