『Re:』 公演情報 『Re:』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    松本みゆき×菅原優
    ストレートに感に入った。

    ネタバレBOX

    勘違いから始まる恋愛(不倫)から、ツライもカライもあってやっとこさ会えるとなって、男が事故死。女は届かぬメールを打つ…。
    いかにもなとこもあるが、メールを送る(うつ)時のドキドキ感が伝わってきて、キュンとする作品だった。
  • 満足度★★★★

    リーディングのためのお話
    書かれたメールを読みあう構成は、形としてリーディング以外にあり得ない、というかこのテキストを用いる限り、「読み合う」形が正解で、リアル。
    メールの文面らしいリアルが(むろん「読み手」の演技もだが)、信憑性を与えている。メールに現われて来ない領域を聞き手の想像力に委ね、その分、説明不要な飛躍的な展開が可能である。
    最初のやり取りで女性側が突っ込んで行く所、男が会社を辞め、父母の居ない実家の家屋がちゃんと残っていてしばらく働かなくて良い稼ぎを得ていた身分、また男が画家として成功を手にする展開など、都合のよい出来すぎた展開なのだが、「読み」=小説の要素でもって、焦点を二人の「心の行方」に絞り込むことが出来、二人のそれぞれの歩みのディテイルは、常に距離を持つ宿命にあった男女(だからメールも可能)の心の軌跡を描写するための背景画となっている。
    ・・という構造の下、観客の想像力は、二人が(全ての男女がそうだとは限らない)相性を持ちえた者同士として、その最も相応しい関係に到達できるかどうか、という関心に発展していく。その結末が見たくて仕方なくなっている。その瞬間までの全ては伏線であった・・と総括される結末へと、急ぐ訳だが、少し気になる部分もある。
    男女は離れていて互いに好きあっている(これを私は相性と呼ぶ)、一時的な(性)衝動でない事を男は自らに確信した、というが、「単なる好き」以上の「愛」だとか「決意」だとかの手を借りる必要のない「相性」を持つ男女(と、しておこう)が、結ばれるか結ばれないかは、個的な関係の帰趨の問題だ。愛を育んだり困難を乗り越えて行くかどうかの出発点に、到達するかどうかは、単に二人の「好き」が結実するか否かの問題。だから観客はこのドラマからもはや高尚なテーマや感動を得ようとは思わず、ただ個的な関係の顛末を「覗き見」しながら追体験する。そこでの快感は、はっきり言えば甘味な人生(の中のある時間)だ。
    もっとも互いに離れていることで、間違いなく結ばれるだろうその時を至福の時のように思い描く、その「未然」の時間も、甘味である。「迷いがない」状態も、ある種の快感だ。男は成功した、だから生活上のあれこれで迷うことがない。好きなものにダイレクトに向かって行ける。これが彼の「成功」が可能にしたものなのか、彼の「思い」(心)が可能にしたものなのか、それは判らない。得てして、ある高みに上った時人間はその確信の根拠についての吟味などしないものだ。
    観客は、男が得たその身分じたいには共鳴しなくても、女を求める心には共鳴できる。身分はどうあろうと、二人の望ましい結末という快感を手にしたくてこのリーディングを今味わっている。早くくれ。結末をくれ・・。
     でもって、その(観客いや私が勝手に抱いた)やや「不純な」思いの投影として、それが遂げられない不安もよぎる。テキストにその伏線ははっきりあるが、その陳腐な結末はないだろうと思っている。だがそうなってしまう。
     女は10/2の記念日に亡き相手にメールで語りかける。そこには相手という肉体をなくしてもなお残る「愛」がある、かに見せている。しかし私は、男が亡くなった時点で、女にとって男は「異性」として求める相手ではなくなる。メールの文面も、空しい。予期せぬ辛い体験の中で「男を信じられなくなった」女が、その頑なな心を再び開く者として男は現われたが、固有の一人でしかないその男と、始まりを迎える前に死別したという顛末には、女は新たな出会いに向かう力を手にした(男の存在によって)という含意がある。つまりこの時点で二人の物語は二人の間だけで完結できなかった事が(現実的に考えれば)明らかになる、という感じ。
     別にその解釈でいいじゃん・・と一蹴されそうだが、まァそんな事を思った。
    結末はやはり、そこで終わって美しいパッケージにしてしまうのでなく、実はそこからが大変な共同生活の端緒についた二人、で終わりたかった・・個人的な願望。

