ぐまぞうの観てきた!クチコミ一覧

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双牙~ソウガ~

双牙~ソウガ~

トライフルエンターテインメント

THEATRE1010(東京都)

2012/10/04 (木) ~ 2012/10/09 (火)公演終了

満足度★★★★

普通に楽しめた
かっこいいお兄さん満載なので女性客ばかりだったけど、シナリオが面白くて普通に楽しめた。もともとこっちも平田裕香目当てなわけだが、期待以上に楽しめたのはラッキー。

ご無沙汰してます。

ご無沙汰してます。

ホントに、月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2012/11/10 (土) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

ものすごい臨場感
初めてお邪魔したのだが、会場が想像よりも遥かに狭くてものすごい臨場感。あの距離感で演者さんを観ること自体素晴らしい体験。梨木智香の声よかったなぁ。根本宗子自身の演技も見たいので都合がつけばチームBも観てみたい。

眠る羊

眠る羊

十七戦地

LIFT(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

演出の妙
相当狭いアクティングスペースに10人近い役者がぎっちり。対面座席でいろいろと観づらいこともあるはずなのだが、意外とそうでもない演出の妙。ワンシチュエーションできっちり観せきるシナリオ構成に、ところどころに差し込んでくる笑いが好きだった。

ネタバレBOX

扱っている内容としては、政治家一家を切り口に世論とか世間とかをセットで切り込んでいくというパターン。どちらかといえば苦手かな。事が大きすぎて刺さってこない。大きな内容を扱いつつも、個人のレベルに切り込んでくるポイントがもう少しあればより震えるのだが。。。

長兄役の澤口渉は印象的。憎めない馬鹿お坊ちゃまを好演。やりすぎては現実感がないのだが、ギリギリ実際に存在していそうな感じが良かった。鵜沼ユカも、プライドの高い夫を上手くコントロールする役柄がハマッてて、北川義彦演じる智志のキャラを際ださせていた。
トムソンガゼル

トムソンガゼル

ぬいぐるみハンター

風みどり(新中野)(東京都)

2014/01/28 (火) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

猪股班観劇(2バージョン目)
この脚本はソンの効き具合とトムのスケールが左右するのだと実感。勿論ガゼルとの相乗効果なんだけど。3匹のパワーバランスがある意味全てを決める。

ネタバレBOX

男の子三兄弟はソンの斉藤マッチュがまさかの長兄でびっくり。

結局、梅本班と猪股班の2バージョンしか観れなかった。よくよく考えると、トムとソンは結構いじれるもののガゼルってどのチームでも一貫性を持たせる必要があって差が出しにくい。だからこそのバトルの主役ということか。よく考えてあるものだ。
許して欲しいの

許して欲しいの

劇団競泳水着

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

作家バージョン
作家が作家を描き作家が演じるというこれだけでもう面白い。流石に皆達者で楽しめた。作家の当たり前や色んな意味での「書けない」苦しさみたいなものが描かれていて観応えあった。

ネタバレBOX

当たり前であるが、創り手視点なので、創る事についてのハードルの低さ、葛藤のなさを感じた。サラッと「他にやる事がなかった」とか役柄に言わせてしまう辺りが創れる人なんだなと。

根本宗子と糸井幸之介のやりとりは、前半後半の立場の違いのギャップが効いていて笑えた。でも、創れる人は残酷だ。センスがないとか言い放ってしまう。あと、作品通して互いを理解する。という表現は成る程と思った。

細かいことだがなんで漫画家にしたんだろう。劇作だと生々しすぎる?ならもう少し考証はすべき。ネームはいいとしても原稿はあんなペラペラの紙ではあり得ない。135kgか180kgのケント紙あたり、或いはCDなどの媒体納品のはず。
ゴリラと最終バス

ゴリラと最終バス

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2013/01/07 (月) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

パワフルでスピード感あふれる展開
パワフルでスピード感あふれる展開。時間と登場人物は交錯してるし展開も結構理不尽なのに何故か押し込まれて納得させられる。そして不思議な心地よさ。この体験そのものが楽しかった。

