忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆 公演情報 忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-20件 / 76件中
  • 満足度★★★

    観る直前になって、休憩を挟んで2時間50分あると知り、これは死ぬ!と、楽に観る姿勢に変更。でも笑いあり、話を整理する演出もある安心設計だった。
    パワーあり、終わってみるとさわやかな作品でした。

  • 満足度★★★★★

    「信長の野望」で育った自分としては、これ以上素晴らしく楽しめる作品が無い程に楽しませて頂きました。

    ボク団さんらしい、随所に散りばめられた多くの謎。それらが終盤に掛けて次々と繋がっていく過程。
    各演者さん達の見事な役回り…休憩2度入り、その度毎にそれまでの纏めた人間関係の相関図などを読む事が出来て本当に楽しめました。
    素直に再々演を、首を長くして待ちたいと思います。

  • 満足度★★★★★

    「好き。」の一言
    小助、風花、団蔵と、ある種の”主役”は居たものの、全ての登場人物一人一人に背景があり、観る人によって感情移入する役が違う。レミゼラブルのような一人一人の登場人物に想いを入れることができる舞台だったかなと感じた。
    信長の迫力、オープニングの演出のかっこよさ。ストーリーも凄く好きで、一度観て、次の日も観に行ったほど、好きな作品になった。

  • 満足度★★★★★

    歴史好きも、そうでない人も楽しめる、
    “極上エンターテイメント!”
    初見の劇団ですが、好評なのが頷けた舞台でした。

    冒頭の、巨大な垂れ幕をスクリーンと見立て、物語の解説が効果的な音楽と共にロールされていく。これがイイ!

    これから始まる芝居への期待感を煽る。

    そして、適度に笑いが挿入された芝居は、テンションとリラックスのグッド・バランスが保たれ、物語は進んでゆく。

    終盤、驚愕の真実が次々に露わにされエンディングを迎えたときは、心地よい疲労感と充足感を覚えた。

    10分の休憩を挟んでの3時間があっという間だった。

    とても楽しめた!満足。。。

  • 満足度★★★★

    あっという間
    休憩込みの2時間50分、まったく長さを感じず、まだまだ見せてもらってもよかった感じ(笑) (初演を観てるのもあるが)初演から比べ、削ぎ落としてる感じがしたが、でもより重厚になってる感じ。物語から目が離せなかった。
    ただ、あそこまでセットを組むと、ビックツリーでも相当狭く感じる。この演目、もっと幅がある劇場が合ってるかも。

  • 満足度★★★★★

    次回、大阪で待ってます♪
    初めて観劇させていただきました。
    影の存在から見た日本史…、面白い視点で完成度が高い舞台でした。
    登場人物全てが繋がり、しっかりと生きた証を残しているような…。
    そして、実際にあった(派手でない)忍術の紹介…、逆に真実味がまして、世界観にどっぷりと浸ることが出来ました。
    本当に面白い公演でした。お勧めです。

    次回は大阪公演もあるとのこと。是非、伺います。

  • 満足度★★★★

    エンタメ史劇!
    強引な結びつけだが、エンタメ性の高い史劇であり、ミステリー性をも大いに含んだ興味深い話であった。(史実との相違点をしっかり認識させるパンフも良い)、さらに美術衣装、音響効果と殺陣が良かった!
    新作により以上の期待を持たせる演劇であった。

  • 満足度★★★★

    承知!!次作も参る!!
    再演ということで、劇団主催・脚本・演出の久保田唱さんが何を変えないで何を進化させるか。
    まず気が付いたのは楽曲。初演からのを変更していて最初面喰いましたけれど、結果単なる食わず嫌いと判明しましたw

    戦国物なので’合戦’の名前、順や敵対関係を、予習するのがベストかも?!
    「桶狭間の戦い」「姉川の戦い」の2つを知っているだけで全然違うと思いました。
    こうだったら面白いだろうなぁと想像を膨らませて練り上げた「理屈」(もしかすると屁理屈w)をコツコツ積み重ねてエンターテイメント舞台を創ってしまった!!まさに「ボクラ団義」さんらしい作品。

    観劇回は千秋楽ということもあり熱量がとにかくあった。
    役者さんは個性豊か。ライティングは下手壁際から見たときの美しさに感動。

    また次回作の告知もありました。

    承知!!(笑) 