     

  • 満足度★★★★★

    日曜15:30
    素晴らしかった。
    お話そのものもなかなかだけど、舞台・照明・音楽もよかった。なによりもお二人の芝居がとても好き。

    日付と時間もう少しちゃんと頭に入れながら観ればよかったとちょっと後悔。
    設定がなかなか絶妙なので、ちゃんとわかるともっと行間がわかるような。

    照明も要所要所でメッセージになっていて。

    とにもかくにもお二人の芝居を観ていて感情の動きやメールのやり取りの間での出来事がスッとあたまに入ってきて感情移入してしまう。

    こういう想像力を掻き立ててくれるものが、一番の好みなんだと思った。

    おまけ:昨日と今日、「あれ」だけセリフが違うんだろうなあ。途中で気が付いて、さらに感極まる。

    ネタバレBOX

    話としては、ちょっと波瀾万丈過ぎ、って感じもするが、それはフィクションということで。

    後半45分ぐらい、ずっと感涙。
    夏希と参太郎、両方に感情移入してた。後半は不思議と夏希に。
    そういう意味で絶対実際には経験できない疑似体験してた。

    以下感想というより、自分の備忘録という感じだけど。

    まず、最初夏希の怒りがビビッドで恐いぐらいだった。
    やり取りもヒートアップして、ハレンチ扱いなどわけがわからない状態でなんだかとても楽しかった。ここ相当腹を抱えるぐらい楽しかった。
    (まったく、個人的な話だけど、佐々木、あやの、ってちょっと違うけど身近な人がいてなんか想像してしまった。)

    【最初の5分でこうやって、入り込んでしまえる芝居はやっぱりいい。】

    国宝級や重要文化財級など、自分が心で突っ込んでいたことが、次のセリフで来たりと、結構予想を裏切らない展開も入っていきやすい要因かも。
    とはいっても、思っているのと違う展開があったり、そういった想像がずっと続く。

    そのあと、仕事で接点をもって。佐々木さんも出てきて、どうなることかと思いきや、あれあれって展開に。女性の勝手に盛り上がっている感で背中がむずむず。

    鰻のくだり、ごちそうさまでした、はやっぱりって感じだけど、ほほえましい。しかし、どれぐらいのもんか想像してしまった。鰻だとそんなにびっくりしないんじゃないかと。でもここは鰻じゃないと、なんだろうか、と頭ぐるぐる。

    そのあとの若干の男の身勝手さに共感しながら、スレ違いでやきもき。
    和歌山の飛び地の話でえらいマイナーなとこ攻めてきたなあ、と思いつつ、1週間の滞在で、カッコつけている男の姿を想像して、複雑な気持ち。

    パッと照明消えた時点で、ああそういうことかな、と思ったけど、そのあとの長時間の空白(5年?)に驚き。
    あとからのための期間だと納得するものの勿体ない感じもする。

    それからの告白合戦と気持ちの揺れ動き、もうこっちも気持ちが耐えられないぐらい。

    飛行機が立つ前の参太郎のメールが、すごく爽快感があって(自分もこんなこと言えような人生だったらなあと思いつつ)完全に夏希の気持ちで感極まり。

    成田での夏希のメールを聴きながら、完全にハッピーエンドを期待。わくわくしながら次のシーン。照明でえっ、と。最後のメール、6(5かも)年後、ということで察しながら、またちょっと嬉しそうな夏希の表情をみながら、すごく切ない気分に。

    ちょっと気になったのは、夏希に対して、かわいいとかスタイルがとか料理がとかいう褒め叙述はあったのだけど、親の借金を引き継ぐって理不尽ないうことは大きいこととしてあったけど、もう少し人物像のイメージがほしかったかな。参太郎のほうが見えやすかった気がする。

    全体振り返ると、あのときこうしていたら、とかいろんな分岐点を想像できるのが一番いい。
    でも、ハッピーエンドになってほしかったなあ、っていうのが正直な気持ち。
  • 満足度★★★★

    『Re:』
    WOWOWで放送されていたのを観ました!楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    期待しています!
    皆さん頑張ってください!

  • どのチームも観たい!
    どのチームも観たいです。

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