15 Minutes Made Volume12 公演情報 15 Minutes Made Volume12」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
21-27件 / 27件中
  • 満足度★★★★

    得した気分になる
    6団体 15分という枠で芝居をうつ公演。これは面白い企画だと思います。好みでない団体だったとしても15分であれば なんとか我慢もできる。未見の劇団もほんのさわりだけだろうが観ることができる為、得した気分になれました。

    自分的好みの作品内容は ①第27班 ②Mrs.fictions ③MU

    印象深い役 ①HNG すき家店員(青木友哉さん)
    ②性的人間 あるいは(鞭がもたらす予期せぬ奇跡)作家妻(徳橋みのりさん)③HNG 捜査員(上松コナンさん)

    HNGはそれぞれキャラが濃すぎて どれも好きですね 笑

  • 満足度★★★★

    初15 Minutes Made
    7/12(日)19時開演の回を観に行きました。MUさん以外の団体さんは全て初見だったのですが、思い切って行ってみて正解だったな、と。
    各団体の上演前に入る“NEXT PERFORMANCE”→団体ロゴ→作品名のアニメーションがシンプルで恰好いい。
    終演後、「おわりの会」のアフタートークを聞きながらアンケートを書こうとしたのですが、時間内に終わらず外に出てから続きを書くことに。ながら作業の苦手な人間は欲張っちゃいけませんね(T_T)

    ネタバレBOX

    以下、上演順に感想。

    1. Mrs.fictions
    主催団体がトップバッターを務めるとは思っていなかったので驚き。登場人物2人の描き方が幾分物足りなく感じられたものの「謝って勝手に終わりにされても痛めつけられたこっちはどう生きてきゃいいんだコノヤロウ」という心境には共感。ラストは自殺エンド? 忌村が火のついた煙草を投げ込んだ段ボール箱にもダイナマイトは入っていたのだろうか。

    2. 20歳の国
    15分で爽やかにまとまっていたと感じた。ここ数年で何度か結婚式に参列したのでちょっと身につまされるような感覚もあり。多川役・斉藤マッチュさん、先日観た『少年は銃を抱く』にご出演されていたことに上演始まってから気づく(恥)。ところで高校時代にカラオケでglobeとスキマスイッチ歌ってた人って何年生まれって設定なんだろう。自分はglobe全盛期に小学生で『全力少年』がヒットした頃は既に大学生だった。

    3. MU
    こちらも15分でうまくまとまっていたという印象。笑いどころ多々ありつつえぐみも豊富。序盤で「この店員さんがドピュッシーだったってオチかなあ」と推測するも、結局単純に巻き込まれただけのひたすら不運な人だったことが判明。深読みし過ぎだった(赤面)。 さすがに長編の『少年は銃を抱く』と比べると物足りなさを感じるが、以前観た短編『やっぱり猫が行方不明』よりは本作のほうが個人的には好み。

    /*10分休憩*/

    4. 第27班
    15分で見事にまとまっていたという印象。というか、やられた。「ああもうめんどくさい娘だなあ」とかイラついてる場合じゃなかった。前髪切り過ぎたことが手触りで分かるとかヘアピンで留めようとしても自分じゃ見えないとかヒントはいくつもあったのに悉く見落とした(大恥)。ラスト、ひとり花火を見上げる友樹に「あいつ〝ひと夏の思い出作りに協力する〟以上の熱意ないみたいだし、まだチャンスあるよ、きっと」と励ましの言葉をかけたくなる。

    5. The end of company ジエン社
    含意は色々とあったのだと思うが、読解力不足で全く読み取れなかった。時間(or時間も場所も?)の異なる複数の会話が同時に展開される場面であっという間についていけなくなる。
    アフタートークでのお墓と劇場の類似の話や論語の小劇場的解釈の話は面白かった。

    6. シンクロ少女
    序盤で土下座する黒田の背中を踏んでいたと思ったら回想では緊縛されたり鞭打たれたり、果たしてミツコはSだったのかMだったのか? 人生経験乏しいしSMに造詣が深いわけでもないので軽く混乱。最後の最後に力業でぶった切ったな、という印象。
  • 満足度★★★★

    いまさらですが
    書き忘れましたので

    Mrs.fictionsさんの2か月連続復活公演の第一弾でしたが、第二弾の感想を先に書いてしまったので、結果分かってからのコメントですが、劇団の特色やレベルの差はあるにしろ、この企画をこの値段でやっていただけるのは、本当に有難くいい機会だと思います。