ネタバレBOX

シンプルな舞台装置ながら演出が効いていてオープニングは暗転明けからサプライズだった。音響・照明もあいまって舞台美術も楽しめた。

演者さんでは、片桐はづき(茜)、浅利ねこ(円)がいい雰囲気出してて良かった。村上誠基(ラビット)のコミカルな演技も印象的。三宅綾子(大家)のハイキックが綺麗で見惚れた。

自身の受付開始と隣のOFFOFFの客入れタイミングが重なっているのに、ぬいぐるみハンター側の制作が時間になるまで出てこない。JACROWの制作が客さばいていて可哀想だ。配慮が足りない。残念。
モスキート

モスキート

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2013/11/02 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ミステリーサークル次回も必見
キチンとしたミステリー構成で驚き。50分できれいに伏線回収して見応え充分。流石に大どんでん返しはないけど、演劇ならではの観せ方もあって楽しめた。ミステリーサークル次回も必見。

ネタバレBOX

根本宗子自信の演技が良かった。ホントにこの人は観察が鋭いなと感心。気弱真面目系の典型的「あるある」キャラだが細かい仕草や表情までコントロールされていて魅力的だった。テレビ(青山ワンセグ開発)で見るより実物は数倍可愛い。

梨木智香の「らしさ」が出てた。ああいった色の濃い役柄をわざとらしさとナチュラルな感じの絶妙なせめぎ合いでやらせるとピタッとハマる。いつも惹かれるのだがあの微妙にためるのが本人の自然な間なんだろうな。

大竹沙絵子の追い詰められてテンパった感じの演技も印象的。ただ、前作『中野の処女がイクッ』とあまりにもイメージが被りすぎで残念。期間が近すぎて勿体無い。期間があいていればもっと違うと思うのだが。

あやかのファニーな感じの演技も好印象。こちらもハニー・ガールで観てる印象とちょっと被る部分あり。客席からの演技スタートは大変だっただろうな。池亀さん、他のフライヤーが気になるので、年内もう一度観ることになるかも。
こわくないこわくない

こわくないこわくない

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★

まだ公演中なので
全文ネタバレに書きます

ネタバレBOX

育児ネグレクト、児童ポルノ、人身売買、不妊治療、ひき逃げ隠匿、不倫、動物虐待、、、社会の暗部テンコ盛りなのに陰鬱さがないというのが凄い。嫌なものを観せられているのに笑ってしまうというのは、相変わらず凄い。

場転がかっこよ過ぎて震えた。人数が多いことを逆手にとっての場転だが、視覚への訴求が凄まじい。最初観た際には何が起こっているのか一瞬把握できなかったほど。音響も重低音を効かせての禍々しい雰囲気が良かった。

ちょっと残念だったのは、いつもに比べて終盤の展開が分かり易かったこと。普通分かり難いと文句をいうところだが、クロムならではの分からないカオスを楽しみたかった。もっと頭の中を掻き回してもらって、最後に??となるのが好き。

幸田尚子と久保貫太郎が凄まじかった。アレだけ偏ったキャラで出オチ感満載なのに、物語の中で重要なポジションをこなし続けるという難しさ。無茶苦茶技術が必要なはずでやっぱりそういうポジションは古参の劇団員にしか任せられないのだなと感じた。

新しい劇団員候補で印象に残っているのは川村紗也。役柄的にも一番目立つのだが、今作へのハマり方は一番だったと感じる。正直その他の候補については、既存の劇団員に完全に圧倒されていた印象。こういう形でハッキリと差が出るとは思わなかった。
SHOOTING PAIN

SHOOTING PAIN

コロブチカ

横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)

2013/05/04 (土) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しめた
池亀三太のシナリオが良かった。よくあるトリックというか設定・構成なんだが場の雰囲気の運びがうまくて、その仕掛けに気づかなかった。セリフ運びもらしさがで出てて楽しかった。

