満足度★★★★★
重厚な本格ファンタジー
1月のマナナンマクリルの羅針盤以来、劇団ショウダウンさんは二回目の観劇です。
自分の中でこんな感じかなと、ボーダーラインを勝手に決めて見に行ったのですが、それを軽々と超えるどころか、予想をひっくり返すほどの本気を見せていただいた気がします。
次回作が常に最高傑作と演出のナツメクニオさんは仰ってますが、それは冗談でも何でもなく、それこそ本気で仰っているのだと感じました。油断して見に行くとただただ圧倒される本格ファンタジー。公演期間が短いので多くの方に見ていただきたいです。
満足度★★★★★
千年のセピラ観劇
東京での本番ということで準備期間も足りず、あの広い舞台での一人芝居は強烈な不安と孤独感を伴い、満足に追い込めていないであろう状況の中で、それを振り払うかのように臆することなく舞台を動き回る姿に、今回も林遊眠という役者に魅せられました。
満足度★★★★★
無題1587(15-276) 【千年のセピラ】
19:00の回(曇)。
18:30開場、19:00開演~19:40、休憩、19:57~20:42終演。日程決められずギリギリの予約で座席はI列。
「スピンオフ」ということで「パイドパイパー」に繋がるのですが、途中、(本編を観た人向けに)もっと伏線を張ってもいいのではないかと思いました。
ヒーロー/ヒロイン誕生秘話、たとえば「X-MEN ZERO」「STAR WARS EPISODE III:REVENGE OF THE SITH」「Batman Begins」。
本編「パイドパイパー」が先か本作「千年のセピラ」が先か...
本編を先に観ているので、逆だとどうなるか難しいところですが、最近は、一般的に(映画など)本編先行型ではないかなと思います。
舞台が(横/縦/奥)広いので走りながらや位置を変えてのセリフはやや苦しいかな...と、いろいろ改善点はあると思いながらもこのような表現形式に挑戦すること、それを見届けるのもいいのではないかと思うのでした。
満足度★★★★★
千年のセピラ 観劇
そうだよ,これが観たかった。前日に観た「パイドパイパー」ももちろん良い出来だったとは思うが,「羅針盤」からもう林遊民という役者の虜になっている者としては,これが待っていた作品である。東京だけの特別公演,しかも初日で,いくつか?と思った部分もないではないい。でも,そんなことは関係ない。一人芝居でありながら舞台には何人も同時に存在するように見せる演技力,しぐさ,表情,特筆すべきは声の徹り,申し分ないものであったと思う。賞賛と感動に値する作品,素晴らしい観劇の時間だった。劇団ショウダウン,また来年には東京に来るとのこと。もう,今から期待である。
満足度★★★★★
千年のセピラ
「千年のセピラ」を観劇。林さんの一人舞台は初めてだったが、タルペイアの伝説の一説を用い、それでいて、幻想的に壮大に作り込まれた世界観は音楽と共にとても素敵で、そして、演じ手である林さんの熱量のある演技に驚かされた。
満足度★★★★★
千年のセピラ
劇団ショウダウンの「」パイドパイパー、スピンオフ公演である今作は、看板女優、林 遊眠の独り芝居である。
狼に育てられたという伝説を持つローマの創設者、ロムルスとその奸計によって苦杯を舐めさせられたサビニ人に纏わる実際に起こったとされる事件の伝承をもとにショウダウンのナツメクニオが脚本化した。
満足度★★★★★
魅了されました
パイドパイパーで劇団ショウダウンのたくさんの人の出ているお芝居をはじめて、あたらしい魅力を感じ、千年のセピラでりんゆうみんさんの一人芝居がさらに好きになりました。
満足度★★★★★
感動のお芝居
パイドパイパー、一人芝居の千年のセピラ、まさにショウダウンの世界観で感動する舞台でした。
本公演と同時に、スピンオフの一人芝居も演じてしまう林遊眠さん、どちらもいろんな方に観てほしい舞台です。
満足度★★★★★
素晴らしい