    Volume12の6団体は、役者さんは観たことあっても劇団としてみるのは初めての団体さんが多かったので、とてもいい機会になりました。

    継続するのは大変そうですが、出来るだけ頑張ってほしいと思います。

  • 満足度★★★★

    佳作ぞろいで面白い
    15分だからネタ勝負になってて、どれも面白かったです。

    ネタバレBOX

    Mrs.fictions《ミセスフィクションズの祭りの準備》
    話としてはいま一つで、岡野さんの演技力でもってる感じでしたが、ラストにキレがありました。
    「煙草の火がどうやってダイナマイトに着火すんのかなあ、もしかするとスルーで着火しないのかなあ」と思って観てたんですが、忌村が意識的に着火させるとは思いませんでした。
    「忌村はどうして火を投げたんだろう?」と考える間もなく暗転で、余韻が残りました。
    冒頭のタイトルバックまでに持ってくシーケンスと、オバQ音頭で「窓しめてくんない」も良かったです。

    20歳の国《消えないで、ミラーボール》
    斉藤マッチュうまい。斉藤マッチュと絡んでるときの湯口光穂さんは、他の三人と絡んでるときよりうまく見えます。あと兎洞大さんはカッコイイ。強豪チームのキャプテンという見た目と、それを裏切らない声がいい。
    シチュエーションが、結婚式と思わせて実は葬式なんじゃないか、それだと一気に辛い話じゃないかとドキドキしてたけど、普通に結婚式だったのでほっとしました。
    《花園Z》でも思ったけど、竜史さんは青春のノスタルジーを描くのがうまい。全部語るわけではなくて「わかる、わかる」と観るほうが埋める部分を残してます。この劇もglobeの熱唱で、なぜか納得して終わります。
    「シュート決めたら言うよ」が入ってくるタイミングが良かったです。

    MU《HNG》
    コントだね。面白かったです。
    途中の「お兄ちゃん!」で、シナリオに煮詰まったかのようなやっつけ設定がキター!と思って、それでも面白く観てて、ラストの「HNG!」で「ここまでヤッツケにやるんだ!」と思っておかしかったです。
    観たあとに余韻を感じて考えるというタイプの劇ではないけど、単純に面白さを求めてくならいい劇だなあと思いました。
    井上沙英さんの「わたしはして欲しいんだけど」あたりの演技すきでした。実生活で、井上さんみたいな人から言われたい。

    第27班《夏の灯り》
    最後の最後に、サヤカの眼が見えないことが解る工夫だけど、「で?」と思いました。
    深い部分で通じあっているトモキとサヤカ。でもサヤカはカズマとデートがしたくてとうシチュエーションで押し切って良かったのではと思いました。
    三つ子のギミックは面白かったです。特に途中、せっかく屋台を替えたのにただ一瞬走り過ぎちゃうところとか。

    ジエン社《私たちの考えた墓に入る日の前日のこと》
    何だか訳が解らない。観てる方の理解力に問題があるのではなくて、作ってる方もやりたいことをやり切れてないんだろうなと思いました。頭でっかちな感じがしました。
    でも面白かったです。同時多発を使いながら違う時系列の台詞を一回で済ませたり、あの世とこの世が複雑に絡んでたり。東京と地方の話とか、3.11の話とかも入ってるんだろうなあと思いました。
    ジエン社は次回公演の予定がまだないということでしたが、是非やってください。観に行きます。

    シンクロ少女《性的人間 あるいは (鞭がもたらす予期せぬ奇跡)》
    耽美の話になると役者さんも大変だなと思いました。耽美な世界の経験なんてまずないだろうし。ラストの作家が一心不乱にキーボードを叩くあたりは好きでした。
    この劇の作者は、寝取られた経験を劇にしたことがあるのかなと観てて思いました。思い出すのも辛いんだけど、書くしかない。そういうデーモンに囚われたことがある人が書いてるのかなと思いました。
  • 満足度★★★

    盛りだくさん!
    すべて初見の劇団さんでした。いろんな劇団さんの作品を一度に観られるのは良いですね。

    各作品の個人的な満足度
    Mrs.fictionsさん★4
    20歳の国さん★2
    MUさん★3
    第27班さん★5
    ジエン社さん★3
    シンクロ少女さん★4

    なにか余韻を残す系の話が多くて、スパッと明快に終わる話が無いなぁと思っていました。
    アフタートークで「20分あればかなりちゃんとしたものが作れる。15分だと少し足りないのでいかに削るか」みたいな話をされていたのを聞いて納得しました。