ネタバレBOX

先日の犬と串で初めて観た一色洋平は今日も良かった。サイドストーリーの中で存在感抜群。キレのいい動きは相変わらず凄いが、今回はそれよりも演技が印象に残った。声張った時に独特の雰囲気が出るのが好き。

前園あかりも凄く印象に残っている。月刊根本宗子の時も感じたのだが、目立っている訳ではないのに何故だか印象に残る。説明が難しいが心に残っている。不思議な魅力の持ち主だ。

工藤さやは、振り返ってみると『なるほど』という演技。劇中セリフ捲し立てる様子は出色。池亀演出なのか、しゃべり方の雰囲気が神戸アキコに近くてそれも面白かった。
エロビアンナイト【ご来場ありがとうございました!!!】

エロビアンナイト【ご来場ありがとうございました!!!】

INUTOKUSHI

王子小劇場(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

観客に歩み寄っている
パワーのあるナンセンスギャグを織り交ぜつつ、インナースペースとの葛藤やリアルな人間関係社会性との葛藤を被せた多重構造。前作よりも深みをまして更に観客に歩み寄っている印象。終盤の捻りの効いた展開も楽しめた。

ネタバレBOX

ただ、前作の個人的な孤高を表現する方が、今作の身近な人との関係が社会の中での在りようの難しさの葛藤を表現するより好みに近いのが正直なところ。笑いについても前作の方がより破壊的で無茶苦茶だったので好き。評価が高いのは恐らく今作だとは感じる。

連続主演の藤尾姦太郎は、見事に作・演の期待に応えていると感じた。3作は重ねないと思うので次回作での変化に期待。ヒロインの服部容子は、単にちょっとエロすぎて、ラストあそこまで直接的表現をとられると引いてしまう。これは個人的な好みの問題だが。

「脇おにぎり」は、出てきた瞬間から大爆笑してしまった。もう既に「どうなるか」は分かっているのだが、本当に「そうなるのか」と期待しながら観る楽しみ。あれは石澤希代子のファインプレーとしか言いようがない。
cover

cover

ペンギンプルペイルパイルズ

シアタートラム(東京都)

2013/02/02 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

観おわってからのモヤモヤする
伏線の回収をどうするかが観客側に委ねられてのラストはずっしりときた。設定というか、前提みたいなものに隙間があるのだか、作品側で意図的に埋めないままにしていて、観おわってからのモヤモヤする感覚が不思議。

人物の出入りと物語の展開がスムーズで時間の経過を感じさせない。なんというか「上手い構成」というのはこういうものを言うのかと納得した感じ。あっと言う間に終盤まで進んでいった。

パブリック・リレーションズ

パブリック・リレーションズ

JACROW

OFF OFFシアター(東京都)

2013/01/07 (月) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

濃密な空気感
説明どおりの濃密な空気感。重ーい沈黙が続いたり、罵声を浴びせかけたりする緊迫感のあるシーンが満載。組織が崩壊していく過程がリアルに描かれていて身動ぎせずに見入ってしまった。

ネタバレBOX

上司が部下に対して説教をするシーンが何度かあるのだが、自分もその類のことを言われたり言ったりすることがあると共感する事しきり。素晴らしくリアルな描写で会社で別部署の説教シーン見てるみたいな緊張感。

とりわけ寺十吾の"衿川"が出色。いきなり部下を足蹴にするなど傍若無人な人柄だが、そこには情熱と愛情があって。。という類型的になりがちな役柄を魅力的に個性的に演じていて良かった。

混乱しないよう駅前劇場のお客さんにまで丁寧に対応されている制作の皆様に頭が下がる。座席も結構大きな椅子を設置していて楽だった。素晴らしく配慮のある劇団だと感心。
ミーツ

ミーツ

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

癖になる
前半は時間も空間も人物も入り乱れまくってかなり置いていかれる。部分的に面白いところはあるが思考も気持ちも繋がらない。なのにそこから終盤一気のカタルシス。訳もわからず引き込まれる。個人的にはこれがロロの魅力。癖になる。