この回のパフォーマンスは本当に素晴らしかったです。
最後までテンポが落ちることなく進むため、最初から最後まで集中して、入り込んで見てしまいました。
前作の世界観を感じさせつつ、壮大な物語となってました。
素晴らしかったです。
林遊眠一人芝居の『千年のセピラ』も楽しみです。
満足度★★★★★
ハイドパイパー
笛吹き男の伝承を大胆に膨らませ、現代風に蘇らせた笛を吹く者、「パイドパイパー」...その笛の音に隠された悲しい群像劇。
この物語は、上手・下手対称の大きな館、または城砦をイメージさせるような建物で繰り広げられる。
その物語は大きな舞台を見上げる観客と、見下ろす館・城壁の視線が交差するところで生まれていた。そこには多少の空間があるが、それを感じさせない迫力と臨場感があった。そして雰囲気は、人々が混沌とした時代時代を懸命に生きるが、しかし悠久の歴史の中ではほんの一瞬の出来事。そのような壮大感溢れる物語であった。
満足度★★★★★
素敵な芝居をありがとです
まずは「パイドパイパー」を観てきました。
一人の少女を守って騎士団と戦う笛吹の女(パイドパイパー)。
迫力ある殺陣だとは、お世辞にも言えないが、林遊眠が笛を振るうと騎士団との戦闘シーンが、迫力を増してハラハラドキドキして見えてくるのが不思議でした。
笛吹の女(パイドパイパー)が、時にコミカルに時に凛々しくて、カッコ良かったです。
日曜日の一人芝居(千年のセピラ)が益々楽しみになりました。
満足度★★★★★
ぜひ観て欲しい!
同じ作品を二度観たのはかなり暫くぶり。マチソワで観劇。一番感じたのは“林遊眠が関西から活きのイイパワーのある役者を連れてきた!”ということ。台詞の抜け、つまりなどはあったが、全体としてはイキイキとした演技がイイ。この脚本家のカラーだと思うが、観客がわかりやすいようにという考えからなのか、説明的な台詞が多い。観客にも考えさせる・想像させるという要素を任せてもいいのではないかと思うが・・・。と言いつつストーリーは時代を超え、人がどう生きるかを問いかけているようにも感じ、見応えあり!!もう一本の「千年のセラピ」、こちらも観たかった!今回は時間がなく残念だが、また東京公演を心から楽しみにしている。土日時間のある方にはぜひ観て欲しい!
満足度★★★★★
千年のセピラ
大きな舞台に小柄な女性が一人...しかし演じるのは登場人物とストーリーテラーの役割も担い、10名もの人物を演じ分ける。
さて、舞台は同時上演する「パイドパイパー」との繋がり、その物語と興行の両方をうまく牽引するところは、作・演出 ナツメクニオ 氏の手腕の優れたところ。
満足度★★★★★
林遊眠一人芝居の魅力
千年のセピラの二回目。今回はやや後方、首を動かさずに全体を見渡せる位置での観劇。劇が始まってみると、危惧していたほど会場の大きさは気にならず、BASE THEATERにはBASE THEATER用の、あうるすぽっとにはあうるすぽっと用のギアチェンジをされていました。セリフの多さと活劇シーンでのテンポを落とさぬよう、やや早口気味になる口調でも、見事に声量をコントロールされていたと感じました。今回は舞台の広さを考え、衣装を膨張色の白に選択したのかどうかは推測となってしまいますが、それでも、舞台上の遊眠さんは大きく見えるのが不思議です。
昨夜の一回目より、一晩という短時間でクオリティを上げてきたセピラ。通常の一人芝居では、文字通り一人の視点によって展開される物語に対し、遊眠さんの一人芝居の特徴である複数人物の演じ分けによる、多様な視点から語れる物語が、ラストへ向けて集約されていく過程に伴う高揚感は、その場でしか得られない特別な時間として記憶に残ります。公演が続けば、今後ますます磨きがかかるであろう千年のセピラが公演二回で終わってしまうのは残念でなりません。しかも、遊眠さんご本人のブログでは、今後の一人芝居への積極的な意欲を語っておらず、観客のわがままを言えば、封印されることなく、今後も観劇できる機会がある事を願うばかりです。
