『Re:』 公演情報 Element「『Re:』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    日曜15:30
    素晴らしかった。
    お話そのものもなかなかだけど、舞台・照明・音楽もよかった。なによりもお二人の芝居がとても好き。

    日付と時間もう少しちゃんと頭に入れながら観ればよかったとちょっと後悔。
    設定がなかなか絶妙なので、ちゃんとわかるともっと行間がわかるような。

    照明も要所要所でメッセージになっていて。

    とにもかくにもお二人の芝居を観ていて感情の動きやメールのやり取りの間での出来事がスッとあたまに入ってきて感情移入してしまう。

    こういう想像力を掻き立ててくれるものが、一番の好みなんだと思った。

    おまけ:昨日と今日、「あれ」だけセリフが違うんだろうなあ。途中で気が付いて、さらに感極まる。

    ネタバレBOX

    話としては、ちょっと波瀾万丈過ぎ、って感じもするが、それはフィクションということで。

    後半45分ぐらい、ずっと感涙。
    夏希と参太郎、両方に感情移入してた。後半は不思議と夏希に。
    そういう意味で絶対実際には経験できない疑似体験してた。

    以下感想というより、自分の備忘録という感じだけど。

    まず、最初夏希の怒りがビビッドで恐いぐらいだった。
    やり取りもヒートアップして、ハレンチ扱いなどわけがわからない状態でなんだかとても楽しかった。ここ相当腹を抱えるぐらい楽しかった。
    (まったく、個人的な話だけど、佐々木、あやの、ってちょっと違うけど身近な人がいてなんか想像してしまった。)

    【最初の5分でこうやって、入り込んでしまえる芝居はやっぱりいい。】

    国宝級や重要文化財級など、自分が心で突っ込んでいたことが、次のセリフで来たりと、結構予想を裏切らない展開も入っていきやすい要因かも。
    とはいっても、思っているのと違う展開があったり、そういった想像がずっと続く。

    そのあと、仕事で接点をもって。佐々木さんも出てきて、どうなることかと思いきや、あれあれって展開に。女性の勝手に盛り上がっている感で背中がむずむず。

    鰻のくだり、ごちそうさまでした、はやっぱりって感じだけど、ほほえましい。しかし、どれぐらいのもんか想像してしまった。鰻だとそんなにびっくりしないんじゃないかと。でもここは鰻じゃないと、なんだろうか、と頭ぐるぐる。

    そのあとの若干の男の身勝手さに共感しながら、スレ違いでやきもき。
    和歌山の飛び地の話でえらいマイナーなとこ攻めてきたなあ、と思いつつ、1週間の滞在で、カッコつけている男の姿を想像して、複雑な気持ち。

    パッと照明消えた時点で、ああそういうことかな、と思ったけど、そのあとの長時間の空白(5年?)に驚き。
    あとからのための期間だと納得するものの勿体ない感じもする。

    それからの告白合戦と気持ちの揺れ動き、もうこっちも気持ちが耐えられないぐらい。

    飛行機が立つ前の参太郎のメールが、すごく爽快感があって(自分もこんなこと言えような人生だったらなあと思いつつ)完全に夏希の気持ちで感極まり。

    成田での夏希のメールを聴きながら、完全にハッピーエンドを期待。わくわくしながら次のシーン。照明でえっ、と。最後のメール、6(5かも)年後、ということで察しながら、またちょっと嬉しそうな夏希の表情をみながら、すごく切ない気分に。

    ちょっと気になったのは、夏希に対して、かわいいとかスタイルがとか料理がとかいう褒め叙述はあったのだけど、親の借金を引き継ぐって理不尽ないうことは大きいこととしてあったけど、もう少し人物像のイメージがほしかったかな。参太郎のほうが見えやすかった気がする。

    全体振り返ると、あのときこうしていたら、とかいろんな分岐点を想像できるのが一番いい。
    でも、ハッピーエンドになってほしかったなあ、っていうのが正直な気持ち。

    0

    2016/10/02 18:21

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大