ネタバレBOX

やっぱり今作は伊東沙保がいい。終盤にみせる演技は素晴らしく泣ける。声を荒げるわけでなく淡々と語って行く様がただただ哀しくて切ない。
板橋駿谷は全編のバランスを保つ難しい役柄。前半のカオスからラストまでバランスよく演じていた。パワフルなイメージだったが、違う一面を観れた気がする。

亀島一徳が醸し出す独特な少年の雰囲気は妙にナチュラルで不思議な感じがする。コーヒーのくだりは笑わせてもらった。
すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

とにかく観やすい
人物相関が複雑なのにストレスなく受け入れられる。舞台美術も4場面重なり合っているのにすっきりと転換されていくので何が起こっているか理解しながら進めるような配慮がある。とにかくスムーズな進行で観やすい。

ネタバレBOX

男女間あるあるのオンパレードでいろいろなシチュエーションをディフォルメして描いているのが面白かった。村上誠基と川村紗也がコンビニにいく道中で言い合いになるシーンは、それあるよマジで。となって面白い。大川翔子の劇団員間の恋愛疑惑は大爆笑、LINE連投とか写メ送れとか怖かった。細野今日子が旦那と仕事仲間の間で迷っている演技は綺麗だったし、その妹役の相楽樹の高校生はリアル過ぎて可愛いい。
曲がるカーブ

曲がるカーブ

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/01/09 (木) ~ 2014/01/23 (木)公演終了

満足度★★★★

展開がガラッと
前半凄くわかり易く各役割が割り振られていて、その関係性の配置の面白さから物語が進んでいく。で、突然に展開がガラッと変わって、いい意味で訳が分からなくなって、面白さだけが抽出されて行くというクロムのパターン。分からないのが面白い。

ネタバレBOX

甲子園の話どころか、野球のシーンもない。でも、棚ぼたで甲子園出場がかかった高校と偶然居合わせた映画監督という特殊な環境を通じて、暴力の連鎖、報復の連鎖、世の中の理不尽に切り込んでくる。表面的にはね。深すぎてよく分からないが。

劇団員のレベルが異様に高いところでまとまってるのがクロムの凄さ。誰一人として聴きにくい部分がないし、稽古量が豊富なのが伝わってくる。破綻の気配というのだろうかそういった危うさが全くない。劇団力ってこういったところに出るのかな。

葛木英がなんとも可愛い。高校生の眼鏡姿が尋常なくヤバイ。そこからの着物で姐さん姿が艶やか。彼女は観る度に魅力が増してる。カテコの清々しい笑顔がホント好き。もの凄くハマってしまいそうで、ツリメラには怖くて行けない(笑)
くじらのおなか

くじらのおなか

ぬいぐるみハンター

荻窪小劇場(東京都)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★

愉しめた。次も観たい。
当日パンフ見て内容丸変わりしてる時点で笑えた。舞台はノリと勢いとくだらなさが突き抜けてて単純に面白かった。余りの勢いに実は公演ごとに内容が違うんじゃないのか?という疑いすら持ってしまった。

ネタバレBOX

序盤、浅利ねこの「可愛い」までいかない「かわいげ」溢れる演技は絶妙なバランスで笑わしてくれる。さらに途中神戸アキコが絡んできてからの化学反応が凄まじい。一気にカオス。「始球式」はむちゃくちゃ笑って思わず立ち上がりそうになった。敢えてまとめないでぐだぐだ感を残しているのか、今もって妙な後味が出てくるのはさすが。舞台上の楽しそうな雰囲気が観ている方にまで伝わってくるのも良かった。
中野の処女がイクッ

中野の処女がイクッ

月刊「根本宗子」

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/10/09 (水) ~ 2013/10/18 (金)公演終了