満足度★★★★★
千年のセピラ
本編に引き続き、スピンオフ作品の『千年のセピラ』も見てきました。
前日の出来は不本意だったと思います。
が、それを見事に取り戻してました。
本当に素晴らしかったです。
クライマックスは涙が止まりませんでした。
これを見て、再度、本編を見るとクライマックスのあの言葉の重みがより強くなり、その台詞とともに涙が。
満足度★★★★★
無題1586(15-275) 【パイドパイパー】
11:30の回(曇)。
10:55会場着、受付(全席指定)、11:03開場。横に広い舞台(左右均等)、2階建て。11:27前説(アナウンス)、11:31開演の挨拶、開演~14:00終演。
「マナナン・マクリル(2014/8@風姿花伝/2015/1@BASE)」に続いて3公演目になります。
当パンに載っている「相関図」をみるとたくさんのカタカナ名、役者さん19名。小説でも映画でもカタカナ名を覚えるのが大の苦手で、本作も難易度が高く、また、座席はC列でしたが、時々、セリフが聴き取りにくいシーンがあり、筋を追うのに苦労しました。
騎士というと、ずっと昔「中世騎士物語(ブルフィンチ)」を読もうとして頓挫しました。ちゃんと読んでおけば多少は理解が深まったのでしょう。
本作の剣と魔法(笛)的な世界感はオーソドックな構成。「謎」を維持しながら最後に明かされるという展開は安心してお芝居に身をゆだねることができます。
個人的にはもう少し小さな会場が好みなのですが、2016/1はBASE THEATERとのことでまた観に行きます。
満足度★★★★★
千年のセピラ観劇
本篇前にスピンオフの本作品を観劇。恐らく、順番的にもこの方が良いと思う。10分の休憩を挟み1時間50分の舞台。序盤、あうるすぽっとの広さの為、やや聞き取りにくい箇所や言いよどみも目立った。一人芝居には、広すぎるかなと感じていたが、中盤、終盤と気にならなくなっており、舞台に魅せられた。言いよどみが減ったというよりも、それが気にならない位、惹き付けられたからでしょう。ショウダウンさんの一人芝居は、観る度に思いますが、
林遊眠という役者だから出来る稀有な舞台です。
そして、どうしても役者さんに目を奪われがちですが、音響、照明も良く、また何と言っても脚本が素晴らしい!
実話がベースなので、大筋は予想できるがそれでも展開に一喜一憂させられました。
満足度★★★★
パイドパイパー観劇
千秋楽のパイドパイパーを観劇。スピンオフである、千年のセピラを先に観たが、観た方がより楽しめますが、基本的には本編だけで十分な2時間30分の長編大活劇。
ハーメルンの笛吹をベースに、時間軸をまたぐ良く練られた脚本と役者さん達の熱演で楽しめた舞台でした。
ただ、少し話が難解な部分も多く、またもう少し削れる部分もあるのではとも思いました。
役者さん達は皆さん熱演でしたが、あうるすぽっとの舞台が少し大き過ぎたかなと感じてしまう箇所も見受けられました。
ショウダウンさんでは、初めて一人芝居以外を観ましたが、林遊眠さんが大変楽しそうなのが印象的でした。
レスタト役の上杉逸平さんやマルヴォ/ジャック役の為房大輔さんが特に印象に残り、また物語の進行を説明する方が、出てくるのもある意味ショウダウンさんの特徴でしょうか。
来年1月に再度東京公演を予定されておりますが、今から楽しみです。
満足度★★★★
千年のセピラ
まさしく「パイドパイパー」エピソード:0であり歴史は繰り返すであり「荒野の7人」を先に観てから「七人の侍」を観る感覚のようでもあり、「あのキーワード」にはキターーーっ!だった。
林遊眠嬢の基本アルト系の声と歯切れの良い台詞回しはとても心地好く、麻薬性があるんじゃなかろうか?
次の公演が待ち遠しくなるくらいならまだしも、東京公演がしばらくない時に大阪まで行くようになったらコトだな。(爆)