    私が観た回は冷房が効きすぎていてとにかく寒かった!
    手がかじかむくらいに寒くて後半は観劇どころでは無かったです・・・。

    ネタバレBOX





    [memo]
    Mrs.fictions
     幼稚園?の子供を殺したい。
     昆虫図鑑の上から虫を食べさせられる。タガメ
     ダイナマイトの入った箱にタバコを投げ入れる。
    20歳の国
     サッカー部の引退試合で大敗してから疎遠に。
     マネージャーの結婚式で再会。globeの曲を歌う。
    MU
     HMG。エロを取り締まる。
     すき家でヤるカップルとレビュアー。
     コナンがドピュッシー。
    第27班
     かち割り、ポテト、ケバブの出店三兄弟。
     前髪切りすぎた幼なじみを慰める。憧れの人?と夏祭りデート。
     幼なじみは目が見えない?
    ジエン社
     死んでるさん。自転車
    シンクロ少女
     妻が部下?と不倫。作家が問いただす。
     作家の隣でセックス。
  • 満足度★★★

    見本市として秀逸な企画
    お初の団体の見本市としては秀逸な企画。
    1演目が20分ではなく15分なところがミソというかこだわりというか。
    この間『再生Mrs.fictions』を拝見してとても面白かったので、今回2回目。
    ただし今回はMUがお目当て。

    各団体の内容はネタバレBOXで。

    ネタバレBOX

    ①Mrs.fictions『ミセスフィクションズの祭りの準備』時節がらチョット痛々しい気持ちに。最後のシーンで息を飲んだ。こういう作風のものもあるんですね

    ②20歳の国『消えないでミラーボール』ちょっと気になっていた団体。
    うんうん、こんな感じね。先日MUで拝見した斉藤マッチュさんが普通の人の役でちょっと不思議な感じ。こういう苦笑系の青春もの嫌いじゃないです。

    ③MU『HNG』一部じゃなくてほぼ性的表現でしたね(笑)
    休日出勤抜けてこれ観てるのホントゴメンみんなって感じですが、はっきり言っておもしろかったです。エロ以外他には何も残らなくて。
    アフタートークで作劇の過程も聴けて良かった。
    尖ってるだけじゃないMU、出てたと思います。

    ④第27班『夏の灯り』これはFight Alone5で観た『福井さんの話。』を思い出した。最後あぁ!ってなったけど、彼女は彼のどこを好きになったんだろう。
    少なくとも見た目ではないよね。そして三つ子!!顔はそっくりでも話せば誰かすぐに分かりそうだけど(笑)

    ⑤The end of companyジエン社『私たちの考えた墓に入る日の前日のこと』ちょっと苦手なタイプのお芝居でした。内容も難しかったし、台詞が被る演出も苦手。久々に芝居中に意識が飛びました。ゴメンなさい。機会があれば是非リベンジを。伊神さんのテンポはちょっと癖になる感じ。

    ⑥シンクロ少女『性的人間あるいは(鞭がもたらす予期せぬ奇跡)』「前はエロいことやってましたが最近はそうでもありません」って書いてありましたが充分エロかった。女性の作、演出と知り驚き。ダブルキャストの女優さんの名前が分からず。好き嫌いは別としてラストのとっちらかり具合が面白かった。

    アフタートーク(ゲストMUのハセガワさんと古屋敷さん)面白かった。
    エチュードで話を詰めていったとか、稽古場がすごい事になっていたのでは。「S●Xしたい場所毎日3箇所提出」とか眩暈がしそう(笑)
    作品が下品じゃないので笑って聴いていられた感じでした。
  • 各団各様
    Mrsfictions の前回の舞台を見に行ったのがきっかけで今回も行ってみました。実はチラシに惹かれて(笑)行ったのでしたが、お話はチラシとは全然関係ないものでした。その時は短編4本の上演でしたが、今回とはずいぶん違うテイストでしたので、今回の他の5団体もこれがいつもの作風なのか、あえて違うものを持って来たのかは分かりません。というのも、Mrsfictions 以外は初めての劇団で、いつものことながら本当にたくさんの劇団が存在し頑張っているんだなと思いました。それぞれ面白かったので機会があったら観劇したいと思います。
    帰りの電車で偶然出演者の方と一緒になり、いろいろお話しできたのも楽しかったです。

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