    もちろん参ります☆



  • 満足度★★★★★

    何度でも観たい
    忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆を観に行ったきっかけは友人に誘われたことでした。そして、実際に観てみたらとてつもなく惹きつけられるものがあり、「また観たい!」そう思うようになりました。3時間という長い舞台ですが、全く退屈な時間はなくあっという間に過ぎてしまいます。戦国時代の話ですが、知っていても知らなくても絶対に楽しめます。残り5公演だけですが、まだ空席もあるようで、ぜひ1度でもいいので観てみてもらいたいです!きっかけはどうであれ、絶対に「また観たい!」と思うようになると思います。実際に自分がそうであったように。昨日までで4回観ましたが、毎回違っておもしろくて「何度でも観たい!」今ではそう思っています。

  • 満足度★★★★★

    舞台観劇
    昨日は、リピートしているボクラ団義さんの舞台観て来ました!
    前作を観てたので楽しみながら観劇!
    オープニングからド迫力でした
    扇子を使っての舞を女優さん達が見応えたっぷりにみせて
    そして男性人は、華麗な殺陣さばきを駆使したダンス
    もうそれだけで、舞台に釘付けしました。٩(๑^o^๑)۶
    その後のお話も更に大どんでん返しのストーリー益々虜になりました
    今日は、千秋楽なので更に楽しみにして観劇致します。

  • 満足度★★★★

    圧巻!突き抜ける面白さ!!
    コリッチの観てきた評価の高さが気になり、観劇。
    これは高評価なのは納得!
    特に脚本・演出は、小劇場のレベルではなく、大劇場で勝負できる内容である。
    史実を大胆な構成、解釈で表現。
    価格が4000円とは思えないほどのクオリティーの高さ。
    万人向けの内容であり、これは観る価値ありあり!!
    上演時間2時間50分(休憩10分含む)。

    ネタバレBOX

    芝居を俄然面白くし、興味を惹いた脚本のポイントは3点。
    有名な史実であるが、これほど大胆な解釈は、なかなかあるものじゃない!
    見事だと思う。

    ①桶狭間の戦い、本能寺の変などの裏舞台では、伊賀の忍者たちが動き、表歴史を創りあげた。そして豊臣秀吉が伊賀の忍者であったという設定。
    ②茶々等、3姉妹の母親はお市ではなく、伊賀忍者であったという設定。
    ③そして何より、本能寺の変は、明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康が共謀し仕組んだという設定。明智光秀は実行犯に過ぎず、光秀は後に天海という徳川家康に仕える僧となる。

    演出も音響、照明、殺陣、ダンスと脚本とマッチしており、観劇していて清々しい感じがした。
    笑いも適度にちりばめており、良いアクセントとなっていた。

    芝居だけでなく、スタッフ(受付、誘導係)も笑顔で愛想が良い対応!

    マイナス1点の理由は2つ。
    個人的には1つ上のステージに行ける劇団と思うので、敢えてコメント。

    ①2時間50分という所要時間。
    観劇すれば無駄がない構成と思えたが、長い公演というのは、とにかく足を向けずらい。一般客はそう考える人は多いと思える。

    観劇して面白いかどうかではなく、まずセレクト条件で外れる可能性が高まってしまうと思える(有名芸能人が出演しているならともかく・・・)。

    とある有名人気劇団の主宰は公演を2時間以内と決めているそうだ。
    それに合わせて脚本、演出を創り上げている。

    劇団の演りたい構成より、観客目線を優先しているということである。
    観客動員できる人気劇団には、芝居だけではない理由(配慮)があると思える。

    ②役者陣の力量
    全体的に高い水準という感想。
    ただし、その中でバラつきがあるのも否めなかった。
    上手い役者とそうでない役者とのギャップ差があるように思え、ちょっとアンバランスに感じた。

    表現が適切か分からないが、かなり美味しいカレー(脚本/演出)を食べているのに、中の食材(役者)のバランスが悪くて、本来の実力ほどの味を感じることができなかったというのかな・・。もっと美味しいはずなのに、といった具合。。

    最後に、色々感想を述べたが全体的にクオリティが高く、ちょっと大きい劇場で十分勝負できるレベルだと思う。(本多劇場、サンシャイン劇場クラス)

    賛否両論あると思うが、劇団の更なる飛躍として、有名芸能人をゲストで公演してみたらと思えるなあ。


    >劇団の方へ
    色々な面でレベルの高い、素晴らしい劇団だと思います。
    関係者の方で、もし掲示板の
    「【ご参考】残念な公演の共通点について」をご覧になったことがない方が
    いらしたら、ぜひ参考にして頂けたらと思います。