満足度★★★★

リアル感が凄い
前回本公演と同じような店舗のバックヤードが舞台。勿論フィクションなのだがリアル感が凄い。当て書きなのか役者の喋りにガッチリ噛み合っていて誰も噛まない。そりゃ稽古もしっかりしているのだろうが、それだけじゃあそこまで馴染まないだろう。

ネタバレBOX

4人のグループは、2対2になることって滅多になくて、何故か3対1で圧倒的弱者を作り出してしまう事で安定する。そこら辺の描き方も上手かった。女の子の場合、更に顕著なんだろうな。一体この作品を女の子が観たらどう思うんだろう。

セリフが凄い。この24歳には一体何が見えるのだろうか?「年下味方にしても意味ないよ」、「人のために何かしてあげている自分が好き」、「『可哀想』は上書きされちゃう」とか(ちょっとうろ覚え)。そういう事ストーリーに織り込めてしまう。

尾崎桃子のぶっ飛び感と狡猾さが混在するキャラが出色。対極の石澤希代子の誠実さと羞恥がバランス取れてて良かった。梨木智香の絶妙にタメを作る演技には今回も引き込まれた。浅見紘至と市川大貴の噛み合わない言い合いも対比が効いて印象的だった。
男たらし

男たらし

ブス会*

ザ・スズナリ(東京都)

2014/01/29 (水) ~ 2014/02/04 (火)公演終了

満足度★★★★

さらっとリアル
女の因果、男の因果、人間の本質というか性(さが)や業といったものを、突きつけるというのではなく「こんなもんだよね」とさらっと目の前に観せてくる。深いとか浅いとかではなくリアルを。その筆致が凄い。

ネタバレBOX

内田慈の魅力が炸裂してる。妖艶。生身の人間に使うのか?というこの言葉しか適切な単語が見つからない。表現力があって、容姿に優れ、人間力がある。ひとつの仕草が表情が視線が男を惹きつける。上手いという次元超えてる。

大窪人衛、もしかしたら特徴的な声に注目がいきがちかもしれないが、表情を造るのが凄く上手い。声を出さない演技が秀逸。固まってたり、慄いてたり、弄ったり(笑)やっぱりイキウメ観なきゃな。と思わせる好演ぶり。
『海の夫人』/『水』

『海の夫人』/『水』

アマヤドリ

シアター風姿花伝(東京都)

2014/12/04 (木) ~ 2014/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

海の夫人
前回の『ヘッダ・ガーブレル』での実験的な演出の進化版。演者の異様な動きによる空間表現と感情表現、驚くほどの早口な台詞回しで、翻訳劇に有り勝ちな違和感を超える違和感で覆い尽くしていた。今回は大胆に間を取ったり、細かい遊びのアクトが多く観易い仕上がり。

ネタバレBOX

といっても、相当難しいので『ヘッダ・ガーブレル』観てないと、そこまで簡単には楽しめないのではないか、と危惧する。一度あの演出を観ていれば免疫が出来ていて気にならないのかも。ただでさえ、分かりにくい、というイメージがあるので心配。

今作は、笠井里美と今村圭佑が随所に良かった。笠井は「そんな目で私を見つめないで」のアクト、今村は驚きと狼狽を表す手をパタパタする表現で笑わせてもらった。でも、最強は渡邉圭介のネタ。文字にすると全く伝わらないので割愛するが爆笑した。
双牙~ソウガ~

双牙~ソウガ~

トライフルエンターテインメント

THEATRE1010(東京都)

2014/04/09 (水) ~ 2014/04/16 (水)公演終了

満足度★★★★

相変わらず楽しませてもらった
再演、正確には再々演。二部構成の本当の初演は観ていない。前作から微妙にキャストが変わり、『双牙〜ソウガ〜零』の影響を受けてシナリオも若干の変更あったが、相変わらず楽しませてもらった。

ネタバレBOX

エンターテイメント作品なので2度観て理解が深まるとか、新発見とかがあるわけではないけど、平田裕香可愛いし、殺陣格好いいし、スカッと楽しめるのがこのシリーズの良さ。

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