  • 満足度★★★★★

    プロの仕事でした
    脚本・演出・演技・美術・・全てにおいて高いクオリティーの見応えのある舞台でした。観客を満足させるという意識が高く、正しくプロの仕事という感じでした。ストーリーはスピーディーで面白く、頭をフル回転させないと置いていかれそうになりますが、舞台前・休憩時・公演後に配られるパンフもあり、理解出来るように考えてくれています。2部構成で、途中休憩を挟みましたが、後半は惹きこまれ過ぎて(?)「ガン見」でした。脚本の久保田さんって、本当にすごいなぁと思いました。役者さん達のレベルも高く、特に信長役の沖野さんは、迫力があり存在感が圧倒的でした。皆の評価が高いのが納得出来る素晴らしい舞台でした!

  • 満足度★★★★

    いつもながら見応えのある歴史劇!
    本能寺の変を中心とする戦国時代でも一番面白い部分を歴史の裏解釈的に描いた本作、「耳があるなら蒼に聞け」でも描いた歴史の裏解釈、実はこれが真実なんじゃないかと思わせるほど、興味深くて震えが出るほどに実に巧妙!…毎回思うが、久保田さんの頭の中はいったいどうなっているのやら?(^^;;;
    キャスト的にも、狂気の信長を演じる沖野さんら初演から引き続きのボク団の役者さん達に加え、私的に贔屓にしている他劇団からの客演の柴木さん、小沢さんらもそれぞれの持ち味を存分に楽しめて◎!(^^/

    ネタバレBOX

    「蒼に聞け」の前に作られている作品なので、歴史の展開に主軸に目を奪われて、忍び衆の中に沖野・龍馬が演じたような歴史上の人物の「思い」にまで踏み込んだところまで観れず…
    また、死んだと思われていた忍びが実は生きていたり、序盤で風花が初めて化人の術を使ったときの変わりの相手を茶々の役者がやっていて、あれ?市に続いて実は茶々も風花か?と変なところに思いが走って、忍び衆が最後どうなったのかがぼかされていて掴みきれず…
  • 満足度★★★★★

    忍びの本質
     信長が“うつけ”と呼ばれていた時期から、今川を討った桶狭間、天正月伊賀の乱を経て本能寺の変でその命と勢いを断つ迄を、歴史の表舞台で語られていることではなく、表舞台では謎や不思議と捉えられている事柄を忍びによる様々な術の歴史として解き明かした傑作。

    ネタバレBOX

     
     隋所に笑いを鏤めて観客を飽きさせず、時代の荒波の只中を人間らしく生きようと欲する下忍の夢を、決して諦めようとしないその秘められた情熱を、忍びの術の本質総てを用いて劇化して見せた所が凄い。
     途中、休憩を10分とって約3時間の長丁場だが、絶対お薦めの作品。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしいの一語。
    涙も笑いも情熱も、全てがこもった三時間。
    役者、筋書き、演出、どれをとっても素晴らしい。
    もしどの芝居を観に行くか迷っているなら、これを選べば間違いありません。

  • 満足度★★★★★

    3回目です
    この演目は再演だそうですが、今出舞さんが見たかったので、今回初めて劇場に足を運びました。
    最初はただストーリーのどんでん返しの連続や、舞台上の演出にびっくりするばかりでした。
    2回目はちょっと落ち着いて役者さんの動きを見てました。
    3回目でやっと、驚きは抑え目で、ストーリーと役者さんの演じる登場人物の感情を見つめることが出来ました。
    結果、初めて涙を流しました。戦国の世です。織田信長をはじめ、歴史上の大人物が出てくる話で、そんなのよく知ってる、忍者出してフィクションぽくしてもなんだかそらぞらしい、とどこかで思って見てました。フィクションなんだから当然だと思います。
    でもこの人たちが本当にそこに存在して、一生懸命生きている息遣いが聞こえるような気がして、幸せになってほしい、ハッピーエンドであってほしいと思って見守り、エンディングに痛快さと悲痛さ入り混じった複雑な気持ちにさせられます。それを3度も、わかっているのlに3度も味わって、やっと涙で表現できました。
    何度も見るべき舞台と思います。
    あと2日、あと3回しかない。なるべく何回も見たいし、DVDなり繰り返し見られるメディアになってほしい。
    そして再々演はかつてないということですが、あと3回の集客数によっては…と期待したくなります。
    興味を持たれている方は、ぜひ観に行ってください。

    ネタバレBOX

    最初に見たときは、老忍者の招待を間違えそうになりました。名乗っているのですけど…
    随所に小ネタみたいのがあって笑わせてくれるんですけど、ドラマがシリアスで笑えません。役者さんも笑うのこらえて演技しているのがわかります。ようく見てください、自然と目を逸らして気持ちを落ち着かせようとしていますから。客席の人もそうかもしれません。感じてください。
    そしてその小ネタ、毎回少しずつ違います。2回見ればそれに気づいて楽しい。3回見ればもっと楽しいです。

    実は途中に休憩があります。教えてくれませんけど。入場時にパンフレットを配り、休憩時に実は役者さんの配役はこうなんだよというパンフレットを配り、終演後には役者さんこういうことやってる人なんだよというパンフレット配ります。トイレとか行きたいでしょうけど、全部ゲットしてください。

    カーテンコールは拍手止めなければ1回出てきてくれます。ぜひ万雷の拍手を。

    チケット完売!という回でも、実は椅子を置いて客を入れることができるので、完売でも劇場に来てほしいそうです!千秋楽は立って観るつもりで行きませんか?
  • 満足度★★★★★

    ヤングチーム
    本公演とはもっと役者さんを入替えても面白いのでは無いかと思いましたが、それなりに舞台を維持するためには仕方のないところかと思います。
    ヤングの方々のなかでもレベルの差はあり、ヤングチームの役者さんに合わせた本では無いため演じる難しさのあるなか、良く演じられたと思います。
    本公演チームの凄さを再実感するなか、ヤングな吸収の良さ、試行錯誤の結果を観ることができ、違った面白さがあり楽しめました。
    また本公演ではないのでところどころで遊びが入っており、それもまた楽しめる舞台でした。
    機会があれば今後も続けていっても良い試みでは無いかと思います。

  • 満足度★★★★★

    知らぬ阿呆に観ぬ阿呆…同じ阿呆なら観なきゃ損・損
    史実のうち、確認できていない部分を創作し、演劇らしい新解釈を加えた面白い内容だった。その軸にこれまた闇の世界で蠢く集団に光を当てて、自由度を広げる手腕が素晴らしかった。また、観せ方としてミステリアスな部分も取り入れ、3時間(途中休憩あり)近い公演にもかかわらず飽きることはなかった。
    この劇団の公演はいつも多くのキャストが出演する群像劇であるが、今回は若手バージョンの公演もあり、キャスト陣の厚みも感じた。

    ネタバレBOX

    時は戦国時代(織田信長が織田家当主になり、本能寺の変で死亡したとされる迄)、その終焉とも言える大阪夏の陣(大阪城落城)を遠目に回顧話をしている3名がストーリーテラーとして登場。

    後の豊臣秀吉が伊賀の里出身の忍者、本能寺の変は豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀の3武将共同謀反という設定。織田信長、明智光秀の遺骸は発見されていない、もしくは正確に確認できていない。それを根拠に明智光秀は後に天海僧正になったと...。

    伊賀忍術を駆使し、時の権力者と渡り合うエンターテイメント...その奇想天外なストーリーが本公演の魅力であろう。脚本・演出の面白さだけではなく、演技もコミカルでありながら、迫力あるシーンをしっかり観せる。そして魅せる。

    今後もこのような楽しい公演を期待しております。
  • 満足度★★★★

    難しい。。。
    ボクラ団義の作品にはあえて★4つまでしかつけない、という変なポリシーを持っている者です。すべてのものは完成した瞬間から朽ちはじめるのだ。

    今回のコレは初演から数えて5回ぐらい観てやっと80%ぐらい理解できたかも。まだ気づいてないところがいっぱいありそう。それくらい難しく奥深い。

    まず僕が個人的に歴史苦手ってこと。
    もうひとつは字幕や台詞などverbal informationが多すぎる。

    それでも、その上で、もう、すごいとしか言いようがない出来。
    すべての作品に共通する見せ方、フォーマットのようなものを確立しつつ、この完成度でいろんなジャンルを制覇しにいってる団体を、僕は他に知りません。
    動員という数字ときちんと向き合おうとしている点も好評価。

    …さて。
    PlayAgainは毎回いろいろグレードアップしてますがキャストだけは初演の方がよかったと思うことが多いのです…。

    たとえば柴田勝家、蜂須賀小六、そしてもちろん八屋団蔵。初演がとてつもなく魅力的なキャラクター&キャストでした。今回別の役者さんが演じるにあたってそれぞれ十分なキャリアと実力のある役者さんだから初演をマネようとは思っていないのでしょう、違った解釈で楽しめました。ただ、それでもなお僕は初演の方が好きです。

    余談ですが事前の予想で蜂須賀小六と柴田勝家のキャストは逆だと思ってましたし、逆だとどうなるのか見てみたいです。

    あとはもう沖野晃司ショーですな。
    いや、そうならないようにキャスト全員が必死でせめぎ合ってるのが見どころ。笑
    やってる人たちは絶対楽しいわ、これ。体力的にも精神的にもキツそうだけど。

    衣装も、目が行きがちな部分だけじゃなく足元まで、それぞれのキャラクターが身分に応じた、考証として正しいものを履いている。こういう隙のなさがボクラ団義の底力。

    やや苦言を呈しておくと、音楽の使い方が安易になってきたように感じます。これはボクラ団義本体ではなくACRAFTの「天誅」や「紅蓮」シリーズあたりを経て顕著になってきた。以前だったらあえて音楽を入れなかったであろうシーンで薄くBGMを流したりとか。オリジナルサントラも、うーん。アイドルのイメージDVDとかに入ってる、いかにもLogic使って全曲一晩で作りました、みたいな感じ…。

    もうひとつ同様の影響か、派手に見せようとしすぎの感もあり。舞台上あちこちでいろんなことが同時に起こりすぎていて追いかけきれない。
    脚本、演出、役者がきわめて高水準で揃っているのだから、見せ方自体は素朴でも十分見応えがある作品ができる、という自信を持ってほしい。って、前作「シカク」で僕が期待する「ボクラ団義らしさ」は炸裂してたから今回こういうのもいいかー。

    ネタバレBOX

    大音文子は本キャストのバカップルぶりだけでなくヤングでも素晴らしかった。
    十歳の茶々は当然イジられて笑いを取るであろうところまでは予想できたが、迫力あふれる大人の淀君に一瞬で切り替わるシーンは見てて背筋に寒気を感じるほどだった。

    凛。下忍チームの中でも最も常識人であり、観客の声を代弁してくれる凛ちゃん。死遁の術で生きていた、というところまでは初見で理解していたものの、より明示的に描かれていてよかった。
    裏設定では、お江も姉二人と同様に風花の子だから下忍チームで見守ろう、ということだったのではないかと。お江本人は侍女(?)の中にさっきまで老人に聞かされていた「歴史」の主人公たちが「忍んでいる」ことに気づいていなかった、という展開が今回やっとわかっておもしれー!と思いましたとさ。

    あとヤングチームを観て気づいたこと。
    風花は風花として単独で存在するというより、いかにお市に食われるか、みたいなところで成立しているように思います。食われっぷり、という点で言えば大友歩は往生際が悪いというか、森田涼花や今出舞とは違う風花を演じてやろうという気概は感じました。
    髪型が一人だけ昭和みたいでしたが。。。

    大友嬢は前説でも大活躍してる、もはやマスコットキャラみたいな扱いですな。久保田氏との「ちょっと大友くん!」コント、いつも楽しみにしてます。
  • 満足度★★★★★

    ボクラ団義の真骨頂
    やはり凄かった!!!
    初演を観たときも“本能寺の変”の謎にあんな解釈ができるのかと思ったけど、再演を観て改めてホンマにありそうやなと思った

    時の劇団らしい時間移動に殺陣・ダンス・伏線の張り方にその回収、シリアスになり過ぎない絶妙な笑いとボクラ団義の真骨頂と思えるくらい全て詰まった舞台
    それを彩るセット・衣装・音楽・照明・映像も全てが凝っていてそれだけでも見応えがある

    初演の時より、重厚感というか舞台に深みが出ていてゾクゾクする雰囲気が漂っていた
    それだけでなく、その時代に生きた武将や女たちの熱い生き様が伝わってきて観ていて熱くなってきた
    それぞれの関係性を微妙に匂わせる目線の送り方や表情、態度など細かい演技も多く、何度観ても新たな発見があるからまた観たくなる

    本当にたくさんの人に観てほしい作品

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